先に紹介した「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラフィーア音楽帳 1722」は、バッハが2番目の妻のために作製した手稿だが、その半分以上が欠落しており、その内容を正確に知る事が出来ない。それに対し、3年後に作製した「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラフィーア音楽帳 1725」は完全な形で残っており、この手稿が単に鍵盤楽器の練習曲集ではなく、バッハ一家の日常に於ける音楽生活を反映しているように見える。今回はこの音楽帳掲載の曲すべてを収録したCDを紹介し、この手稿の内容、成立過程を概説する . . . 本文を読む
| Trackback ( 0 )
|
|