風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

DREAM THEATER [Breaking All Illusions] 2011

2015-09-30 11:07:59 | 今日のメタル








いかにも、ドリームシアターらしい曲ですねえ。

バークリー音楽院やら、ジュリアード音楽院やらの卒業生によって結成されたバンド。よく、「ロックなんて“勉強”するもんじゃない!」とか、言う人がいますけどね、学ぼうという姿勢は絶対必要。それがなければ、何事も上達などするはずがない。

彼らの場合は、それが音楽学校というかたちで現れただけのこと。それに、音楽学校で学んだからこその、他の追随を許さない彼ら独特の音楽世界、彼ら独特の「ロック」を生み出し得たのだ。



なにが悪いねん!




読書の愉しみ ~読書の秋を迎えて~

2015-09-29 13:59:32 | 




あてもなく書店内をうろつき回るのが好きです。

なにげなく目についた本を手にとっては、パラパラと眺め、また別の本を手にとってはパラパラと……。

そんなことの繰り返し。

これがメチャメチャ愉しい!(笑)

これやってる時は、ホントに至福のときです。


こうして書店内を散策しておりますと、極たまに、強烈にこちらの目の中に飛び込んでくる書籍があります。

理由はわかりません、わかりませんが、

その書籍に、目が釘付けになってしまう。

「これは読まなきゃ」と思う、というより

本が私に、“読まれたがってる”。

そう、感じるんです。



めったにあることではありません。年に1、2度もあればいい方で、数年にわたって、そのような出会いのないことも、珍しくはありません。

それだけに、出会ったときの喜びといったら、もうねえ……(笑)





           




岡潔?どっかで聴いたことのある名前だなあ……。

こんな感じでした(笑)

しかし、このタイトルと、“潔い”感じのする著者名に惹かれ、ほとんどなにも考えずに購入、これはねえ、

嵌りましたね。

日本の行く末を憂う「憂国の士」ならずとも、日本人として、色々思うところのある方ならば、必ず嵌ります。

おススメ。



【日本語は物を詳細に述べようとすると不便だが、簡潔に言い切ろうとすると、世界でこれほどいいことばはない。簡潔ということは、水の流れるような勢いを持っているということだ】


まさにこの言葉通りの文章。この方の文章、私好きです。

こんな文章書きたいけどねえ。

書けないねえ。




私早速、ア~マ~ゾ~ン!で数冊注文致しました。


愉しい秋が、待っていそうです~♪











          




私はあまり、一度読んだ本を読み返さないタチなのですが。


齢50の坂を越え、この年齢で池波作品を読み返してみるのも、面白いかも知れない。

なんてことを思っています。

なかなか、時間が取れませんけどね、でも

この秋、挑戦してみようかなあ。

まずは「鬼平」さんから。



ところで、「鬼平」のドラマ版。近年はスペシャル版として年に1~2回放送されるだけになってしまいましたが、最近、観るのがなんだか“苦しい”気持ちになってきてます。

レギュラー・メンバーが段々いなくなっていく現実は、大変に辛い。やはり、世代交代を真剣に考えなければならない時期に来ていると思う。


とにかく時代劇を、次世代に繋げていく努力を怠ってはいけないのです。伝えていくこと、続けていくことがなにより大切。

でないと、本当に時代劇は、「消えて」しまう。

なんとかしなくちゃ。



そこで、新メンバーを、私なりに考えてみました。

まずは小総の粂八。これは遠藤憲一、エンケンさんがいいんじゃないかな。個人的にファンなので(笑)

次に大滝の五郎蔵。こちらは國村隼さんで、吉田鋼太郎さんもありかな。

おまさ。こちらは是非にも吉田羊さんで!強く推したい!!

伊佐次。迷ったんだけど、今のところは鈴木亮平くんかなあ。これは暫定。

相模の彦十。高田純次さん。先代猫八さんのイメージが強烈なので、大変だとは思うけど、高田さんならではの味わいが出せれば面白いんじゃないかと。

五鉄の三次郎。こちらはねえ、中村橋之助さんとか、お願いしたいですねえ。セリフも出番も少ないけれど、そこにいることで、画がグッと締まる。大事な役です。


次に木村忠吾。なんとなくイメージに合いそうなのはニノ。結構うまくやれそう。

佐嶋忠介には、思い切って村上弘明。大物所を持って来よう。脇にこういう方を持ってくると、相当画が締まるね。

酒井祐助には、内野聖陽あたりで、上川隆也もありかな。



で、肝心要の鬼平さんですが、これが、


思いつかなーい!


吉右衛門さん以外にいないんですよ、実際!


もうね、こうなったら、吉右衛門さんにあと20年は頑張ってもらわないと。

いや、マジな話。

だって他に、いないんだもん!


時代劇の人材が無さ過ぎる!

困ったものです…。




読書の秋です。皆さん読書を楽しみましょう…って、話が繋がらねーよ!(笑)

RAINBOW [Stargazer] 1976

2015-09-28 05:45:39 | 今日のメタル



私が選ぶHeavy Metal Best10、栄えある第一位がコチラ。








私が思うところの「ハード・ロック、ヘヴィ・メタル3原則」があります。

「激しく」「哀しく」「美しく」、略して激!哀!美!


この3つの要素すべてを備えた最高峰の名曲が、コチラなのです。

リッチー・ブラックモア、ロニー・ジェームズ・ディオ、コージー・パウエルの3人がレインボーに在籍していた時期(1976~1978)は、特に「三頭政治」時代と呼ばれ、ファンの間ではこの時期こそ黄金時代だったという認識が強くあります。

そのコージーの怒涛のドラム・ソロにはじまり、ロニーの浪々たるヴィブラート唱法が展開し、リッチーのエキゾチックなギターソロ、そして閉めはチェロによるストリングス。


もうね、完璧っす!これ以上の曲は存在しないっす!

まさに「激しく」「哀しく」「美しく」激!哀!美!


2位以下については迷いに迷いましたが、この1位だけは最初から決まっていました。不動の1位です。揺るぎません。

我が魂の一曲。

是非ご堪能いただきたい。






それでは、Best10改めて発表いたしましょう。



第1位:RAINBOW [Stargazer]

第2位:Ozzy Osbourne [Crazy Train]

同率第2位:IRON MAIDEN [Phantom Of The Opera]

第4位:MICHAEL SHENKER GROUP [Lost Horizons]

第5位:Gary Moore & Phill Lynott [Out In The Fields]

第6位:BLACK SABBATH [Children Of The Sea]

第7位:陰陽座 「甲賀忍法帖」

第8位:DIO [Rainbow In The Dark]

第9位:JUDAS PRIEST [The Hellion/Electric Eye]

第10位:BON JOVI [Ranaway]


1位以外はあくまで暫定です。その日の気分でそっくり入れ替わることもあるでしょう。

そういうもんです(笑)。


しかし、ロニーが関係している曲が3曲も入ってるなんて、我ながらビックリ。

ホントにロニーが好きなんだねえ……。

結局…その2

2015-09-26 20:45:04 | つぶやき





【留学の決まったとき、フランスを希望したところ、文部省はドイツへ行けといった。当時、私が会いたかったのはソルボンヌの教授だったガストン・ジュリアで、ドイツにはだれもいなかった。それでどうしてもといってドイツに決めてしまった。だれだれに会うので留学するのだから、よその国ではだめなのに、文部省はそんなこともわからなかったらしい。これも「人」というものが忘れられている例で、どの人がしゃべったかが大切なのであって、何をしゃべったかはそれほど大切ではない】
岡潔







「どの人がしゃべったかが大切なのであって、何をしゃべったかはそれほど大切ではない」



これ、物凄くよくわかりますよね!?

真理、ですよねえ。



結局、人なんですよ、人。


その「人」から、そこはかとなくあふれ出てくるもの。それがその人の「本物」。

どんなに表面だけカッコつけて取り繕っても、偽物はいつかバレるんです。



信用されるもされないも、全ては自分の問題。

全ては、自業自得。


厳しいけど、それが現実。

他人のせいにしている限り、あなた


いつまで経っても、そのままですよ。


自戒を込めて。





ウルトラマンティガvsイーヴィルティガ

心根は自ずと表に見えてきます。

御用心御用心。

IRON MAIDEN [Phantom Of The Opera] 1980

2015-09-26 01:50:05 | 今日のメタル









同率2位はこの曲!



1980年に発表された、アイアン・メイデンのデビュー・アルバム(邦題:『鋼鉄の処女』)に収録されている曲で、その目まぐるしく変わる曲展開は、それまでのハード・ロックやプログレッシブ・ロックの影響を感じさせながらも、それらとはまったく違う、「ヘヴィ・メタル」という新しい音楽の時代の幕開けを感じさせ、私にとっては、ヘヴィ・メタルを語る上において絶対に欠かせない曲なんです。


ヘヴィ・メタル・アイコン、アイアン・メイデンを強く私に印象付けた、歴史的名曲!




映像は2013年、イギリスのドニントン・パークで開催されたダウンロード・フェスのライヴからのものです。

ギタリストが三人いますでしょ?アイアン・メイデンは元々ツイン・ギターによる5人編成のバンドだったのですが、1度脱退したギタリスト、エンドリアン・スミスを、99年に再び加入させ、以来トリプル・ギターによる6人編成となっています。なんかユルイでしょ?(笑)


衣装なんかもTシャツにジーンズと全然飾ってない。なんか、その辺のオッサンたちがそのままステージに上がって楽器弾いてるみたいな、どこかのどかな雰囲気。

みんなニコニコ笑いながらの演奏で、本当に楽しそう。でも曲自体はもの凄~くヘヴィ。



面白いよねえ、この人達。

大好き!なんですよね。




さて、次回は愈々栄えある第1位の発表!

はたしてどの曲が栄光を掴むやら。


お楽しみに。

OZZY OSBOURNE [Crazy Train] 1980

2015-09-24 03:47:26 | 今日のメタル









1979年、ブラック・サバスから解雇同然のかたちで脱退したオジー・オズボーンは、失意と不安に苛まれなれる中、日夜バンドメンバーのオーディションを行っておりました。

会場に現れた一人の小柄な青年。後にオジーは「天使が現れたかと思った」と回想しています。

その青年が弾き始めたギターに激しく感じるものを得たオジーは、その場で、「ギタリストは君に決めた!」と即決したそうです。

青年の名はランディ・ローズ。オジーとランディ、この「悪魔と天使」コンビは見事な化学反応を起こし、オジーは瞬く間にヘヴィ・メタル界のトップ・スターに躍り出ます。

この二人の蜜月が何時までも続かのように思われた矢先、悲劇が襲います。


1982年3月、ツアーに同行するメイク・アップ・アーティストの操縦する飛行機に、半ば無理矢理乗せられたランディでしたが、その飛行機がオジーの目の前で墜落。あわてて駆けつけたオジーは、ランディの命の灯が消えていくのを、はっきりと見た、と後に語っています。

オジーの悲嘆は大変なもので、酒とドラッグに益々浸るようになり、手が付けられなかったそうです。音楽ライターの伊藤政則氏によれば、当時のインタビューでランディの名前を出すと、オジーは途端に泣き崩れてしまい、インタビューの続行が不可能になったそうです。



オジーの音楽を語る上で外すことの出来ないランディとの蜜月。不思議なもので、オジーと一緒にやる前のランディは、そんなに目立つギタリストではなかったそうです。

ランディのギター・スタイルといえば、クラシックの素養を生かした独特のフレージングで、その後のメタル系ギタリストのスタイルに多大な影響を与えていると言えます。しかしオジー以前には、そのようなプレイはほとんど披露しておらず、普通のロック・ギタリストの一人に過ぎなかった。

オジーとの出会いが、ランディの真の才能を開花させた。

これぞまさに、稀有なる化学反応。

これほど見事に嵌ったコンビは、史上ほとんど存在しないでしょう。


生前のランディのライヴにおけるプレイは、まだまだ荒削りなところが多々あり、まさに発展途上、これからのギタリストでした。

もしもランディが存命だったら、どんなプレイヤーになっていたでしょうか……。



この「悪魔と天使」コンビによる歴史的名曲。

それがこれ、

[Crazy Train]







Best10、何位に入れるか悩みました。

悩んで悩んで、どうにも決めきれないので、

同率2位ということで、よろしく。


ではもう1曲、2位があるということになりますが、


それはまた、次回。





刹那に悠久を見る ~お彼岸に思う~

2015-09-23 12:28:59 | 日記





【刹那に悠久を見るのが美です。美術というものは悠久の影です】

岡潔




岡潔という方の文章は簡潔でありながら、心にズバッと斬り込んでくる鋭さがありますね。

文章というものは論理的に構成されるものだと思うのですが、真理ってえのは、得てして論理を越えたところにあるもので、真理が「分かる」時というのは、理屈ではなく突然、腹にストンと「落ちる」ものです。

この方の文章には、その論理の向こう側にある真理を、ズドンと落とされるような、

そんな鋭さがあるような気がします。


もっとも、その真理を受け止められるだけの素養というか、積み重ねというか

努力というか、


そうしたものがないと、その真理はなかなか落ちてはくれません。

この方の文章を読んでいると、痛感させられます。

私は、まだまだだ。




御先祖様にお線香を捧げたときに、ふと思いました。

私という存在は、悠久の“命”の流れの、

「影」みたいなものなんだな。



そうか、人という存在は、それだけで

「美」なんだ。




ストン!ストン!ストン!ストン!はい、落ちた!


えっ、全然心に落ちない?



そうか、私の文章では落ちないか~っ。




私は、まだまだだ(笑)

MICHAEL SCHENKER GROUP [Lost Horizons] 1980

2015-09-21 23:12:41 | 今日のメタル









Best10、第4位!




【泣きのギター】の代名詞といえばこの方、マイケル・シェンカー。

兄はドイツが生んだ世界的ロック・バンド、スコーピオンズのリーダー、ルドルフ・シェンカー。

兄と共にバンド活動を行っているとき、そのギターの腕を買われ、イギリスのバンドUFOに引き抜かれるかたちで渡英します。まだ17歳くらいだったんじゃなかったかな。

そのUFOを脱退後、自らのバンド、マイケル・シェンカー・グループを結成。紆余曲折を経ながら、現在まで活動を続けています。

精神的にちょっと弱いところのあった人だったようで、急にライヴをすっぽかして失踪したり、アルコールの問題を抱えていたりと、様々な問題行動で周囲に迷惑かけまくりだったようですね。

今はだいぶ落ち着いたようですが。



ヴォーカルはゲイリー・バーデン。私はあまり好きではないのですが、他にいないんだから仕方ない。手数の多いドラムを叩いているのは、セッション・ドラマーのサイモン・フィリップス。



「精神的に問題を抱えている時に限って名曲を書く」なんてことを言われたりもしていましたが、それは言い過ぎにしても、その人生がそのままギター・プレイに現れているかのような

そんなプレイヤーのように、思えます。


泣きのギター、とくとご堪能あれ。




映画『伊賀忍法帖』昭和57年(1982)

2015-09-20 23:27:42 | 時代劇





                     



「角川三人娘」といえば、薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子。


この3人の中で一番地味な(ゴメンナサイ)渡辺典子のデビュー作です。


デビュー作にして一人三役。まあよくやりましたと言う感じ。可も無く不可も無し。


原作は山田風太郎。脚本、小川英。撮影、森田富士郎。

監督、斎藤光正。


ストーリーは、謎の妖術使い、果心居士(成田三樹夫)が、三好義興(松橋登)の家臣松永弾正久秀(中尾彬)に近づき、天下盗りをそそのかす。

果心は弾正に、5人の妖術使い(浜田晃、佐藤蛾次郎、ストロング金剛、福本清三、風祭ゆき)を付け、弾正を動かします。

伊賀忍者、笛吹承太郎(真田広之)の恋人、篝火(渡辺典子)はその野望の犠牲となり命を落としてしまう。

弾正は義興の正室、右京太夫(渡辺典子・二役)を我が物にせんと画策し、天下を窺わんと益々野望を募らせる。

その野望を阻止せんと立ち向かう承太郎。それを助太刀するのは柳生新左衛門(千葉真一)。



この5人の妖術使いと承太郎との対決シーンが見せ場なわけですが、なかなか凝ったつくりになっています。私好みの「アナログ」な撮り方が実に楽しい。


特に蛾次郎さんが池の中で「やられる」シーンはワン・カットで撮影されており、細かい効果が随所に盛り込まれていて、一か所でも間違えたらまた最初からやり直さなければならない大変なシーンです。

少しでも面白い時代劇を見せてやろうという、スタッフの意気込みが感じられる、素晴らしいシーンです。


それとなんといっても福本清三さん!私が福本さんを最初に意識したのは、他でもないこの作品だったんです。

その第一印象は「スゴイ顔つきの人がいるなあ」でした(笑)

セリフ回しも今一つぎこちない。でも殺陣の動きはキレがあって素晴らしく、真田広之もこの方のことを信頼しているようで、この方相手の殺陣では遠慮なしに想いっきりいってるのが見て取れたんです。

JACの人?いやそうでもないみたいだ。段々気になってきて、テレビの時代劇でもこの方を無意識の内に探すようになった。

そうやって探してみると、出てる出てる!(笑)色々な時代劇にちょっと出ては斬られ、出ては斬られしているのを発見して喜ぶ私がいたわけです。

その他、映画『柳生一族の陰謀』に、結構アップで映っているのを発見したり、映画『蒲田行進曲』で、後の方にいるのを発見したり(蒲田行進曲の主人公は福本さんがモデルとも言われています)、福本さん探しがすっかり「趣味」になってしまったのは、この映画がキッカケだったんです。




なんだか「福本さん話」になってしまいましたね(笑)。映画の話も少しはしましょう…って、少しかよ!(笑)。



観ていて印象的だったのは、映像の素晴らしさです。画がちゃんとした「時代劇」になっているんです。

映像の説得力といいますか、奥行きの深さといいますか。この時代はまだ、時代劇の撮り方を分かっていらっしゃるスタッフさんが大勢おられましたから、その点は安心して観ていられます。

細かいところの画作り、役者さんたちの所作、立ち回りの際の動き方、立ち位置。

すべてがちゃんとした時代劇になってる。

当時はこれが「当たり前」でしたから、特に意識もしていなかったのですが、今こうして観てみると、

「良い時代だったなあ!」

と、しみじみ思います。

これ、笑えませんからね!


無くしてみて、はじめてわかる ありがたさ。


ホントに、時代劇の現状はヒドイ……。





映画としては、特につまらないわけでもなく、さりとて特別面白いわけでもない……どっちやねん!


みどころとしては、やはり福本さん!意外なほどに出番が多いし、その分セリフも頑張ってます。失礼な意味ではなく、本当に一生懸命に演じておられますので、これ一番の必見!


あとは、果心居士を演じられた成田三樹夫さんの、他作品では観られない“怪演”ぶりですかね。これもなかなか面白いです。


渡辺典子デビュー作!と銘打っている割には、御本人の印象はあまり残らない。その点、ちょっと可哀そうでしたね。


上映時間も1時間半強。丁度いい長さです。とにかく福本さんファンは必見!と強く推しておきましょう。それ以外の方々には……。


ご自由に。













『伊賀忍法帖』
原作 山田風太郎
制作 角川春樹
脚本 小川英
撮影 森田富士郎
音楽 横田年昭
監督 斉藤光正

出演

真田広之

渡辺典子

松橋登
田中浩

浜田晃
佐藤蛾次郎
ストロング金剛

福本清三

美保純
風祭ゆき

中尾彬

千葉真一


成田三樹夫

昭和57年 制作・角川春樹事務所
      配給・東映