私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



ベートーフェンのヴァイオリンソナタは、その原題でも分かる通り、ヴァイオリンとピアノが同等、あるいは時にはピアノが主導的役割を有していることで知られている。10曲有る番号付きのヴァイオリンソナタの中でも、最も有名な「春」と「クロイツァー」の2曲を、オリジナルのヴァイオリンとフォルテピアノで演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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リュートという楽器は、16世紀から17世紀にかけて全盛期にあった。18世紀になると徐々に衰退に向かい、次第に作品も生まれなくなっていった。バッハが活動していた18世紀前半はそうした衰退期にあり、そのせいもあって、バッハの作になるリュートのための作品はわずかしかない。今回はそのバッハのリュートのための作品のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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ローマ・カトリック教会の典礼における単旋律の聖歌は、9世紀から10世紀にかけて、いわゆる「グレゴリオ聖歌」となって、以降長年唱い継がれてきた。ルネサンス時代になると、この聖歌の旋律を基とした多声楽が生まれ、次第に複雑な曲となっていった。イタリア・ルネサンスの宗教音楽を代表するパレストリーナは、1545年に始まる「トレントの公会議」による多声的聖歌に対する批判に応える、より言葉が明瞭に理解出来る教会音楽を作曲した。今回はその代表的な「教皇マルチェルスのミサ」のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツァルトのいわゆる「3大交響曲」は、同時期に作曲された彼の最後の交響曲として、様々な「神話」を生み出したが、それぞれが独自性を持った作品として、評価されるべき傑作であることには、異論がないであろう。この3曲のうちの第40番ト短調と第41盤ハ長調の交響曲を、オリジナル編成のオーケストラで演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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通常この「私的CD評」では、CDを作曲家、作品単位で取り上げているが、たまには短いが良い曲を気楽に聴きたいと思うこともある。そのようなバロック時代の小品を収録したレコード(CD)は、アナログLP時代から様々な演奏団体によるものがあるが、今回は、その中でもオリジナル楽器編成のグループによるCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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