ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

12月19日、274回目の「火曜行動」です。

2017-12-19 16:57:58 | 火曜日


久しぶりに70階段を上って府庁前に行って参りました。







大阪城公園内の木々には既に葉っぱも無くなっていました、完全なる冬の到来です。〈笑)




でも早咲きの桜は既に花をつけ始めていました。





大阪府庁が見えて来ました。





府庁前到着です。陽射しがあるところは暖かいですがビルの谷間なので風がとてもきついです。





今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん。




写真は松尾さんが走り回りながら実況で送って下さいます、皆さん、今日もよろしくお願い致します。




長崎さんのはじめのアピールです。

⁂長崎さん


・今年もあと2回となりました。子どもたちの笑顔が皆さんにより守られたという報告ができるようにして終わりたいと思います。

今日は大変風が強くて大変ですが、気を付けて頑張りましょう。日本人として、保護者アボジ・オモニとして、生きづらさを抱えている人に思いを寄せている人、いろいろな人が訴えをしています。(今日のレポートは全て陶山さんです)







城北の保護者であり火曜帽子の生みの親であるユハさんが今日はトップにアピールをしてくれました。

⁂城北ハッキョのオモニから


・先日東京第1初級学校の参観に参加された、一般の方のブログを読ませていただきました。彼氏が在日の方でデート感覚で行ってみたそうです。行く前から彼氏は朝鮮学校のいわゆる「あらさがし」に行くと意気揚々としていたそうです。しかし実際に行ってみて愕然として帰ったそうです。

子どもたちの様子、書かれた絵、教育内容、教科書の内容、質疑応答、本当にびっくりされたという内容が書かれていました。

私の日本の友人の中にも朝鮮学校の存在すら知らない方、たくさんいらっしゃいます。もちろん今の現状もそうです。

日本が大阪がオリンピックや万博を目指すというなら、まずはすぐ隣にいる外国人、在日朝鮮・韓国人のことを知ってください。そして朝鮮学校を自分の目で見て実感してほしいです。歴史認識の違いや政治、いろんなことがありますが、まず見てさわって出会うことから始めましょう。


阪神淡路大震災の時、がれきの中で、朝鮮学校の校庭には、在日韓国・朝鮮人だけでなく多くの日本の方々と焼肉を食べていたという話を聞いたことがあります。

前を通った人、みんな一緒に食べようや、頑張ろうやと声かけあったと聞いたことがあります。私たちは私たちだけ特別な権利をくださいと言っているのではありません。あのときのようにみんな同じに分け隔てなく生きていきたいだけなのです。日本にあるすべての学校の中から朝鮮学校だけを排除しないでください。公正な判決が下されることを期待しています。


⁂長崎さん


・7月28日の高校無償化裁判、大阪地裁は全面勝利判決でした。一日も早く確定してほしいと思いますが国が控訴しました。先日14日に控訴審がありました。

普通、国のほうは、国が訴えられたとしても書面をもって弁論するということはないのですが、今回なりふり構わず出してきました。反論する中身は本当に中身のないものです。

この裁判で高校の無償化からすべての子どもたちが教育を均等に受けられるためにとられた法律の趣旨、この精神から朝鮮学校だけを排除するのは違法ですよ、朝鮮学校の教育内容、そして朝鮮学校の設立経過を見たときに、朝鮮学校作るときに民族団体がかかわるのは至極当然のことで、これがかかわるから不適切とは言えない。

そして民族教育は自分の国の言葉や文化・歴史を正しく誇りを持って肯定的に学ぶのが基本であるから、朝鮮学校の教育が本国の歴史や指導者を教えるにあたって、これが不適切とは認められないという、本当に素晴らしい判決でした。

これに対して国はまともな反論をしてきたのか?相変わらず根拠を出さずに、国は教育基本法を持ち出して、この法のうたっていることに当たらないから出さないのだと言っている。そもそもこの教育基本法の一番の趣旨は、平等であり人権であり、すべての子どもたちが等しく大切にされて学ぶことが本来の趣旨です。

ことさら反社会的団体とのかかわりをこじつけて言おうとしたことに対して、裁判官がこれは証拠と言えない。そして公安情報についても、弁護団から公安調査のやり方については裁判の中でも不適切ということで却下されていると指摘されました。


こちらが出した陳述書で素晴らしかったのは、前文科省で次官をしていた前川喜平さんの陳述書です。文科省の中でそもそも朝鮮学校も適用するべきだとあったんだとはっきりと出しました。

国は下村文科大臣だけが言ったのでなく、文科省の中で朝鮮学校に適用することについて否定的な意見があったと言い出しました。しかし前川さんははっきりと、そんな議論は自分が知る限りなかった、国が出している望月証人は自分の部下であったが、自分のところには一切報告はなかったと言っています。裁判の中で明らかにすべきことは、本当の真実です。その裁判の中で守らなければならないのは子どもたちの人権です。


人権というとき、私は今日、生野初級、第四初級、東中を訪ねてリンゴを届けたけど、その時、生野初級幼稚班の子どもたちが、「アンニョンハセヨ」と手を振ってくれた。この子たちを見るとき、いま大阪市・国がやろうとしている幼児教育無償化のことを思います。

今大阪市が取り組みだした4才からの幼児教育の無償化、幼稚園の子は今無償です、保育園の子にも同額の補助が出されています。でも朝鮮学校の幼稚班の子には適用されていません。

すべての子どもたちが笑顔で、次世代を担うとして健やかに育つということが、これからの幼児教育。2才、3才、4才の子どもを朝鮮学校にいるからという理由で、幼児教育の無償化から排除するというのは、高校無償化から排除していることより以上に、おかしが浮き彫りになると思います。


2、3、4、5才の子どもたちに日本と朝鮮半島の緊張の問題や拉致の問題の責任が、一体どこにあるのでしょうか?そしてその子どもたちを育てている親御さんたちは、今、日本社会が少子化に苦しみ、次世代を育てるのが大きな課題になっている中で、ちゃんと税金を払い、自分の子どもを育てながらやっている人たちに対して、朝鮮学校に行っているという理由で排除している。これはいびつなグロテスクなことだと思います。こうしたことを見過ごしている社会、私たちの暮らしを本当に困ったときに手を差し伸べない社会、そんな冷たい社会を作っているように思います。


大阪府庁で働いてる皆さん。自分の子どもたちや孫たちが、だれにも受けられる権利を自分の子や孫だけが、手を払いのけられたらどうでしょうか?考えてください。次の高裁は2月14日です。一日も早く勝訴判決が確定するのを願っています。







火曜バンドは今日も変わりなく1時間演奏を続け参加者を鼓舞し道行く人々の耳目を集めました。







基本スローガンはソウルのソンミヒさんらが先日作って持って来てくださったものです。「我々が帰ってもこの横断幕は残り皆さんと行動を共にする」と仰った言葉が今も胸に染みています。

















続々と頼もしい仲間たちがやって来ました。




イケメン三銃士ほとんど休むことなく来てくれました。府庁前の風物詩でしょう。






東成の朴栄致さん、論理整然と今日もアピールして下さいました。

⁂朴さん。

先ほど、大阪城公園の中を通ってきたら多くの観光客がいました。特に外国・アジの方々が多く、活気があります。しかし大阪府が朝鮮学校にだけいじめ・差別をしていることをこの方たちは知っているのかわかりませんが、分からなくても知っていてもそういうことはあってはならないことだと思います。


先月11月14日にスイスジュネーブで行われた国連人権理事会による日本政府に対する第3回普遍的定期審査(UPR)で、高校無償化制度を朝鮮高校にも適用するよう求める趣旨の勧告が、各国から次々と出されました。社会権規約委員会や人種差別撤廃委員会などの機関からは、すでに高校無償化問題を含む、朝鮮学校に対する差別是正を求める勧告が再々にわたって出されていますが、今回のUPRにおける韓国が出されたのは初めてということです。

たとえばポルトガルは「地方自治体の責任下にある学校も含め国内のすべての学校に高校授業料無償化及び就学支援金制度が適用されることを確保せよ、と、現在各種学校認可を受けた外国人学校の中で唯一阻害されている朝鮮学校にも適用するように」と勧告しました。またパレスチナは「学校入学の完全なアクセスをすべてのものに確保し、特に女性と子どもの平等な教育のアクセスに関して、マイノリテイ集団が直面しうるすべての障害を取り除くための努力を継続せよ」と勧告しました。

またオーストリアは「社会権規約委員会及び人権差別撤廃委員会の勧告に従い、マイノリテイの子どもたちが差別なく教育への権利を享受することを確保せよ」と、日本政府・文部科学省に各国が迫っています。なんで朝鮮学校だけを除外・排除するのか。中華学校やカナダ学校、インターナショナルスクール、アメリカ、台湾、韓国等々の外国人学校はすべて高校無償化制度による就学支援金を保護者の皆さんは受けているのですが、朝鮮学校だけが未だに除外されている。

それに対して世界各国がおかしいではないかということを国連の場で言っているのです。なかなか日本のマスコミは国連でのこういう人権問題に関する勧告は取り上げてくれません。取り上げても、日本政府が反論したことだけ取り上げて、あたかも日本政府が朝鮮学校のみを排除・除外・差別しているのが正当かのように言っていますが、政治外交と教育の問題は切り離さないといけないというのが国際スタンダードです。教育の現場に外交や政治の問題をを持ち込んではいけないというのが国際的基準なんですね。この基準に合わせて日本政府も朝鮮学校への差別やめなさい、逆に保護しなさいと言っています。地方自治体もそれにしたがってやらないといけないと思います。


また12月14日の控訴審に出された前川さんの陳述書で、「高校無償化に朝鮮学校が指定の対象になることは当然と考えられていた」と明らかにしています。また「朝鮮学校が朝鮮総連や北朝鮮と一定のつながりがあることは、その設立経緯から明らかで、当然立法サイドも認識していたはずだ。急に持ち出す問題ではない」と言っています。また「それは教育・民族教育を行う以上当然で、私立学校の建学理念や運営主体が多様である範疇にとどまるということが、当然の前提として文部科学省内で共有されていました」と明らかにされています。公式な裁判の陳述書で明らかにしています。


産経新聞は朝鮮学校外すために、後付けの根拠をするためにみんなで知恵を絞らなければならない。朝鮮学校外すために国と政府そして省庁が一体となって知恵を絞る時だというような社説までのせてた。ないこともあるように、ウソついてでも外さなあかんと言っている。日本政府・文部科学省は、教育に政治や外交を介入さることを直ちにやめて素直に負けを認めて、朝鮮学校に無償化を適用し、大阪府・市も補助金を出すのがもっともだと思います。






黙々と記録を続ける陶山さん❣️












若者と一緒の横道さん❣️




















斎藤さーん、お久しぶりです、出張続きでお疲れ様でーす。








11月,12月続けてソウルでの水曜デモに参加された森本さんの報告です。

⁂森本さん


・アンニョンハセヨ。ソウルの水曜集会に行ってきました。11月12月と連続で言ってきた。

三線持って、日本の大阪での火曜日行動を宣伝してきました。

日本の慰安婦問題ごちゃごちゃ言っているのと、韓国の水曜集会を一目見たら、全然違う。ガーンと伝わってくる。この問題は過去の問題でなく、特に若者の未来がかかっている。

ほとんどが若い人で11月はほとんど小学生で、授業の一環だと思う。しっかりしたまなざしで参加していた。帰るとき手を振ってくれて日本と韓国の間を繋ぐことができるかな。1月も行く計画をしている。


単独で行ったら、日本と韓国近いなと思う。距離も時間も費用も東京に行くのと変わらない。もっと頻繁に行けると思った。ハングルのあいさつを調べていった。チョヌンハングクガチョアヘヨ(私は韓国が好きです)チナンタルドヨギヘワッソヨ(先月もここにきました)というとワーと受けてハングルが通じたなとうれしかったです。こんな感じでどんどん日本と韓国の間を往復して、連帯していきます。次も寒いの覚悟していってきます。









つじさんお久しぶりです。





火曜のマドンナ申さんの報告です。

⁂留学同、申さん


・先週の金曜日に文科省の前で行われている金曜行動に参加してきました。金曜行動に参加する前に文科省の役員の方にあってきました。留学同の仲間、北は東京から南は九州の全国の学生代表が集まって文科省の方々に直接話をしました。


なぜ朝鮮学校に通う子どもたちだけが差別されなければいけないのか
高校無償化制度から朝鮮学校だけを疎外することは不当であるということを強く主張してきました。

しかし文科省の方々がおっしゃったのは「私たちは法令に基づいて進めてているので私たちにはどうしようもありません」の一言だけでした。私は悔しくて涙が出てきました。

私たちがしゃべっていることを何も聞いていない。何も考えていないのだなと思いました。

国の制度を決める方々が何も考えていない。そして朝鮮学校だけを除外しているということに腹が立ちました。その悔しい思いを持ちながら金曜行動で叫んできました。大阪での無償化裁判が勝訴しうれしさに包まれたのですが、そのことを報告し、全国で闘っているみんながいるということ、そして、ここで火曜行動で頑張っている皆さんがいるということを、全国の一緒に戦うみんなに伝えてきました。


全国で闘っている方々がいます。そして日本の方々がいます。希望をもってこれからもいい社会を作れるように頑張っていきましょう。









くっすんさんが今日も愛の配達です。





長崎さんが何回も繋いでくれます。

















歌舞団のマドンナも一緒です。





最後の最後まで演奏を続ける火曜バンド❣️





最後は歌舞団の歌姫の音頭で「勝利のその日まで」をうたいました。この歌が完成されたのは2月27日だから10ヶ月の間歌い続けました。













みんなで歌います。力が湧き出ます。




いつもの駐輪場で申し送りです。

















来週は今年最後の火曜行動です、終わって参加者みんなで昼食をいただこうと提議がありましたが、お店に予約しに行ったら来週はお休みだそうです。1月9日に新年の初食事会にしますね。こ了承下さい。








大阪城公園内を歩いて帰っていたらこの木は万両でしょうかあ?とても鮮やかに咲いていました。




青空に映えていますね。同じ頃東中ではサッカーの安英学選手が来校され生徒たちのまえで「夢は叶う」というとても力が湧く講演と交流をしてくださったそうです(^∇^)
ではまた来週おめにかかります(^∇^)

















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