2011年7月に発売された、ももクロのメジャー5thシングル、「D'の純情」。
この曲の冒頭の歌詞はこうです。
闇を知る者だけが
奥深い光を放つと
魅せるため生まれたと
思うんだ
(作詞、只野菜摘。作曲、横山克)
この歌詞を聴くと、いつも私の頭の中に想起される言葉があります。それは
【善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人においておや】
己の中の「闇」を知る事。
己の中の「闇」を見つめ
受け入れ
抱きしめ
「愛する」事。
その時、闇を貫いて、一条の光が差し込んでくる。
その光へ向かって、
突き進め!
この曲は、ももクロ流のいわば「悪人正機説」です。
やるな、ももクロ!
己の心の闇から、逃げちゃいけない。
逃げれば逃げるほどに、追って来る。
呑み込まれる。
呑みこまれない方法は唯一つ。
己の心の闇を認めること。
真正面から受け止めること。
逃げないこと。
逃げている限りは、同じ事の繰り返し。
己の中の闇を見つめよ、光はそこから、
見えてくる。
やっぱりももクロは
只者ではないねえ。