ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

若いコブクロとキレイなフワ

2013-12-25 08:36:32 | をかしら屋
写真だけ見ると「この人、変態」と思われるかもしれないが、ホルモン屋は内臓「ちょして」なんぼである。
 (注:「ちょして」は「触って」の特定小エリア日本語)

昨夜も「黒豚内臓」が来た。
毎週火曜日、一頭だけ入荷する。
なんといっても圧巻のオイシサにワタシも常連さんたちもここのところ夢中になっているわけである。



先週は「黒豚内臓セット」は2日間で売れ切れた。
なにせ一頭なのでセットを組むとなると極小数しか提供できない。
大きなレバーも大量の小腸・大腸も数日でなくなる。
水曜日からの常連さんカウンターはどの皿も黒豚なのである。

さて、昨日入った奴はメスだった。



 (写真下がコブクロ、上は直腸)

先週のは立派で経験豊富な母豚の「経産メス」であったが、今週のはコブクロが発達しているから一般食用の子豚(一般豚で6ヶ月、黒豚は8ヶ月くらいと記憶するが、この年齢で出荷され肉用となる、ちなみに牛は24~36ヶ月だったかな)ではなく繁殖用の母豚だと思うが、それにしてはキレイな色をしている。



割いてみても中もキレイで、こりゃおいしそうである。



セットでのみお出ししますので、お早めに来てください。
付随する名前のわからぬ臓器も早い者勝ちです。

さて、昨夜は一般豚も数頭入荷したので、クリスマスイブではあったがさらさらと処理した。
その一頭に、これもキレイなフワ(肺)がついていた。
ワタシの友人にこの「フワ好き」がいるが、他の臓器にはないふわっとした食感に惚れる方も多い。
一般に「フワ」といえば立派な牛のものをお出しするが、この「豚フワ」も妙味であります。
先着一名様に差し上げます。

そうそう、黒豚のあの威勢のいい「テッポウ(直腸)」も一本焼きでお出ししますので、先着一名様限りとなります。

そろそろ年末のお仕事も片付いて、同僚と一献なんてお考えの方は、ぜひお立ち寄りください。
今週土曜日はそろそろ満席ですが、それ以外はまだ席がございます。
今度の日曜日も臨時営業で、年内30日まで皆さまをお待ちしております。

お電話、019-651-7111「をかしら屋大通店」までどうぞ。
  (14時半~16時半は休憩のためつながらない場合があります)

それでは、、