風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

平成最後の日 ~今日までそして明日から~

2019-04-30 05:04:55 | 日記

 

 

 

 

 

今日で平成の御代も終わりを迎えます。

 

そういえば、平成という文字を分解して

「一」「八」「十」「成る」(イワト成る)

 

と、読んだ方々がおられましたが、はたして

 

「イワト」は成ったのでしょうか?

 

その方々は、「令和」という文字をどう読むのでしょうねえ。

 

まあ、それはともかく、明日からの新たな時代、私は今まで通り

 

私を生きていくだけ。

 

 

 

 

『今日までそして明日から』作詞、作曲、歌。吉田拓郎。

 

 

 

 

 

 

昨日の「昭和の日」にアニメ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の最終話を見ました。

 

時間断層の奥深くに取り残された、古代進と森雪。

古代は絶望に打ちひしがれ、雪のもとへ戻ろうとしない。雪が差し伸べた手を一瞬取ろうとしますが、すぐに止めてしまい、二人の距離が離れようとした、その時、

 

赤子のような小さな手が古代の手を取り、雪のもとへ導きます。こうして再び手を取り合う二人。

 

すると二人のいた空間が、まるで女性のヴァギナのようなかたちに開き、ヤマトが現れる。

 

ヤマトが二人を救出にきたのです。

 

これはなんだろう?空間が開く様は、まるで「天の岩戸開き」のようだし、古代と雪の二人はまるで

 

イザナギとイザナミだ。とすると、二人を導いたあの小さな手は、未来の二人の子供、つまり

 

ククリ姫か!?

 

これはこれからの時代の暗示なのか?これから生まれ来る、あるいはすでに生まれている子供たちによってつくられる、新たな未来、平成が終わり、令和そしてその次の時代へと続いていく、日本の将来を

 

新たな「神話」の時代の到来を

 

暗示しているかのようだ。

 

「令和」そしてその先の時代と、日本には色々なことが、本当に色々なことが起こるでしょう。それでもなんだか

 

それでも日本は・

 

その未来は明るい、なんとかなる。そんな気がしました。

 

 

平成が終わる前日、昭和の日に、この作品を観ることができた縁に、感謝します。

 

 

 

 

作詞、阿久悠。作曲、大野克夫。歌、沢田研二『ヤマトより愛を込めて』

 

 

 

 

昭和天皇に感謝いたします。そして、30年に亘り国民の象徴としてのその地位を全うされた今上陛下に、心よりの感謝を捧げます。

 

ありがとうございました。


元みどりの日

2019-04-29 05:47:30 | 有安杏果

 

 

 

 

 

杏果はもう緑の子ではない、ですが

 

「みどりの日」といいますと、ついついね(笑)

 

 

 

 

『緑の街に舞い降りて』「坂崎幸之助のももいろフォーク村」より。

 

ユーミンが、我が岩手県の県庁所在地である盛岡市のことを歌った曲。この曲を有安さんがカヴァーしています。

さすがの有安さんもユーミンの曲はやはり難しいようです。でもなんとか歌いこなしてる。最後に「やんや、やんや」と言っているのは坂崎さん。

 

元緑の子が、元みどりの日に、緑の街の歌を歌うのを聴く。

 

我ながら良い趣向だ(笑)

 

 

 

 

 

 

私には連休などまっっっっっっっったく、関係ありませんが、休めるかたはどうぞゆっくりお休みになって、英気を養って下さいね。

 

私にはまっっっっっっっっっっっっったく、

 

関係ないですけど(笑)


有安さん、メディア情報

2019-04-28 09:21:41 | 有安杏果

 

 

 

 

 

「月刊スカパー5月号」

3月に行われた『サクライブ2019 Another Story』のライブ・レポートを記載。

 

 

 

 

「月刊大人ザ・テレビジョン6月号」

某日、テレビ朝日本社にて行われた、有安杏果さんへのインタビュー記事を記載。

 

 

いずれの記事も、5月19日(日)にCSテレ朝チャンネルにて17:00より放送される番組

 

『有安杏果サクライブ2019 ~Another Story~ テレ朝チャンネル版』

 

の番宣ということです。

 

 

テレ朝への久々の訪問に、杏果は素直に「懐かしい」と思うわけですが、この「懐かしい」ということさえ、今の杏果は安易に発信できない。そんな言葉にさえ、くだらないいちゃもんをつけてくる輩がいるからだ。

 

有安さんのオフィシャル・ファン・サイト「スマイルーム315」ここに寄せられている有安さんの日記は、かつてももクロ時代に綴られていたブログのようなリラックス感があって、とても暖かく親しみやすい。

「スマイルーム315」は、有安さんのいわば「安息の地」なのだろう。

 

 

意識されない「悪意」という奴はとても始末が悪い。

 

悪意ある芸能マスゴミの捏造記事を簡単に信じ、さして興味もないくせに、暇つぶしの井戸端会議の話題にして悪口を吹聴する。こうして悪意は拡散していく。

 

そこにいるあなた!あなたもまた、この「悪意」の拡散に知らず知らずのうちに加担しているかも知れないのですよ。

わかってる?

 

 

 

あまり多くを言うつもりはありません。なにを言われようと、ほとんど釈明も反論もしない有安さんの姿勢には、ただただ頭が下がるばかり。

だから私もなにも言わない。

 

私はただ、有安さんを見守り続けたい。

「スマイルーム315」を通じて。

 

 

 

 

 


【ももクロMV】ももいろクローバーZ『The Diamond Four』MUSIC VIDEO

2019-04-27 09:09:37 | ももクロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月17日発売、ももいろクローバーZの5thアルバム『МOМOIRO CLOVER Z』のリード曲、「The Diamond Four」のМVが公開されました。

 

ももクロの普段のワチャワチャ感をエンタテインメント風に表現するとこうなる、ということか。

 

私は基本、ラップは苦手なのですが、ももクロのラップはなぜか嫌いではない。なにかいい感じに「中和」されちゃうんだろうね。

 

えっ?なにが中和されるのって?

さあ、私にもよくわかりませんが、きっとラップ本来の持つ「なにか」なんでしょうねえ。

 

それはともかく、いいМVですね。曲そのものよりМVの方が好きかも(笑)

 

 

このワチャワチャ感、これがアルバム全体をリードする曲なら、

 

益々、楽しみだ。


世界が尊敬する日本人100人

2019-04-26 09:21:20 | エンタメ総合

 

 

 

 

 

News Week誌による、「世界が尊敬する日本人100人」。

 

プロテニスプレーヤー・大阪なおみ・元プロ野球選手・イチロー。「名探偵コナン」原作者・青山剛昌。芸術家・草間彌生。

 

などなど、これらの方々と並んで、こんな方も選ばれました。

 

 

 

 

 

貞子おおおおぉぉぉぉぉおおおっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

J-ホラー黎明期。超低予算に短い撮影期間の中でいかに怖い映像を作るか。スタッフは試行錯誤を繰り返していました。

そんな中から生まれたのが、ホラー映像の基本的な作り方を提唱した理論。いわゆる「小中理論」です。

 

『ウルトラマンティガ』や『ウルトラマンガイア』の脚本家としても知られる小中千昭氏によるもので、この理論のなかに、

 

「幽霊はなにもしないで、ただ立っているだけなのが一番怖い」

 

というものがあって、貞子はまさにこの、小中理論に忠実に則って作られたキャラクターだと思われますね。

貞子はテレビ画面からニョニョニョと出てきて、畳の上を這いずり回って、その後はただボーッと立っているだけ。直接的な攻撃はなにも仕掛けません。しかしただ立っているだけなのに、人間の側が勝手に恐怖に駆られて勝手に死んでしまう。

 

小中理論の忠実な体現者、それが貞子であると云えましょう。

 

 

思えば日本の幽霊は「四谷怪談」の昔から、小中理論に則っていたと云えるかもしれません。お岩さんなどは

「恨めしや伊右衛門どの~」

と言ってるだけで具体的な攻撃は仕掛けません。ただそれだけなのに、田宮伊右衛門は勝手にじたばたして、勝手に死んでいく。

それは伊右衛門自身の中にある、後ろめたさ、罪悪感が、伊右衛門を殺したとも云えるのでしょう。お岩さんはそれを引き出しただけ。

 

それは貞子もまた同じ、なのかもしれません。貞子は人の中にある「負」の面を増幅させ、それがその人自身を殺すのでしょう。

 

自分から積極的には働きかけない。これはある意味、伝統的な日本女性の「奥ゆかしさ」であるとも云え

 

日本の幽霊には、そうした極めて日本的な「奥ゆかしさ」があると云える、のではないでしょうかね。

 

その奥ゆかしさに、海外の方々は感じ入るところがあったのかもしれず、それ故の貞子の選出であったのか。

 

私にはそんな気がいたします。なーんて、

 

分かりませんけどね。

 

 

 

さて、『リング』のメガホンをとった中田秀夫監督が再び取り組んだ最新作『貞子』が、新元号「令和」となってまもなくの5月24日に公開されます。中田監督の奇をてらわない正統派の演出は好きなので、ちょっと見てみたい気もしますね。

 

 

 

 


ももいろクローバーZ / 5th ALBUM『MOMOIRO CLOVER Z』TEASER Vol.2

2019-04-25 04:36:21 | ももクロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月17日発売、ももクロ5thアルバム『МOМOIRO CLOVER Z』の予告編映像第2弾。メイキングとインタビューから構成されています。

 

4人体制となって初のアルバムは、そのタイトルから並々ならぬ意欲が伝わってきますね。常に進化し続けるももクロらしい、なんでもありな曲構成となっているようです。

 

ももクロにはどんなジャンルの曲でもももクロのものにしてしまう凄さ、他の追随を許さぬオリジナリティがある。

 

常に進化しつつも、その根底には常に変わらぬオリジナリティ。そんなももクロの「今」が詰まったアルバム。どんなアルバムとなっていることやら。

 

楽しみですねえ。

 

 

 

 

 

 

BUBKA6月号の表紙を飾るももクロ。そこに書かれた「いま、信じられるアイドル」そして「胸を張れる人生を」。

 

不祥事続きのアイドル業界の中で、今や本当に信じられるアイドルはももクロしかいない。彼女たちはまさに、胸を張れる人生を送っているといえるでしょう。

 

良い表紙だ。

 

 

 

 

 

 

 

QUEENの2ndアルバム「QUEENⅡ」のジャケットにソックリです。オマージュでしょうね。

 

こういうことが様になる、これもまた、ももクロらしさなんだよねえ。

 

 

 

 


DEEP PURPLE [Demon's Eye] 1971

2019-04-24 06:48:59 | 今日のメタル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中で観客のインタビューが挿入されているのが邪魔ですが(笑)それでも演奏があまりに素晴らしいので、あえてこのヴァージョンにしました。

 

 

ハード・ロックは抑々がブルーズから派生しているというのがよくわかる曲ですね。ていうか、抑々がロックンロールはブルーズから生まれたものであり、そのブルーズへの原点回帰というかたちでブルーズ・ロックなるものが生まれ、アンプ等のP.A類の発達により、そのブルーズ・ロックを大音量で演奏するようになった。エリック・クラプトンのいたバンド、クリームなどがその代表ですね。

そうしてこの、大音量で音を鳴らすブルーズ・ロックから派生したのがレッド・ツェッペリン。ハード・ロックの誕生です。このレッド・ツェッペリンを参考にして、元々クラシックを基調としたアート・ロックの領域にいたディープ・パープルがハード・ロックに参戦したと……。

 

まあ、軽いうんちくを傾ければそういうことになるわけですが、そんなことはまあ、どうでもよくて、とにかく演奏が素晴らしすぎる!10分と長丁場ですが、じっくりと楽しんでいただきたい。

 

素晴らしいよ、ホントに。


『ももクロ春の一大事2019 in 黒部市 ~笑顔のチカラつなげるオモイ~』

2019-04-23 09:06:10 | ももクロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ももクロ、春の定番ライヴ『春の一大事』が、地方自治体と連携した市民参加型のライヴ・イベントとなってから早3年。今年は今月の20日(土)、21日(日)の2日間に亘り、富山県黒部市の宮野運動公園にて開催されました。

 

 

2日間の総動員数は30、982人。一地方自治体のライヴとしては破格の動員だといってよく、さして大きなトラブルもなく、これはももクロとももクロ運営と、地方自治体と市民、そしてモノノフとの連携が上手くいったということでしょう。

 

3年目という事でノウハウも蓄積されてきているだろうし、一連の成功例に興味を向けている地方自治体は、全国に多数あることでしょう。

 

エンタテインメントを通して、日本全国を笑顔でつなげたいという趣旨のこのライヴ・イベントは、これから益々世間に浸透していくことでしょう。来年の開催地も募集されています。どうです?そこの自治体の長さん。

 

募集してみませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、ももクロの向いているベクトルの独自性ね。

 

いや本当は独自なものでも何でもないのかもしれないね。

 

エンタテインメントというもの、アイドルというものの意味をとことん突き詰めていったとき、至る結論はこのかたちしかなかった、ということなのかもしれない。

 

ももクロはどこまでも真っ当な道をとことん突き進んできた。アイドルとして、エンタティナーとして真っ当な道を。

 

それ故の、他の追随を許さない独自性、特異性なのでしょう。

 

 

ももクロはおもしろい。そして

 

素敵だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年の開催は4月18日と19日。

 

さあ全国の自治体さん。

 

 

挑戦だ!


テレビ時代劇『大忠臣蔵』 【第9話】~【第12話】 昭和46年(1971)

2019-04-22 14:55:27 | 時代劇

 

 

 

 

 

【第9話】「大評定」 脚本 池田一朗 監督 古川卓己

【第10話】「葬られた嘆願書」 脚本 池田一朗 監督 村山三男

【第11話】「神文血判」 脚本 池田一朗 監督 村山三男

【第12話】「赤穂城の落日」 脚本 池田一朗 監督 土居通芳

 

 

 

 

柳沢吉保(神山繫)の放った間者、お蘭(上月晃)と兎助(露口茂)は、上杉家の家臣・大須賀治部右衛門(睦悟朗)と手を組み、旅芸人一座を装って赤穂領に入ります。赤穂の動静を探り、あわよくば仇討の目を潰すために。

御側御用人・柳沢吉保としては、赤穂の田舎侍どもに仇討などをされたのでは、自身の権力の座が揺らぐことともなりかねない。それよりはむしろ、赤穂藩士たちが城に立てこもって一戦交えてくれた方がありがたいのです。

 

そうして赤穂を天領にしてしまえば……。柳沢の黒い思惑でした。

 

赤穂藩城代家老・大石内蔵助(三船敏郎)は赤穂城内の大広間に藩士たちを集め、大評定を行います。藩士たちは城に立てこもり籠城戦を行うことを主張、これに家老の大野九郎兵衛(伊藤雄之助)は反対しますが、大石は籠城戦を行うと決定します。しかしこれを後に撤回、藩主・浅野内匠頭(尾上菊之助)の後を追い、殉死切腹に変更されます。

大石の意図を図り難ねる藩士たち。大石はさらに、幕閣に対しこの度の片手落ちの裁定を批判し、鎌倉御成敗式目以来の喧嘩両成敗の法に則り、吉良上野介(市川中車)にも閥を与えるようしたためた嘆願書を書き、使者に持たせて幕府・大目付に提出させようとします。

この情報を得た上杉家家老・千坂兵部(丹波哲郎)は、柳沢吉保と面会し、この嘆願書を受け入れるように促します。普通なら幕府が取り上げるような内容ではないし、大石もそれを承知の上で、ただしっかりと筋を通すという名目のために提出されたもの。これが拒否されれば、愈々仇討以外ないという名分ともなる。

 

だから、これを受け入れてしまえば、逆に仇討の名分はなくなる。

 

 

嘆願書は一度赤穂藩の江戸家老らの手に渡ります。己の保身ばかりを考える江戸家老たちは、これは大変と、内匠頭の弟・浅野大学(河原崎健三)にこれを報告、やはり保身に走った大学がこの嘆願書を握りつぶしてしまう。

こうして、嘆願書が幕閣に届けられることはありませんでした。

 

 

籠城戦から殉死切腹への変更。御城代の考えが理解できぬと、江戸から片岡源五右衛門(江原真二郎)、堀部安兵衛(渡哲也)、奥田孫太夫(河野秋武)の三人が赤穂に駆け付け、大石に仇討をするよう直談判します。これに大石

「上野介の首一つとるだけで、亡き殿の御無念は晴れようか?殿はきっと、この腐れ切った御政道や世の中へ抗議するために刃傷に及んだに違いない」

とし、闇雲に吉良を襲うのは「匹夫の勇」だと退けます。

 

 

赤穂城明け渡しの期日が迫り、城受取りの使者である脇坂淡路守(中村錦之助)率いる軍勢が赤穂に迫ってきました。そんな折、大石は殉死切腹に同意した六十余名の藩士たちを大広間に召集します。

 

その場にてついに明かされた、大石の本心。

殿の御無念を晴らすため、曲がった御政道への抗議のため、

 

吉良の首を取る!

 

驚きと喜びの声が上がる中、大石は集まった藩士たちに神文血判を押させます。その場にやってきた大野九郎兵衛がこれを咎めますが、大石の気迫に押されてしまい、引き下がってしまう。

大野には大野なりの忠義の想いがありました。しかし、あくまで籠城戦を主張する藩士たちの中から沸き起こった「大石暗殺計画」に大野の長男が関わっており、疑われることを怖れた大野は息子と一緒に赤穂から逃亡してしまいます。

 

 

赤穂城受取りの軍勢が到着。大石は脇坂淡路守を先導し城の中へ。

この時、脇坂淡路守を短銃で狙う者が!ここで脇坂が銃撃されれば、いくさとなるのは必至。それを狙ったものでした。

 

石垣の上から脇坂を狙う柳沢の間者。銃弾が放たれようとした刹那!片岡源五右衛門がこれを発見、間一髪これを斬り殺します。

空に向けて虚しく放たれる銃声。これに軍勢は色めき立ちますが、淡路守が「静まれーい!」とこれを一喝し、大石に案内を促します。何事もなかったように進む軍勢。

 

城受け渡しも無事に終わり、すべての手続きが済んだことで、赤穂浅野家は完全に消滅しました。大石たちは浪々の身となりました。

 

物語は次の段階へと進みます。<つづく>

 

 

 

 

脇坂淡路守の大軍勢を空撮で捉えたシーンが凄いですね。上空から延々と続く軍勢を撮るわけですから、かなり広いロケ地が必要だし、エキストラも集めなきゃならない。当時は当然ながらCGなどありませんから、全部本物で撮らなきゃならない。これを見ただけでもかなりの製作費をかけていることが分かります。

贅沢ですねえ。三船プロが倒産した理由も分かる気がします……。

 

 

ドラマの中で何度も繰り返される「士道」という言葉。曲がった御政道を糺すため、世の中の乱れた風潮に一石を投じるため、武士のなすべきこととはなにか。

抑、武士とはなんぞや?

 

それを問いかけ続ける。そんなドラマになっているような気がします。

 

とにかく、先へ進みましょう。

 

 

 

 

 

『大忠臣蔵』

出演

大石内蔵助 三船敏郎

大石りく 司葉子

堀部安兵衛 渡哲也

片岡源五右衛門 江原真二郎

磯貝十郎左衛門 長谷川明夫

吉田沢右衛門 柴田洸彦

吉田忠左衛門 中村伸郎

神崎与五郎 中丸忠雄

岡島八十右衛門 河原崎長一郎

岡野金右衛門 中村嘉津雄

竹林唯七 砂塚秀夫

萱野和助 島田順司

矢頭右衛門七 田村正和

矢頭長助 加藤嘉

大石主税 長澄修

大石三平 竜崎勝

大須賀治部右衛門 睦悟朗

お蘭 上月晃

兎助 露口茂

斉藤清左衛門 今井健二

浅野大学 河原崎健三

徳川綱吉 高橋昌也

柳沢吉保 神山繫

柳生俊方 中谷昇

千坂兵部 丹波哲郎

 

大野九郎兵衛 伊藤雄之助

 

脇坂淡路守 中村錦之助

昭和46年 NET 


『ててご橋』と『影踏み遊び』 ~子連れ狼の「歌」~ 

2019-04-20 04:58:26 | 時代劇

 

 

 

 

 

作詞、小池一夫。作曲、渡辺岳夫。歌、バーブ佐竹『ててご橋』

 

 

萬屋錦之介主演によるテレビ版『子連れ狼』の、第1シリーズと第2シリーズの主題歌はこの曲でした。

 

『子連れ狼』の歌といえば、橋幸夫さんの♪シトシトピッチャンシトピッチャン♪が有名ですが、あの曲は第3シリーズのみ、主題歌として使われています。私としては全シリーズ統一してほしかったですけどね。上に貼った曲の方が、どう考えても♪シトピッチャン♪より良い曲ですから。

 

 

♪シトピッチャン♪は今一つ『子連れ狼』の世界観が表現しきれていない。なにか違う。子供の頃に♪シトピッチャン♪を初めて聴いたときは、よくわからないけど強い違和感を感じたものです。

 

 

『ててご橋』は厳しさと切なさとがあって、冥府魔道を行くが故の深くて強い親子愛が見事に歌い込まれてる。いや、もちろん子供の頃はそんなことわかりませんでしたが、今聴いてみて改めて思います。

 

この『ててご橋』こそ、主題歌に相応しい。 

 

 

 

 

『影踏み遊び』

 

寂しい歌ですね。

大五郎の年齢設定は3歳ということで、親に甘えたい盛りです。母が恋しかろうに。でも大五郎は、自分にはそうしたことが許されない境遇にある事を悟ってる。そうして父とともに、冥府魔道を歩もうとする健気さね。この大五郎の姿が、視聴者の涙を誘うわけです。

 

『子連れ狼』は大五郎がいなければ成立しない物語です。拝一刀一人だけでは成り立たない。

実質、主人公は大五郎の方だったのかも、

 

知れませんねえ。

 

 

 

 

厳しくも切なく、深くて強い絆で結ばれた親子愛。『子連れ狼』とは、そんなドラマだったように思います。

 

 

改めて、小池一夫氏のご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

……結局、休んでない!