折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周140日目 三重県四日市市~伊勢神宮

2024年01月22日 | 日本一周



ホテルの窓から外を見ると、雨が降っています。
昼頃にはやむという予報なので、期待して出発しました。

ホテルの前の国道164号線を走り、国道23号線に出ました。
右に曲がって伊勢神宮に向かいたいところですが、国道164号線は四日市港に向かっています。


グーグルマップを見ると、国道164号線はこんな感じです。


僕の日本一周のルールでは、国道よりも海沿いを走るというのがあるので、直進して国道164号線を走りました。

国道164号線を完走して、国道23号線に戻り、少し走ったところから県道6号線に入りました。
伊勢街道です。


車の通りが少なく、走りやすい道です。
白子に着いたら、僕の愛読書の一つ、大黒屋光太夫の供養碑がありました。


大黒屋光太夫はこの地から千石船に乗って出航したのですが、嵐にあって漂流し、ロシアにたどり着きました。
そして、9年後に日本に帰ってくることができました。
近くの公園には、大黒屋光太夫の壁画がありました。



この海から出航したのでしょうね。
無事に日本に帰ってこれて良かったです。


白子を過ぎて、伊勢街道から国道23号線に入りました。
お腹が空いてきたので、そば屋さんがあったので入ってみました。
注文したのはかき揚げ丼セットです。
白くて細い蕎麦だなぁと思ったら、江戸切そばというそうです。
濃い目の出汁で美味しかったです。


お昼近くになって、今回の旅で初めて青空が見えました。


ポンチョを脱いで身軽になり、追い風ということもあって順調に走れます。
国道23号線は側道があって、安心して走れます。


伊勢市に入ると、国道23号線と42号線が一緒になっているのですね。


伊勢神宮までもう少しというところで、車が大渋滞していました。


宇治橋の鳥居の前は、大勢の人で賑わっていました。


駐輪場にBROMPTONを停めて、お伊勢参りです。
まずは古いお札を納めました。


そして、本宮にお参りです。
青空が広がり陽が照らして、朝の雨が嘘のようです。
さすが、天照大神のおわす伊勢神宮です。


帰り道で新しいお札を戴いて、無事にお伊勢参りが終りました。

伊勢と言えば伊勢うどんでしょう。
おかげ横丁の食堂で、生卵をトッピングした伊勢うどんを食べました。
出汁の効いた醤油がかかっていて、伊勢うどんてこんなに美味しかったけと思うほど美味しかったです。


そして、伊勢と言えば赤福餅でしょう。
ということで、おかげ横丁の赤福で赤福餅を食べようと思ったら、長い行列ができていました。
諦めて家族のお土産を買うとすると、二個入りの赤福餅がありました。
お土産と一緒に二個入りの赤福餅を買って、道端でほうばりました。
自転車で走りつかれた体に甘未が染みわたります。


無事に伊勢の名物を完食し、五十鈴川駅から近鉄電車で大阪に帰りました。

家について、新しいお札をお祀りました。


140日目
 走行距離 89.3km(GPS計測)
 総走行距離 13,287.4km
 出発時間 06:16 (四日市市)
 到着時間 14:36 (伊勢神宮)
 走行時間 8時間20分
 平均速度 10.7km/h


日本一周139日目 愛知県河和駅~三重県四日市市

2024年01月22日 | 日本一周



雨の中を最寄りの駅までBROMPTONで走って、始発の新幹線で名古屋へ向かいました。
日本一周の旅で、BROMPTONと新幹線に乗るのもこれが最後です。
そういえば、新幹線の喫煙ルームも3月末で廃止されるそうです。
愛煙家の僕にとっては、寂しいかぎりです。


名古屋から名鉄特急に乗って、前回の到着地、河和駅に着きました。


今日の知多半島は雨です。
なぜ、週末は天気が悪いのでしょうか?

僕は汗かきの体質なので、透湿性のあるレインウエアを着ても蒸れて服が濡れてしまいます。
この寒い時期に服が濡れるのは致命的なので、今回は風通しの良いポンチョを着て走ります。

国道247号線を南下していきます。


海岸線に出ると、知多半島の最南端が雨靄の向こうにうっすらと見えました。


知多半島最南端の羽豆岬に到着。
ポンチョでも若干蒸れますが、レインウエアよりましです。


羽豆岬をまわって北上していくと、若干の向かい風になりました。
ポンチョは空気抵抗が大きいのが難点ですね。
それと、GPSが見えないこと。

路面にタツノオトシゴが描かれていました。
今年は辰年、僕は年男で還暦を迎えます。


国道247号線からそれて海岸線の道に入りました。
車の通りもほとんどなく、走りよい道です。


海岸線を走り抜け、国道247号線に戻ったところで、レストランを見つけたので食事をとりました。
時間的に、モーニングになりましたが、温かいコーヒーがありがたいです。


雨がやんできたので、ポンチョを脱いで走りました。
天気予報を見ると、夕方まで雨が降らないみたいです。

道端に可愛い灯台が立っていました。
野間灯台です。


再び海岸線の道に入って走っていると、子供が海に向かって竿を振っていました。
寒いけど、釣れたらいいですね。


県道72号線に入り、名古屋市を目指します。


遠くに島に架かる橋が見えます。
中部空港でしょうか。
さっきから飛行機の音が聞こえますが、雲が低くて飛行機は見えません。


再びお腹が空いたので、台湾料理店を見つけたので、台湾ラーメンと麻婆豆腐丼のセットを注文しました。
香辛料が効いていて体が温まります。
結構な量で、お腹がいっぱいになりました。


お腹が膨れたところで再び走り出し、GPSの指示に従って県道を左に曲がると、自転車は通行できないと看板が・・
検索条件を自転車にしているのに。


県道に戻って、再び左折を案内するので従って走っていくと、


もうGPSが信じられないので、グーグルマップを調べながら自力で走って、名古屋市に入り、国道23号線に合流しました。
でも、国道23号線は高架の自動車道になっていて、時々階段が現れます。
おまけに雨が降り出してきて、踏んだり蹴ったりです。


高架に上がると、名古屋港が見えました。


階段を登ったり降りたり、側道が行き止まって迷ったり、都会の道は走りにくいです。

何とか、三重県に突入しました。
県境の看板を見るのも久しぶりです。
BROMPTON、43個目の道府県です。


木曽川と長良川の長い橋を渡り、宿のある四日市市に着くころには、真っ暗になっていました。
四日市工業地帯の夜景が綺麗です。


139日目
 走行距離 110.0km(GPS計測)
 総走行距離 13,198.1km
 出発時間 08:30 (河和駅)
 到着時間 18:25 (四日市市)
 走行時間 9時間55分
 平均速度 11.1km/h


日本一周138日目 愛知県田原市~河和駅

2023年11月11日 | 日本一周



ホテルの窓から外を見ると、少し靄が出ていますが良い天気です。
今日も暑くなりそうです。
朝食のバイキングをたらふく喰って、出発です。


まずは、県道2号線を走ります。
まだ朝が早いので、車の通りも少なく、走りやすいです。



ベイブリッジウェイを渡ると、渥美半島を一周したことになるのかな?


県道2号線から防波堤の道を目指していると、スズキの車がいっぱい停まっていました。
出荷待ちでしょうか?
世間では車の納期が延びていて、僕のセレナも納車が予定よりも遅れました。
こんなにいっぱい車があるのに、不思議です。


防波堤の道に出ました。
左側が三河湾です。
舗装のコンクリートが綺麗で、昨日の防波堤の道よりずっと走りやすいです。
等間隔にお地蔵さんみたいなのが祀ってあるけど、なんなんでしょうか?


防波堤の道を走り切って、国道23号線で豊川を渡ろうと思ったら、国道23号線のバイパスの横に階段があるのが見えました。


階段をBROMPTONを押し上げて豊川を渡ると、国道23号線に合流しました。
5kmのショートカットです。
BROMPTONを押し上げる苦労が報われました。


国道23号線を走っていると、新幹線に抜かされました。
僕は新幹線と同い年なので、新幹線を見ると嬉しくなります。


ラグーナ蒲郡が見えました。
子供たちが小さいころ、連れてきたことがあります。


海沿いの道に出ると、ヨットが浮かんでいました。
優雅ですね。
でも、昔一回ヨットに乗ったことがありますが、結構肉体労働です。


山の上から観音像?が見守ってくれていました。


国道23号から国道247号線に入りました。


お昼時になったので、見つけた台湾料理店で刀削麺定食を食べました。
結構ボリュームがあって、食べすぎでお腹が苦しいです。


今度は屋根の上から仏像?が見守ってくれていました。
道中の安全を見守ってくれて、ありがとうございます。


橋を渡っていると、船から人がおりていて、川底を掻いています。
アサリを取っているのでしょうか?
重労働ですね。


国道247号線から県道265号線に入ると、衣浦トンネルをくぐって、半田に向かいます。
でも、衣浦トンネルは自転車通行禁止です。


でも、大丈夫。
自転車歩行者道があります。


階段を降りて、地下に潜っていきます。
地下9階?
どこまで降りるのでしょうか?


と思ったら、11階まででした。
向こう岸の半田まで480mです。


また11階の階段を登って地上に戻ってきました。


今度は県道52号線を走ります。


結構大きな道で交通量が多く、橋を渡るのにまた歩道の階段を登らされました。
この辺りから知多半島でしょうか。


県道52号線を走り抜け、国道247号線に入りました。
今日の目的地、河和駅までもう少しです。


かっぱの花ちゃん?
何者なんでしょう?
大きな鯛を持っています。
僕の釣った54センチの黒鯛も負けてないぞ(笑)


海岸線から知多半島を見渡せます。


ようやく河和駅に到着。
今回の走行は車が多いところだったので、大した距離を走っていないのに疲れました。


名鉄特急で名古屋駅まで行って、新幹線で大阪に帰ります。


138日目
 走行距離 83.8km(GPS計測)
 総走行距離 13,088.1km
 出発時間 07:17 (鹿部)
 到着時間 13:58 (河和駅)
 走行時間 6時間57分
 平均速度 12.5km/h


日本一周137日目 静岡県新居町駅~愛知県田原市

2023年11月05日 | 日本一周



新幹線と東海道線を乗り継いで新居町駅に到着すると、先客が自転車を組み立てていました。
どこを走るのですか?と聞くと、浜名湖を一周、ハマイチに挑戦するそうです。


僕もBROMPTONを展開して、日本一周の旅の出発です。
今日は良い天気ですが、季節外れの夏日で、暑くなりそうです。
今年はなんか、暑いですね。熱中症にならないように気を付けて走りましょう。


新居町駅を出発して、まずは県道417号線を走ります。


県道417号線は国道42号線に変わります。
国道42号線は和歌山県も走っていますが、起点は静岡県だったのですね。
国道1号線に行きたいところですが、国道1号線は自動車専用道なのでまっすぐ走ります。


と、青い路側帯が左に曲がっていったので沿って行くと、国道1号線のバイパスの下に出ました。


久しぶりの太平洋岸自転車道の看板です。
今日も太平洋岸自転車道を頼りに走りましょう。


太平洋岸自転車道を頼りに海岸線の道に出ると、舗装されていない道に出ました。
マウンテンバイクなら平気でしょうが、小径車のBROMPTONではきついです。


いったん国道42号線に戻って自転車道の案内に従って走っていくと、今度は落ち葉が敷き詰められた道でした。


この道は、奄美豊橋サイクリングロードです。
国道42号線に戻ったりしながら、伊良子岬まで続いているようです。
国道と違って車が脇を追い抜かすことがないので、走りやすい道です。


自転車道を走っていくと、国道に戻されました。
動物の匂いがするなあと思ったら、牛舎がありました。
牛が一匹、興味深そうにこっちを見ていました。


道端に、「スピード落とせ 愛知警察署」の看板がありました。
いつの間に愛知県に入ったのでしょうか?
BROMPTON、42個目の都道府県です。


季節外れのヒマワリが咲いていました。
今日は夏日なので、違和感がないです。


お昼近くになってきたので、国道を走っているうちに補給しようと国道沿いの喫茶店に入りました。
ライスやサンドイッチ、お好み焼きが乗ったプレートです。
色々な味が楽しめて、美味しかったです。


再び自転車道に入って海岸線を走ると、サーファーがいっぱい海に浮かんでいました。
今日は夏日なので海に入ってもちょうど良いでしょうね。


自転車道に入ったり、国道に戻ったりを繰り返しながら走っていくと、なんと自転車道に階段が・・・
これが結構段数の多い階段で、登り切ると国道42号線でした。


国道から自転車道に入ると、県道497号線の道標がありました。
この自転車道は、県道なんですね。


自転車道から再び国道42号線に入ると、激坂が現れました。
舗装がコンクリートで丸い溝が彫られています。
暗峠の坂を思い出します。
これを見るだけで心が折れてしまい、BROMPTONを押し上げることになりました。


頂上までBROMPTONを押し上げると、「どうする家康」のロケ地の案内看板がありました。
ロケ地の「日の出の石門」は300mほど下ったところです・・・


峠を下っていくと、伊良子岬灯台の道標が見えてきました。


道標に従っていくと、伊良子岬灯台に到着しました。
太平洋に白い灯台が突き出ています。


伊良子岬灯台を過ぎると、伊勢湾フェリー乗り場があって、車が並んでいました。
国道42号線とはここでお別れ、また和歌山で会いましょう。


伊良子岬からは国道239号線に入り、


国道からそれて海岸線の道に入ると、風車のメンテナンスをしていました。
あんな高いところで作業をするのは怖いでしょうね。乗ってみたいけど。


海沿いの道は、防波堤の道に変わりました。
コンクリート敷の道が荒れていて、小径車のBROMPTONでは振動と走行抵抗が大きいです。
前を走るロードバイクは大したことがなさそうですが。


両側が海の堤防の上を走っていきます。
ロケーションは良いのですが、振動で手が痺れてきます。


内海の方には、たくさんの渡り鳥が羽を休めていました。


堤防の道を走り抜け、国道259号線に合流しました。


今日泊まるホテルに向かうため、県道2号線に入ります。


もう少しでホテルというところで、GPSの走行距離が96.8kmになりました。
日本一周の旅を始めて、13,000km地点です。


13,000km地点は、海の見える小高い丘の上でした。


今日はこの先のホテルに泊まって、明日も走ります。

137日目
 走行距離 101.1km(GPS計測)
 総走行距離 13,004.3km
 出発時間 08:40 (新居町駅)
 到着時間 16:17 (田原市)
 走行時間 7時間37分
 平均速度 13.3km/h


日本一周136日目 新潟県佐渡島小木港~両津港

2023年10月10日 | 日本一周

サドイチ2日目です。
昨日は60kmほど走ったので、残りは140km。
暗くなる前に走り終えたいので、暗いうちに宿を出発しました。


宿を出発して、県道45号線に入りました。


宿根木の辺りは坂が多いです。
屋根に石を乗せた、昔の家屋が並んでいました。


坂の上から、大佐渡が見えてきました。


しかし、この辺りは坂がきついです。
激坂が現れ、BROMPTONを10段化しているのにペダルを踏み続けることができず、押しが入ってしまいました。


坂道地帯を越えると海岸線の気持ちの良い道になりました。


機嫌よく走っていると、この先行き止まりの看板が。
危うく見落として無駄な体力と時間を潰すところでした。


いったん国道350号線に入ります。


ロードバイクが僕を抜かしていきました。
彼もサドイチを目指しているのでしょうか。


人面岩です。
なんとも奇妙な形の岩です。


写真を撮って休憩しているとクロスバイクの青年が反対方向から走ってきました。
彼は金曜日から半時計周りに佐渡島を一周してるそうです。
年に何度か1週間の休みを取って、北海道や能登半島を回ったりしているそうです。
僕も13年前から日本一周をしていることを話すと、興味を持ってくれました。


青年と別れて走っていくと、両津港との分かれ道が現れました。
これで、小佐渡を回り切ったことになるのでしょうか。
大佐渡と小佐渡はもともと二つの島だったのが、中州でつながったということです。


国道350号線と別れて、県道45号線に入ります。


三台のロードバイクが、おはようと声を掛けて抜かしていきました。
3人とも、僕より年上に見えます。
元気ですね。


大佐渡の海岸線に入りました。
向かいに小佐渡が見えます。


大きな岩が仲良く並んだ夫婦岩です。


大間港は、鉱石の積み出しが行われていた港だそうです。


道端に人が多いなあと思ったら、駅伝が開催されていました。
平地はBROMPTONの方が早いのですが、坂道は駅伝選手の方が早いです。
駅伝の応援のおこぼれを頂戴して、僕も応援をいただきながら坂を登りました。
元気が出ます。


カヌーで洞窟探検でしょうか。
楽しそうです。


大佐渡の海岸線は小佐渡よりも荒々しいイメージです。
奇岩怪岩が目を楽しませてくれます。


走り始めて5時間が経過しました。
何やら、体調が悪いです。
カロリーメイトで補給をしたのですが、やけに体がだるくて、変な眠気が襲ってきます。

最近血糖値が上がったので、血糖値を抑える薬を飲んでいるのですが、そのせいで低血糖発作が起こっているのでしょうか。

売店があったので補給食にビスケットを買いました。
アイスクリームも売っていたので、モナ王も買って食べると、体調が戻ってきました。
やっぱり血糖値が下がっていたのでしょうね。


ようやく食堂を見つけました。
チャーシューが品切れだそうですが、文句は言えません。
ラーメン餃子定食で、エネルギーを補給しました。


佐渡島にも牛さんがいるのですね。
動物を見ると癒されます。


ついに、悪名高いZ坂が見えてきました。
サドイチのラスボスです。
登り切ることができるでしょうか。
日本国道最高地点(2,172m)自転車で登れる日本一高いところ(2,716m)を走破した僕ならきっと大丈夫。
日本一過酷な国道も経験していますから。


Z坂に差し掛かる手前に、大きな洞窟がありました。
昔、洞窟の奥にある池で竜が目玉を洗っていたそうです。


Z坂を登り始めると、大きな滝がありました。


Zの一つ目のコーナーを曲がったころです。


Zの二つ目のコーナーを曲がったところです。
だいぶ標高が高くなりました。


二つ目のコーナーを曲がるとトンネルがあります。
トンネルをくぐって、Zの頂点です。
サドイチのラスボスを攻略しました。


で、まだ登坂があるんかい。
それに、ここから制限速度50km/hの標識がありますが、こんな狭い道、50km/hは無理でしょ。


崖の中腹を道が続きます。


目の前に大野亀が現れました。


大野亀を過ぎると、遠くに小佐渡が見えてきました。
サドイチ、もう少しです。


大佐渡の東側に出ると、風が追い風に変わって、外装トップ、内装トップでPハンドルの下ハンを持つと、30km/h近くで巡行できます。
でも時折現れる登り坂に苦労します。
BROMPTON10段化のお陰で、ペダルをこぐことができます。
宿根木あたりで1回押しが入りましたが、10段化していなかったら、あと5回ぐらいは押しが入っていたでしょう。

内海府トンネルは片側通行になっていました。
通行できるのを待っていると、隣にオートバイが並びました。
ライダーから「ブロンプトンで佐渡一周ですか」と声を掛けられました。
バイク乗りがBROMPTONを知っているなんて珍しいなあと思ったら、その人もBROMPTONを持っているそうです。
BROMPTONで、五島列島を走りに行ったそうです。
五島列島か、僕も走りに行きたいなぁ。


ライダーと別れを告げて内海府トンネルを潜り抜けて走っていくと、両津港が見えてきました。


フェリー乗り場の看板。
ゴールはもうすぐです。


おけさばしをくぐり抜け、



佐渡汽船のターミナルに到着。
サドイチを完走しました。


136日目
 走行距離 145.3km(GPS計測)
 総走行距離 12,903.2km
 出発時間 05:18 (小木港)
 到着時間 17:13 (両津港)
 走行時間 11時間55分
 平均速度 12.2km/h

サドイチの走行距離は206.8kmでした。
海岸線を走るだけで、佐渡金山などの名所を訪れることができなかったので、今度は観光目的で訪れたいですね。


日本一周135日目 新潟県佐渡島両津港~小木港

2023年10月09日 | 日本一周



アワイチビワイチオキイチと○イチに挑戦してきましたが、今回はサドイチに挑戦です。

始発の電車で伊丹空港に向かい、飛行機乗って新潟空港へ


新潟空港からタクシーで新潟港に行って、ジェットフォイルに乗って佐渡島に渡ります。
前日は時化で欠航になっていて、今日も波が高くて船が出るか不安だったのですが、時間通りに出航しました。
でも、波が3mあって、ときおり激しい衝撃や船が波を被ることがあって、船が壊れないかと不安でした。

何はともあれ、無事に佐渡島に到着。


BROMPTONを展開して、サドイチに挑戦です。


両津港を出発して、県道45号線に進路を取ります。


佐渡島の海岸線です。
綺麗な海が広がっています。


県道45号線は、佐渡一周線とも言って、この道をひたすら走ればサドイチ完走です。
交通量が少なく、時々坂道が現れますが、走りやすい道です。


BROMPTONの10段化の具合もいいです。
外装トップギア、内装トップギアで走り、ペダルが重くなったら外装をローに落とします。
そこから坂がきつくなったら、内装ギアを4速、3速と落としていきます。

でも、10段化と言いながら、実質は6速みたいな感じです。
それでも今までよりトップとローがワイドになったので、楽に走ることができます。

しばらく走ると赤い橋があったので渡ってみると、神社の裏側に変わった建物がありました。
案内板を読んでみると、昔、地元の人がお金を出し合って建てた灯台だそうです。


海岸線に打ち寄せる波が高いです。
よく船が出たものだと思います。
予定通りサドイチを走れて、神様に感謝です。


姫埼灯台の案内があったので寄り道してみると、自転車が停まっていました。
サドイチの自転車でしょうか。


展望台のところまで歩いて行ってみると、かわいい灯台が見えました。
鉄筋でできているのでしょうか?
あまり見たことのない形です。


島の真ん中に穴が空いていて、そこから波が噴き出していました。
自然の力は凄いです。


岩に隙間が空いているように見えます。
これも自然が作ったのかな?


また、灯台が見えてきました。
鴻ノ瀬鼻灯台です。


民家の間から巨木が見えたので近寄ってみると、「おけやき」という樹で日蓮上人がこの樹の祠で三日三晩過ごされたそうです。

両津港を出発して40km、赤信号につかまりました。
思い出してみると、両津港で信号を見てから、初めての信号のような気がします。

帆掛け船があったのでなんだろうと近づいてみると、赤泊港のモニュメントでした。


海岸線の道を走っていると波の音に紛れて水の音が、
なんだろうと見てみると、小さな滝が流れ落ちていました。
可愛い滝ですが、赤岩不動滝と名前がついていました。


陽が落ちるぎりぎりに、今日の目的地、小木港に到着しました。
佐渡おけさを踊るお姉さんが、僕とBROMPTONを迎えてくれました。


今日は小木で一泊して、明日サドイチ完走を目指して走ります。

135日目
 走行距離 61.5km(GPS計測)
 総走行距離 12,757.9km
 出発時間 13:00 (両津港)
 到着時間 17:36 (小木港)
 走行時間 4時間36分
 平均速度 13.4km/h


日本一過酷な国道 暗峠

2023年08月19日 | 日本一周

BROMPTONの10段化の効果を試したいなぁと、走りに行くところを探していたら、良いところを見つけました。
日本一の急斜度の国道、暗峠です。
大阪と奈良の県境にある暗峠を越える国道308号線が、日本一の急斜度の国道だそうです。

日本一高い国道の渋峠自転車で登れる日本一高いところ畳平と、最近は日本一の挑戦が続いています。

暗峠は、高校生の時にクラスメートが原付で登れなかったというので、僕は通学に使っていた10段変速のランドナータイプのサイクリング車で、足を着かずに登り切ってやると挑戦しました。

しかし、あまりの激坂に足を着いてしまって挫折。
近所の自転車屋に相談して、フロント、リア共に34Tのギア、変速比1対1に改造してもらって再度挑戦。
見事に足つきなしで完登しました。

あれから40年、還暦間近の僕は、どこまで登れるでしょうか。



連日、猛暑が続いているので、気温が低いうちにと朝早くに家を出発して、国道308号線を目指しました。
10段化のお陰でトップは程よいギア比で走ることができ、少し重いと感じたら外装2速をロー側に変速すると、スムーズにギア比を落とせて軽快に走ることができます。

国道308号線に到着、いよいよ暗峠を目指します。


時刻は6時3分、暗峠まで2.4km、何分で登ることができるでしょうか。


国道308号線に入ると、いきなりの激坂です。
一番変速比が低いギアでも、ペダルが重たくて踏み込むのに一苦労です。


300mも行かないうちに、足を着いてしまいました。
40年前の自分があざ笑っているようです。


再スタートを試みましたが、坂がきつくてスタートを切ることができません。
せっかく10段変速に改造したのに、暗峠の坂には歯が立ちません。
挑戦する相手を間違えました。


仕方なく、BROMPTONを押し上げる羽目になりました。

高校生の時の自転車の変速比は1.0、BROMPTONは1.29なので仕方がないかと思ったのですが、
高校生の時の自転車は27インチ、BROMPTONは16インチ、
タイヤの直径を勘案すると、BROMPTONは0.76になります。

BROMPTONの方がペダルが軽いのか・・・
やっぱり、サッカー部で鍛えていた当時の脚力にはかなわないようです。

国道308号線は、BROMPTONを押し上げるだけでも一苦労です。
気温は26℃ですが、汗がしたたり落ちてきます。


一休みしようにも、蚊や虻が集まってきて、ゆっくり休むこともできません。
振り切ろうにも、BROMPTONを押している速度ではどうすることもできません。
群がる蚊、虻に閉口しながら、BROMPTONを押し上げていきました。

暗峠まで後2kmの道標がありました。
まだ400mしか進んでいないのか・・・


生駒山上に登る登山道があります。

二十歳のころにTLM50というトライアルバイクで、ここから生駒山上まで登りました。
40年近く前の話なので、登山者も頑張ってと応援してくれましたが、今なら不法走行で捕まるところです。


気温が25度に、標高が上がったので気温が少し下がりました。
でも暑さは変わりません。
蚊と虻がまとわりつくのも変わりません。
坂道は相変わらずきつく、折れそうになる心をなだめ、BROMPTONにもたれるように体を預けながら、押し上げていきます。


スリップ痕のあるコーナーです。
ここが一番きつい斜度37%のところでしょうか。
スタンドを立てたBROMPTONがずり落ちていきます。
なんとかBROMPTONが止まったところで急いでシャッターを切りました。


暗峠まであと800メートル。
ようやく1kmを切りました。


この看板を過ぎてすぐに斜度が緩くなり、BROMPTONを漕ぐことができました。

弘法の水です。
昔はここの湧水をがぶ飲みしたのですが、今は水質が悪化したのか、飲用禁止です。


ブロンプトンを漕げたのもつかの間、また激坂が現れました。
また、BROMPTONを押し上がります。


見慣れた国道の標識がありました。
本当に国道なのか?・・・


石畳が見えてきました。
暗峠はもうすぐです。


ガタガタと石畳の上を走ると、奈良県との県境が見えました。
奈良は何度も走っているので今更ですが、BROMPTON、奈良県に突入、41個目の都道府県です。


県境のすぐ後ろに暗峠の碑があります。

暗峠に到着
1時間8分も掛かりました。

高校生の時は何分で登ったのかな?
高校生のころの僕は、まさか40年後に暗峠を登っているとは思ってもいないでしょうね。
なんせ、当時の親父より年を食っているのですから。


このまま奈良側に下っていくと、大阪に帰るのに坂を登らなくてはけないので、ここから引き返すことにします。


下りは颯爽にと言いたいところですが、
下り坂も限度を超すと危険でしかありません。

前転しそうなのでサドルを低くして重心を下げ、ブレーキを握りしめながら下っていきます。
ブレーキワイヤが切れたら死ぬな、と恐怖を感じながら。


ブレーキを握る手が痺れてきます。
リムも焼けてブレーキが効かなくなってきます。
何度か休憩をとり、無事に国道308号線を下ることができました。


往復にかかった時間は1時間43分。
平均速度はなんと2.9km/h。
歩くよりも遅い、というか登りは8割がたBROMPTONを押していましたから。
国道308号線、真に酷道です。
BROMPTONの10段化の効果、試せませんでした・・・



GPSのデータです。


獲得標高は515mですが、渋峠や畳平を登るよりもしんどかった。


日本一周134日目 自転車で登れる日本で一番高いところ

2023年07月22日 | 日本一周



前回、「ろんぐらいぁず!」という漫画に触発されて、日本国道最高地点に登ってきましたが、もう一か所、気になるところがあります。

自転車で登れる日本で一番高いところ、畳平です。
長野県と岐阜県の県境で、長野から登って岐阜に抜けたいところですが、岐阜側の乗鞍スカイラインは通行止めになっています。

となると往復することになるので、「ろんぐらいぁず!」の亜美たちと同じように麓の駐車場まで車で行って、チャレンジすることにしました。

夜、愛車セレナに愛車BROMPTONを乗せて出発です。
セレナは新型に乗り換える予定なので、セレナとはこれが最後の遠出です。

名神高速道路から中央道に入って、長野道の松本ICで降りて地道を走って、三本滝駐車場を目指します。

「ろんぐらいぁず!」の亜美たちは乗鞍観光センターからスタートしたのですが、亜美は19歳、僕は59歳なので、ハンディをもらってマイカー規制の起点となる三本滝ゲートの傍の三本滝駐車場からスタートします。

乗鞍観光センターから三本滝駐車場までは、車のエンジンが唸るぐらいの急坂です。
三本滝駐車場をスタートにしてよかった。

三本滝駐車場に到着したのは1:30、真っ暗です。
見上げると満天の星空で、天の川が見えました。
でも、思ったよりも寒く、念のためと持ってきた毛布にくるまって仮眠をとりました。


翌朝、BROMPTONを展開して、出発の準備です。


さあ、登り切ることができるでしょうか。


三本滝のゲートをくぐろうとすると、募金箱がありました。
ちらっと千円札が見えたので、僕も踏ん抜して千円札を投入しました。


乗鞍エコラインは、走り始めるとすぐに激坂です。
チェーンリングを33Tに交換したおかげで何とか踏むことができます。

激坂と格闘していると、ロードバイクに抜かされました。
一番にゲートをくぐって、畳平に一番乗りの目論みは泡と消えました。


1kmほど登ったところで、三本滝駐車場に止めてるセレナを見下ろすことができました。
ここまで登るのに、2回ほど休憩しています。


GPSが右に曲がれと指示を出します。


ETREXさん、いくらなんでもこの道はBROMPTONでは無理でしょう。


ナビを無視して、乗鞍エコラインを登っていきます。

ロードバイクに乗った女性が「ミニベロですごいですね」と驚きながら僕を抜かしていきました。
「ろんぐらいぁず!」の紗希みたいな人です。


観光バスも抜かしていきます。
曲がり角であんなのがきたら怖いでしょうね。


「ろんぐらいぁず!」にも描かれていた通り、コーナの内側はすごい斜度です。
対向車が来ないことを確認して、大回りしていきます。


雲が広がってきて、ガスも出ています。
雨が降らなければ良いのですが。


位ヶ原山荘に到着しました。
標高2,350mです。
僕のBROMPTON、最高標高を更新です。


山荘の中に入ると、「ろんぐらいぁず!」の亜美がいました。


僕も亜美と同じ、おしるこを注文しました。


甘いおしるこは体の疲れを癒し、お餅が体の中でエネルギーに変わります。

位ヶ原のおトイレは有料です。
乗鞍エコラインを登るときは、100円玉を忘れないように。


一息ついて位ヶ原山荘を出て山を見上げると、頂の近くを線が横切っています。
あそこまで登らないといけないのか。
いや、もっと高い所まで登らないといけないかも。


位ヶ原山荘から少し登ると、森林限界を超えたのか高木が少なくなり、視界が開けてきました。
標高が高くなって空気が薄くなってきたのか、少しでも無理をすると息苦しくなって動悸が激しくなります。
高山病にならないように苦しくなったら休憩して深呼吸して、血中酸素濃度を下げないように登ります。

山の中腹に、白い雪渓が見えてきました。


大雪渓に到着。
スキーを楽しんでいる人がいました。
そういえば、長い間スキーをしていないぁ。

観光バスから降りてきた青いジャージを着た中学生が、列を組んで山を登っていきます。


下界を見下ろすと、今まで登ってきた道が見えます。
この風景がヒルクライムの醍醐味ですね。


下ってきた登山者に聞くと、畳平まであと標高100mぐらい、山の稜線のへこんだところだそうです。
あと、もう少し。


稜線を越えると、岐阜県の看板が現れました。
BROMPTON、40個目の都道府県に突入です。


県境を越えてすぐのところに「標高2716mのバス停」がありました。
自転車で登れる日本で一番高いところに到着!
今、日本国内に僕のBROMPTONより高い所にいるBROMPTONはいないはずです(笑)


畳平の鶴ヶ池が綺麗見えます。
天気が良くて、最高です。


畳平まで13.8km、到着が10:4なので3時間49分で到着しました。
平均速度3.6km/hです。
日本国道最高地点は平均速度5.1km/hで登ったので、やっぱり乗鞍エコラインの方が厳しかったです。


岐阜県側の乗鞍スカイラインは、災害のため閉鎖されていました。


少し下って、畳平に到着。


銀嶺荘で到着証明書を購入しました。


バスターミナルでお蕎麦とかき揚げ丼を食べてエネルギーを補給して、乗鞍エコラインを下ろうとすると、ガスがあがってきました。
早めに到着していてよかったです。
ガスって綺麗な風景が見れなかったら悲しいですもんね。


再び長野県に突入。
岐阜県には数百メートルしか踏み込んでいませんでした。


はるか下に位ヶ原山荘の屋根が見えます。


ここから一気に下りたいところですが、そうもいきません。
ブレーキが焼けて、制動がおかしくなってきます。

位ヶ原山荘の前で、「ろんぐらいぁず!」の亜美たちが水浴びをした湧水があったのでタオルを濡らし、リムを濡らして冷やしてみました。


でも、あんまり効果がありません。
休み休み降りてきて、ようやく三本滝ゲートに到着しました。


セレナと対面。

無事に自転車で行ける日本で一番高いところを走破することができました。

GPSのデータです。




134日目
 走行距離 29.8km(GPS計測)
 総走行距離 12,696.6km
 出発時間 06:15 (三本滝駐車場)
      10:04 (畳平)
 到着時間 11:55 (三本滝駐車場)
 走行時間 5時間40分
 平均速度 5.3km/h


日本一周133日目 日本国道最高地点 渋峠その2

2023年06月19日 | 日本一周



ホテルの窓から外を見ると、朝日が昇ってくるところでした。
今日も良い天気です。


草津温泉の朝風呂を浴びて、身支度を整えて日本国道最高地点へのチャレンジです。

5:41 出発です。
(目的地までの距離、11.3kmはショートカットしているみたいで出鱈目です)


国道292号線に入って、渋峠を目指します。


「ろんぐらいだぁず!」の紗希は、草津温泉からはボーナスステージみたいなものだと言っていたけど、本当でしょうか?

国道292号線に入ると、いきなり急坂です。
やっぱり、紗希と雛子の言うことは信じられません。


国道292号線沿いは火山活動が活発みたいです。
今はレベル1なので通行できますが。


休み休み登っていくと、草津の市街が見下ろせました。


登り始めて約1時間です。
5kmほど登っています。
でも、その間に5回ぐらい休憩をはさんでいます(笑)


木陰で休んでいると、ロードレーサが抜かしていきました。
僕は焦らずに自分のペースでゆっくりと登ります。


ここから500mは硫化水素ガスが発生しているかもしれないので、立ち止まり禁止です。
500m、一気に登れるかなぁ・・・


殺生ゲート、名前が怖いです。


道の両側の岩が硫黄で変色して、硫黄の匂いが漂っています。
駐停車禁止、立ち止まってはいけません。
ひたすらペダルを漕いでいきます。


もう500メートル走ったかなぁ。
森林限界を越えたので、ずーと上の坂まで見通せます。
佐多岬や伊豆半島では坂に悩まされましたが、今回は坂が続くことを覚悟しているので、心が折れることなく登坂を楽しめます。


振り返れば、今まで登ってきた坂を見下ろすことができます。
随分登ったものだと達成感が沸きます。


画面に光が反射して見にくいのですが、草津温泉から登った距離が9.65km
日本国道最高地点までの距離が9.65kmです。
時刻は7:27、約2時間かかっています。


ここがちょうど中間地点です。


展望台がありました。
赤城山系や榛名山系の山々が見えます。
気象条件が良ければ富士山が見えるそうですが、残念ながら見えませんでした。


道路の横に白いものが、よく見ると雪でした。
ひと月ぐらい前なら雪渓が見れるそうなので、その名残でしょうか。
でも、6月半ばに雪が残っているなんて、高い所に来たと実感できます。


草木の生えていない山が白根山頂でしょうか。
火山活動の影響で、立ち入り禁止になっています。


閉鎖されている白根山のレストハウスを越えると、下り坂が現れました。


本日初めてギアを5速に入れました。
坂を下っていくと、やっぱり登り坂が現れました。


また坂と格闘していると、アベックのロードレーサが抜かしていきました。
奥さんには内緒ですが、パートナーとサイクリングを楽しめるなんて、羨ましいです。


また、下り坂が現れて、その先に登り坂が見えます・・・


バックパックを担いで、写真を撮っている人がいました。
歩いて登っているのかな?


中央分水嶺、ここに降った雨は、日本海と太平洋に分れるのですね。


綺麗な風景ですが、延々と登り坂が見えます。


道端で写真撮影している人がいました。
先ほど抜かした人では?
休憩している間に抜かされたのでしょうか。
BROMPTONの登坂速度は、徒歩以下のようです。


目的地まで、あと300m。
山の上に碑が見えてきました。


ついに日本国道最高地点に到着。
登り切りました!!


眼下に小さく草津温泉街が見えます。


到着時間は9:40です。
出発が5:41なので、3時間59分。4時間を切りました。


「ろんぐらいぁず!」では、長野原草津口に終電で着いて、日本国道最高地点に9:30に到着してます。
長野原草津口の終電は23:05なので、23:30に出発したとして10時間。

僕は昨日、草津温泉まで2時間46分、今日は3時間59分なので、6時間45分で登りました。

彼女たちより、3時間15分も早く登りました。
もっとも、一泊せずに通しで登っていたら、途中で野垂れ死んでいたでしょう。

ちなみに長野原草津口から日本国道最高地点まで34.3km。
僕とBROMPTONの平均登坂速度は5.1km/hでした。

日本国道最高地点を通り過ぎて下っていくと、渋峠ホテルに着きました。
ホテルの真ん中を群馬県と長野県の県境が走っています。


群馬県と長野県は海に面していない県なので、僕の日本一周の旅では訪れることのない県だったのですが、
日本国道最高地点のチャレンジのお陰で、38個目と39個目の都道府県に到着です。

渋峠ホテルで日本国道最高地点到着証明(ろんぐらいだぁず!バージョン)を購入して、ホットコーヒーと甘いワッフルで最高地点踏破を祝いました。


渋峠ホテルには亜美に絡んでいた犬がいるのですが、おじさんは嫌いなのか、呼んでも小屋から出てきてくれませんでした。


渋峠ホテルで一服して、長い下りに入ります。
気温は18℃。
下り始めると寒いぐらいです。


はるか下に信濃の街が見えます。


51号カーブ。
もしかして51個もカーブがあるの?


颯爽と下りたいところですが、あまりスピードを出しすぎると危ないのでブレーキを握りしめながら下っていきます。
しばらく下ってBROMPTONを止めてリムを触ってみると、触れないぐらい熱くなっています。
このままだとブレーキシューが溶けてしまいそうなので、ときどき停まってはリムが冷めるのを待って下っていきました。

ずーと下りかと思ったら、登り坂が現れました。
距離は大したことがないのですが、地味にしんどいです。


坂を越えると下り坂。
長野方面からロードレーサが登ってきました。
あと標高500mほどです。がんばれ!


標高1,500mまで下ってきました。
気温は22℃。
寒くもなくいい感じです。


一の瀬スキー場の道標がありました。
中学校の修学旅行が一の瀬スキー場だったので、懐かしいです。
15歳の頃なので、もう44年も前か・・・


気温が24℃に上がりました。


標高1,310mまで下ってきました。


標高900m。
1,000mを切りました。
カーブもあと5個です。


気温25℃、
暑くなってきました。
もうすぐ道の駅北信州やまのうちです。


道の駅北信州やまのうちに到着しました。
時刻は11:54。
渋峠ホテルから約26kmを1時間半ほどで下ってきました。
リムを冷ましながら下ってきたので、平均速度は15km/hぐらいです。
渋峠チャレンジ完走です。


お昼時だったので、道の駅のレストハウスで天ぷら蕎麦をいただきました。
歯ごたえのある蕎麦が美味しかったです。


昼食を終えて、ふとウエストバックを見ると、日本国道最高地点で飲み干したコーヒーのペットボトルがへこんでいました。
改めて高い所まで登ったのだなぁと実感できました。


道の駅から湯田中駅まで走って、駅前の温泉で汗を流して、大阪に帰ります。



133日目
 走行距離 50.7km(GPS計測)
 総走行距離 12,666.6km
 出発時間 05:41 (草津温泉)
 到着時間 12:55 (湯田中駅)
 走行時間 7時間14分
 平均速度 7.0km/h

GPSのデータです。


こちらは長野原草津口駅から湯田中駅までのデータです。

来年、僕は還暦を迎えます。
来年だと登り切れなかったかもしれませんね。
素敵な体験をさせてくれた漫画に、このタイミングに出会えたことを感謝です。


日本一周132日目 日本国道最高地点 渋峠その1

2023年06月19日 | 日本一周

最近見つけた「ろんぐらいだぁず!」という漫画がお気に入りです。
その中に、日本国道最高地点の渋峠にチャレンジするエピソードがありました。

僕の日本一周の旅は、国道より海側を走り、本州、四国、九州、北海道の端っこを周るというルールにしています。
国道最高地点も、三次元的に見れば端っこでは、ということで、大阪から電車を乗り継ぎ、「ろんぐらいぁず!」の亜美たちが出発した長野原草津口駅までやってきました。


日本国道最高地点、標高2,172mへの挑戦の始まりです。


国道406号線に入ると、激坂が現れました。
「ろんぐらいだぁず!」の紗希さんの教えでは、「登りの大原則は、ギアは残さず脚を残せ!」ということなので、1速に入れてゆっくりと坂を登っていきます。
しかし、1速でもペダルを踏むのが辛い、もっと軽いギアが欲しい。


400m先の交差点で国道292号線に入りますが、この400mが遠いです。


遠くに高い山が見えます。
あの山が最高地点なのでしょうか。


登りが続くと、脚に負担がどんどん溜まってきます。
脚だけではなく、腹筋も辛いです。
別に速さを競うわけではなく、走り切ることが目標なので、小刻みに休憩をとりながら坂を登っていきます。

草津までの距離の道標がありました。
これを頼りにえっちらおっちらと坂を登ります。


高校時代、国道308号線に暗峠というところがあって、同級生が原付バイクで登れなかったと言っていたので、僕は自転車で登ってやると通学に使っていた10段変速のサイクリング車で挑みました。
しかし、あまりの急坂にペダルを踏むことができず、あえなくリタイヤしてしまいました。
自転車屋でスプロケットを交換して1対1のギア比に改造し、再チャレンジ。
一回も足を着かずに暗峠を登り切りった思い出があります。

もしかしたら、僕は、坂道が好きなのかも。

国道292号線は、さほど交通量は多くないですが、草津温泉に向かうバスがひっきりなしに通ります。


木陰で休んいると、ロードレーサが駆け登っていきました。
彼も最高地点を目指しているのでしょうか。


標高1,000mを通過しました。
たぶん、ブロンプトンの最高標高は北海道の知床峠の738mなので、記録更新です。
でも、気温は26℃。
暑いです。


「登坂車線終り」の標識が現れました。
斜度が少しはましになるのかな?と期待します。


と思ったら、メロディラインンの標識が出てきました。
追い越す車のタイヤから、草津節のメロディが聞こえてきます。


でも、BROMPTONのタイヤにとっては、単なるでこぼこの道です。


メロディラインを過ぎると、下り坂になりました。
下った分、また登らないといけないのにと思いながら下っていくと、道の駅 草津運動茶屋公園に到着しました。

長い登り坂を登り切ったご褒美に、花豆みるくソフトクリームを食べました。
甘さが体に染みわたります。


道の駅から坂を下ると、有名な草津温泉に到着しました。
草津温泉は初めてです。
湯畑はものすごい量の温泉が流れていました。


湯畑の標高は1.156mです。
日本国道最高地点まで、まだ1,000m以上あります。


今日は草津の温泉で疲れを癒して、明日、日本国道最高地点を目指します。
(共同浴場の白旗の湯は熱くて、1分も入っていられませんでした)

「ろんぐらいだぁず!」では終電で長野原草津口駅に着いて、一気に日本国道最高地点を目指していましたが、主人公の亜美は19歳、僕は59歳なのでハンディをください。

132日目
 走行距離 14.5km(GPS計測)
 総走行距離 12,615.9km
 出発時間 11:38 (長野原草津口駅)
 到着時間 14:24 (草津温泉)
 走行時間 2時間46分
 平均速度 5.2km/h

長野原草津口から草津温泉のGPSのデータです。