私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



このCDは、バロック時代の北ドイツを代表するオルガニスト、ディートリヒ・ブクステフーデ(1637 - 1707)のオルガン作品を7枚のCDに収めた全集の第1巻である。このCDには、リュベックの聖ヤコビ教会の小オルガンとニーダーザクセン州の最東北端、オスト=フリースラントのノルデンにある、聖ルートゲリ教会のシュニットガーオルガンの演奏によって、10曲のコラールと5曲の前奏曲などの作品が収められている。 この記事は、2007年3月4日に投稿した記事に加筆、修正した改訂版である。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




バロック時代の鍵盤楽器と言えば、チェンバロやクラヴィコードであるが、チェンバロは中世の終わり頃に誕生し、ルネサンスからバロックにかけて宮廷や家庭に広く普及していた。今回紹介するCDは、チェンバロが誕生したイタリアから、フランドル、フランスと、次第に変化して行く楽器によって、それぞれの時代の音楽を紹介している。 この記事は、2007年5月24日に投稿した記事に加筆、修正した改訂版である。 . . . 本文を読む

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




今回紹介するCDは、フルート奏者、有田正広が所有する13本のフルートで、それぞれの楽器が使われていた当時の曲を演奏した2枚組のアルバムである。最も古いものでは、1550年頃にフランスのC. ラフィによって製作されたルネサンス・フルート(ここで演奏されているラフィ作のフルートは2本ともその復元楽器である)で、最も新しいものは、1990年製のムラマツのベーム・システム・フルートである。これらの楽器によって、それぞれの時代の作品計16曲が演奏されている。 この記事は、2007年2月24日に投稿した記事に加筆、修正した改訂版である。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




「私的CD評」は、2007年2月24日以来5年余りに渉って継続してきたが、その間に記事の内容も変化してきた。開始当初は、かなり簡略なものであったが、次第に作品、演奏者、レーベルについての情報を詳しく盛り込むようになった。そこでこれからしばらく、過去の記事の中で、さらに情報が必要と筆者が考える記事の改訂を行うことにした。  今回は、2007年2月23日に投稿した「オランダ、デン・ハーグ市立博物館所蔵のリコーダーによる演奏を収めたCD 」に加筆、修正を加えたもので、オランダのハーグ市立博物館所蔵のオリジナルのリコーダーによる演奏を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




中世、ルネサンス、バロック時代のヨーロッパでは、どのような楽器が用いられていたのか。オリジナル楽器による当時の曲の再現には、当時の楽器の解明、再現が欠かせない。我々音楽を聴く側も、当時の楽器が実際のどのような響きを持っていたのか、どのような曲が演奏されていたのかを知りたい。そのような望みを叶えてくれるCDの企画として、新たにリチェルカール・レーベルから、すばらしいアルバムが発売されたので、今回はこれを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




後期バロックから古典派にかけての時期は、調性の幅が拡がり、それにともなって調律法や楽器自体も変化した。フルートもこの時代の流れによって、様々な工夫がされ、次第にキーが付け加えられ、最終的にはベーム式フルートに至る。こうした変化をたどっている時期のフルートによる演奏を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




オリジナル楽器の音を収めたレコード(CD)は、現在では多数あるが、いくつものオリジナル楽器の音を収録したレコードのかなり初期のものとして、エラートがパリ音楽院の楽器博物館所蔵の楽器を体系的に録音したシリーズがあった。今回はそのシリーズをCD化したものの1枚。鍵盤楽器のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ヨーロッパ各国のオルガン音楽は、国によって互いにかなり異なったところがある。その中では、ドイツのルター派プロテスタントに属する教会はオルガンの規模、作品の多様さに於いて群を抜いている一方、カトリック教が支配的なイタリアやスペインにおいては、それに比較するとオルガンの規模も小さく、作品も控え目なように見える。今回はそれらの内、スペインのルネサンスのオルガニスト、アントーニオ・デ・カベゾンの作品を、スペインの歴史的オルガン3台で演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




これまでにもフランドルのチェンバロ製作において最も重要なリュッカース一族の楽器の演奏を紹介してきたが、ここで改めて、現在残っている ヤン・リュッカースII世製作のチェンバロを3回に渉って紹介したい。その第3回目は、すでに紹介したことのある、現在フランスのアルザス地方、コルマーにあるウンターリンデン美術館が所蔵している、1624年にヤン・リュッカースII世が製作した2段鍵盤のチェンバロによる演奏のCDを紹介しよう。 . . . 本文を読む

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




これまでにもフランドルのチェンバロ製作において最も重要なリュッカース一族の楽器の演奏を紹介してきたが、ここで改めて、現在残っている ヤン・リュッカースII世製作のチェンバロを3回に渉って紹介したい。その第2回目は、現在イギリス王室が所有する1612年製作の2段鍵盤のチェンバロによる演奏のCDを紹介しよう。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ