私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



キリストの生誕を祝うクリスマスは、第一義的には宗教的な行事で、ミサや礼拝のための音楽作品が多く作曲されたが、それに付随して世俗的な作品も存在する。その中でも「パストラーレ」と題する曲がよく知られている。今回はクリスマスにちなんで、この「パストラーレ」などクリスマスにちなんだ管弦楽曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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クラリネットは、木管楽器の中では比較的新しいもので、実際に演奏会で用いられるようになったのは、18世紀の終わり頃と思われる。クラリネットの最初の名手としては、ヴィーンで活躍していたアントン・シュタットラーが知られている。モーツァルトのクラリネットのための作品は、いずれもシュタットラーのために作曲したと考えられている。今回は、すべてがオリジナルではないが、モーツァルトのクラリネットのための室内楽を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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今回紹介するCDは、すでに一度紹介した、カフェ・ツィンマーマンの演奏によるバッハの協奏曲、管弦楽組曲で構成されたシリーズの1枚である。一般によくある同じ曲種の全集的構成ではなく、演奏会的選曲が特徴である。そして、指揮者を置かない小編成の演奏は、個々の奏者の創意が競い合う魅力あふれるのもである。 . . . 本文を読む

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音楽史をさかのぼってゆくと、次第に音楽そのものや演奏習慣などが不明瞭になって行く。中世のヨーロッパの音楽ともなると、教会のグレゴリオ聖歌などの口承によって伝えられているもの以外には、非常にわずかな楽譜と、文学や絵画、彫刻などを頼りに再現することとなる。それは民衆の音楽については顕著で、その演奏には困難な研究と豊かな想像力が必要となる。今回はそのような困難を重ねて制作された中世の舞曲のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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