私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



ディートリヒ・ブクステフーデといえば、まずオルガン曲を考えるが、114曲の教会カンタータなどの声楽曲や室内楽作品も残っている。ここで紹介するCDは、その中でもなかなか紹介されることの少ない、室内楽作品を収めたものである。ハンブルクで活躍したオルガニストのヨハン・アダム・ラインケンの作品と共通する所の多い「ソナタ」は、ドイツ・バロック音楽の奥行きを知ることの出来るものとして取りあげた。 . . . 本文を読む

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ライプツィヒのトーマス・カントールといえばバッハ、というのがほとんどの人だろう。しかしその歴史は13世紀の終わりまで遡ることが出来る。その長い歴史の間に、ドイツで最も重要な教会音楽家の一人という名声を獲得することとなった。ここで紹介するCDは、バッハの前任者3人のトーマス・カントールのカンタータを収めたものである。 . . . 本文を読む

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J. S. バッハの属する一族は、多くの音楽家を生み出した。彼らは町の音楽師、宮廷楽士、そして教会のオルガニストやカントールとしてチューリンゲン地方で活躍した。教会音楽、特にオルガンのためのコラールなどは、実用的な目的で多くの写本が残っているが、世俗的な器楽作品は、なかなか残りにくい。そういう中で、今日まで残っている曲を紹介しているのが、今回紹介するCDである。 . . . 本文を読む

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