風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

「それでも人は一人だよ、宇宙でたった一人だよ」 「でも、ここにいるのは二人だよ」

2015-08-20 12:07:36 | 名ゼリフ





                      





ももいろクローバーZ主演映画『幕が上がる』における、要のセリフがこれですね。

無人の駅のベンチに腰掛ける二人。演劇の強豪校からの転校生、中西悦子(有安杏果)を演劇部に誘う高橋さおり(百田夏菜子)。

それまで心を閉ざし気味だった中西さんが、その思いのたけをさおりにぶつけ、さおりはそれをしっかりと受け止め、一緒に演劇をやろうと誘う。


夜空を見上げながら、中西さんが呟きます。



中西「高橋さん、それでも人は一人だよ、宇宙でたった一人だよ」

それを受け止め、さおりが中西に語りかけます。


高橋「でも、ここにいるのは二人だよ」




人は所詮一人。でも、

一人じゃないんだよ。



星の集まりがまるで川のように見える、天の川。

人もまた同じ、一人一人バラバラに存在していても、遥かな高みから見れば、くっついてみんな一つ。


一人だけど、

一人じゃないんだよ。



だから、一緒にやろう。

あなたはあなたのままで良いから。



……青春、だねえ。




映画『幕が上がる』主題歌、ももいろクローバーZ 『青春賦』


思い出が勇気に変わる

ひとり決めた夢を固く握って

けしてたどりつけない はるか遠く

それでも ただひと筋に

僕たちは 歩いてゆこう
(作詞、桑原永江。作曲、しほり。『青春賦』より一部抜粋)



この映画の劇中劇、『銀河鉄道の夜』の原作者、宮沢賢治の言葉で私が一番好きな言葉


【永久の未完成これ完成である】


もう何度も引用させてもらってますが、青春とはまさに、「けしてたどりつけない、はるか遠く」の夢へと向かって、「ただひと筋に」歩いて行くこと、なんですね。


永久に完成することのない完成へ向かって歩き続ける。その姿がすでに完成しているのだ。

それがつまりは、

「青春」というもの。


青春って、決して若い人達だけの

専売特許じゃ



ないんだよ。




走れ!-Z Ver



「君が好き」

それだけで世界を 変える?

変わる?
(作詞、INFLAVA。作曲、Koji Oba/michitomo。「走れ!」より一部抜粋)


世界は変わるよ。

キミの想いさえあれば、

世界は必ず変わる。



それが、青春。