風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

映画『帝都物語』予告編1988

2021-02-28 06:41:32 | 特撮映画

 

 

 

 

 

 

 

先ずは荒俣宏氏の原作を読むことをお勧めします。でないと、わけがわからない映画です(笑)

私は元々原作の大ファンでしたから、全然大丈夫、寧ろ楽しめましたけどね。そうでない人には辛い映画かも。

 

平将門の怨霊を目覚めさせ、帝都東京を破壊せんとする魔人・加藤保憲と、それを阻止せんとする人々との攻防の物語。

 

監督は奇才、実相寺昭雄。実相寺さん独特の映像美は、庵野秀明監督(『新世紀エヴァンゲリオン』、『シン・ゴジラ』)にも多大な影響を与えています。庵野ファンは必見!

 

出演は高橋幸治。原田美枝子。石田純一。姿晴香。寺田農。佐野史郎。桂三枝。西村晃。平幹二郎。島田正吾。大滝秀治。坂東玉三郎。勝新太郎。そして

嶋田久作。

 

ハイビジョン合成を駆使した、八咫烏の襲撃シーン。H.R.ギーガーのデザインによる護法童子。特撮も見応えあり。好きな人にはたまらない映画、ああ、何だかまた見たくなってきた。

誰のせいだ?(笑)

 

 

 

 

 

 


追悼、瑳川哲朗

2021-02-27 05:46:09 | 名バイプレーヤー

 

 

 

 

 

 

訃報ばかりが続きます……。

 

2月17日、俳優の瑳川哲朗さんが、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、高齢者施設で亡くなられました。84歳でした。

瑳川哲朗さんといえば、我々の世代ではやはり、『ウルトラマンA(エース)』の対怪獣(超獣)攻撃隊「TAC」の竜隊長でしょうね。

それと時代劇ファンなら、何と言っても『大江戸捜査網』の隠密同心、井坂十三ですね。

 

井坂十三役は15年間に渡って演じ続け、大江戸捜査網の顔といっていい存在でした。2000年代に制作されたスペシャル版には、偉い人の役で出てましたね。

 

声優としても活躍された方で、バート・ランカスターやカーク・ダグラス、ヘンリー・フォンダ等々の吹替えを担当、山田康雄氏の後を継いでクリント・イーストウッドの声も吹替えていました。

私が個人的に印象に残っている声の吹替えは、『スタートレック』シリーズでレナード・ニモイが演じたMr.スポックの声です。知的で渋い声が見事にハマってた。

 

80年代に制作されたアニメ映画版『ゴルゴ13』で、主役のゴルゴ13の声を演じていました。映画はロクなもんじゃなかったですが(笑)、瑳川さんの声は結構ハマってたと思ったなあ。

 

ここ最近は舞台中心に活動されていて、余りお見かけする機会がなく、少々残念に思っていたのですが、まさかALSに罹患されていたなんて……。

 

言葉がありません。

 

 

今はただただ、安らかであらんことを。

 

お疲れ様でした、ありがとうございました。

 

敬意と感謝と哀悼を込めて

合掌。

 

 

 

『ウルトラマンA(エース)』より、「Terrible Monster Attacking Crue」略して「TAC」の竜五郎隊長(瑳川哲朗)。


麒麟がくる (メインテーマ) Warrior Past 大阪桐蔭高校吹奏楽部

2021-02-25 13:41:11 | 時代劇

 

 

 

 

 

 

大河ドラマ『麒麟がくる』メインテーマ。高校生の素晴らしい演奏を。

 

 

 

 

結局、麒麟はまだ来ていないんだな。でも光秀の想いは、時空を超えて現代にまで繋がっている。

何度も言うけど、あのラスト・シーンはそういう意味だと、解釈したい。

総集編を観て、改めてそう思いましたね。

 

麒麟を連れてくるのは、誰か一人じゃない。

 

「みんな」で、連れてくるんだよ。

みんなで。

 

 

 

 

麒麟がくる、平らかな世にならんことを。

 

 

 


ももいろクローバーZ / ALBUM『田中将大』視聴TRAILER

2021-02-24 08:48:27 | ももクロ

 

 

 

 

 

 

overtureが入っているのは貴重。しかし、杏果外しのZZ(ダブル・ゼータ)ヴァージョンばかりで、個人的には気持ちが萎えるが…

 

仕方がないのは分かっている。分かっているんだけど、やはり…

 

なにはともあれ、本日発売!

 

 

魅力的なアルバムであることは、間違いない。


小難小難またまた小難

2021-02-23 05:45:45 | つぶやき

 

 

 

なんだろうね?このところホントに小難続きで、小難が起きては解決起きては解決。

そんなことの繰り返し。

 

まあでも結局すべて解決されているのだから、無難と言ってもいいかも知れず、

何だか怖くもあり有難くもありといった、不思議な気分。

 

こんな気分のときは、音楽でも聴くに限る。

 

 

加山雄三、ももクロ&THE ALFEE 『蒼い星くず』

 

なんでこの曲?そりゃあ、あなた。

 

小難だけに、湘南サウンド……。

 

 

なんつってー!

 

 

良い曲だねえ。良い曲を聴いてスッキリしたら、

感謝、ですねえ。

 

なにごとの おわしますかはしらねども  かたじけなさに なみだこぼるる

 

この世の森羅万象、すべてに感謝。

 

どんとこい、小難!負けへんでーっ!

 

 

 


「今晩は、徳川家康です」

2021-02-22 08:27:37 | 名ゼリフ

 

 

 

徳川家康(北大路欣也)

 

 

 

「幕末モノでは視聴率が取れない」、大河ドラマにはこんな定説があるそうな。

背景が複雑で、やたらと登場人物の多い幕末モノは、よほどの歴史好きでもない限りわかり難い。だから一般視聴者は敬遠する傾向があるらしい。

 

え~っ!?、幕末面白いのになあ…。

 

今年の大河ドラマ『青天を衝け』は幕末から明治にかけてのお話。ただでさえ幕末モノは視聴率がとれないのに、これに明治以降の話が加わると余計に視聴率が取れなくなる。これがこれがこれまでの大河ドラマの傾向でした。

 

でも制作側としては、出来るだけ多くの人に観てもらいたい。

ではどうする?

 

歴史背景がわかり難いなら、分かりやすく、尚且つ面白可笑しい「解説」を加えれば、関心を引くのではあるまいか?

 

そこで今年の大河ドラマでは、ドラマの冒頭に「徳川家康の歴史講座」とも言うべきコーナーを設け、歴史的背景を分かりやすく解説しています。徳川家康を演じるのは、重鎮・北大路欣也。

 

第1話の冒頭で、北大路さん演じる徳川家康が登場し、「今晩は、徳川家康です」と現代語で語りかける。思わず笑ってしまった。昨日の第2話にもやはり登場しておりました。どうやらこの路線で続けるようです。

 

大河ドラマも色々工夫して頑張っていますね。大河ドラマには「史実」を曲げてはいけないという縛りはあるけれども、そこさえ守れば、あとは何をやっても構わない。

「史実」とされていることさえ曲げなければ、あとは解釈の問題、歴史的に悪人とされていた人物を別角度から描くことは、頻繁に行われてきたし(源頼朝、平将門、足利尊氏、明智光秀等)、「史実」さえ曲げなければ、架空の人物を主人公にしても構わないし、

史実上、死んだことになっている人を、実は生きていた!とハッキリ描くことは出来ないけれども、生きていた「かもしれない」と描くことはギリギリセーフだったりする。

 

まあですから、徳川家康が歴史講師として登場したところで、別段不思議なことではないのです。

 

大河ドラマって結構、懐が深いのよ。

 

『青天を衝け』当たればいいですね。

 

 

 

【今晩は、徳川家康です】

名台詞ですね(笑)

 


有安杏果 サクライブ 2020 "渋谷公会堂公演"「何度でも」DREAMS COME TRUE /  Ariyasu Momoka – 「Nandodemo」DREAMS COME TRUE

2021-02-21 04:53:13 | 有安杏果

 

 

 

 

 

 

ドリカムのことはあまり詳しくないので、比較はできないのですが、

これは良いカヴァーだと思う。

 

有安さんの歌声は基本、力強い。その声質にハマっている曲だし、吉田美和さんのモノマネではない、ちゃんと自分の表現で歌っているところが良い。

いや、ドリカムのことはよく知らんのやけど(笑)

 

こうして聴いてみると、いい曲だねこれ…って、今頃分かったんかい!(笑)

 

カヴァー曲を選ぶセンスも良い。やっぱりこの方は

 

歌の「申し子」だ。

 

もうね「何度でも」言いますよ(笑)、ホント、この方は

歌の申し子や~!(彦麻呂風に)

 

 

 

 

 

 


ANIMETAL『THE ANIMETAL』2004

2021-02-20 06:00:59 | 今日のメタル

 

 

 

 

 

 

 

ANIMETALは1996年に第1弾が制作された企画モノで、これがまさかのヒットを飛ばし、多くの派生物を生み出しました。

「アニパンク」やら、「アニテクノ」やら、あと「レゲエの鬼太郎」なんてのもあったね。

 

アニソンを別の音楽ジャンルで歌ってみようという企画。しかしいずれも、本家アニメタルほどの成功は納められなかった。

二番煎じが通用するほど、世の中甘くはない、それに

 

抑々アニソンとヘヴィ・メタルは親和性が非常に高い。他の音楽ジャンルではダメなのよ。

ダメなの。

 

本日紹介したのは、1996年に発表されたファースト・シングルを、2004年に至って新たにレコーディングし直したバージョンです。なるほど確かに、96年版に比べて音も演奏も格段によくなってる。ヴォーカルの坂本英三(元アンセム)も、相変わらずよい声だ。

 

収録曲は、ガッチャマンの歌~コンバトラーVのテーマ~勇者ライディーン~たたかえ!キャシャーン~マジンガーZ~ゲッターロボ~デビルマンのうた。

 

皆さん当然

 

全曲、歌えますよね?(笑)

 


追悼・小峰隆司

2021-02-19 04:54:10 | 名バイプレーヤー

 

 

 

 

 

「1万回死んだ男」の異名を持った名脇役、小峰隆司(こみねりゅうじ)さんが亡くなられました。87歳でした。

先月亡くなられた福本清三さんより10歳年上、福本さんと同様、伝説の「東映剣会(とうえいつるぎかい)」に属し、数え切れないほどの時代劇で斬られに斬られた、名斬られ役でした。

 

東映剣会とは、主に時代劇の殺陣技能を取得、修練する技能集団。最盛期には100人を超える人達が所属しており、スターを映えさせる様式的な殺陣から、集団抗争時代劇のリアルな殺陣に至るまで、バラエティに富んだ東映時代劇を根底から支えた方々です。また時代劇に限らず、ヤクザ映画や、千葉真一主演のアクション映画などでも、その鍛えられた身体能力を遺憾なく発揮しております。

この方たち無しに、東映映画は成り立たなかった、東映映画を支えた功労者だと言っていい。

 

その東映剣会も、時代劇の衰退と共に規模が縮小されたようです。会長を務めていた福本清三さんが先月亡くなられ、カリスマをなくした東映剣会の今後が、少々心配ではあります…。

 

 

福本清三さんや、小峰隆司さんのような方々が、日本のエンターテインメントを支えていたのです。ほとんどその名を知られることのない方々ですが、一大功労者です。

私は拍手を惜しまない。

 

小峰隆司さんの知られざる一大功績を讃え、感謝と哀悼を込めて

 

合掌。