私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



今日では、バッハをはじめとしたバロック音楽をオリジナル楽器で演奏することは、当たり前のことになっている。このような状況を作り出したのは、それぞれの楽器や合奏の分野で、開拓者として活動した音楽家達であった。鍵盤楽器の演奏に於いては、グスタフ・レオンハルトがそのような開拓者にあたる。今回はレオンハルトがドイツ・ハルモニア・ムンディとセオン・レーベルに録音した、バッハのチェンバロとオルガンのための作品をすべて集めたセットを紹介する。 . . . 本文を読む

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中世、ルネサンス、バロック時代のヨーロッパでは、どのような楽器が用いられていたのか。オリジナル楽器による当時の曲の再現には、当時の楽器の解明、再現が欠かせない。我々音楽を聴く側も、当時の楽器が実際のどのような響きを持っていたのか、どのような曲が演奏されていたのかを知りたい。そのような望みを叶えてくれるCDの企画として、新たにリチェルカール・レーベルから、すばらしいアルバムが発売されたので、今回はこれを紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツァルトの作品の中では、あまりなじみのない作品がある。「教会ソナタ」あるいは「使徒書簡ソナタ」といわれる17曲の作品群で、モーツァルトがまだザルツブルクにいる頃に作曲した、大聖堂におけるミサの間に演奏された曲である。今回はその全曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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バッハの作品として、作品目録に掲載されており、作品番号(BWV)を持っている曲にも様々なものがあり、必ずしもすべてがバッハの創作によるものばかりではない。ヴィヴァルディなど他の作曲家の作品の編曲などがその例であるが、それ以外に、バッハの関与が充分に解明されていない作品群がある。今回紹介する「シェメッリの歌曲集」その一例である。 . . . 本文を読む

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