私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



チェンバロ製作の中心は、イタリアからフランドル、そしてフランスへと15世紀から18世紀末にかけて移動したが、周辺の国々、イギリスやドイツでも作られていた。ここで紹介するCDでは、18世紀後半イギリスの代表的チェンバロ製作者ジェイコブ・カークマンの楽器を鮮明な録音で聴くことが出来る。 . . . 本文を読む

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ルネサンスからバロック時代への境目、16世紀末から17世紀初めにかけて活躍したオランダのスヴェーリンクは、バロック時代の北ドイツのオルガン音楽を担うオルガニスト達の師でもあった。まだルネサンス時代の様式を残しながら、バロック時代への橋渡しをした彼の様々な作品を、オリジナルの楽器で聴くことが出来るCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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16世紀末の作曲家、アントニー・ホルボーンのコンソート音楽は、平易で楽しい曲で知られている。ルネッサンスの末期、当時の宮廷の舞曲からなるこの曲集は、コンソート音楽の最も古い出版譜の一つに数えられている。この曲集から選りすぐりの作品をヴィオール・コンソートで演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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バッハのチェンバロのための作品の中で、「フランス組曲」と「イギリス組曲」は特に多くの写譜が残されている。バッハが弟子達の教材として用いたためである。その中で「フランス組曲」は、美しい旋律で親しまれている。ここで紹介するCDは、2台のオリジナルチェンバロを弾き分けて、この魅力ある作品を楽しく聞かせてくれる。 . . . 本文を読む

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このCDは、バッハが若いときに作曲したと考えられている作品を中心に7曲を、フランスのチェンバロ奏者、ブランディーヌ・ヴェルレがフランドルのハンス・リュッカースII世が1624年に製作したオリジナルのチェンバロを演奏して録音したものである。 . . . 本文を読む

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17 - 18世紀のイギリスでは、カントリー・ダンスを踊れることが、紳士の嗜みとされていた。そのための教則本としてもてはやされたのが、1651年に初版が発行された、音楽出版人および書店主ジョン・プレイフォードのThe English Dancing Masterであった。ここで紹介するCDは、この本に収められた舞踏のための曲によって、当時のイギリスの社会の一端を紹介しようとするものである。 . . . 本文を読む

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