『神は敬によって威を増し、人は礼によって徳を得る』
神社の手水舎で手を洗い、口を漱いでから参拝する。神社参拝の常識中の常識です。神の前に立つとき、少しでも己の穢れを濯ぐ。神を敬うからこその行為ですな。汚い恰好のまま、尊いお方の前に出るわけにはいかんでしょ?ましてや神様は見えない。見えない存在に対して、どこまで敬意を表すことが出来るのか。
これはその人の、まさに「人間性」が見えてしまうんですな。
怖いですね~。
神様を使いっ走りのようにしか思ってない人達、小銭をポーンと投げ入れて、厚かましくも自分の欲望を叶えてくれと、臆面もなくお願いするような人達には、基本的に神を“敬う”という気持ちが欠如しているとしか思えませんなあ。そんな厚かましい連中の願いを叶えてくれるような神って、何者?
あとが怖いんじゃね?
神様には感謝だけを捧げる。あとは自分で生きていく。それが人としての正しいあり方。
神社は自分を見つめる場所です。決してお願いなんかしてはいけません。