私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



「水上の音楽(Wassermusik, Water Music)」と言えば、ヘンデルの作品を思い出すが、同時代の作曲家テレマンにも、同じ名前の作品があった。その成立事情にも、似通ったところのあるこの作品紹介する。テレマンは、バッハと同世代のドイツの作曲家だが、ドイツにおけるギャラント様式の創始者として知られている。流麗な旋律と平易な構成によって、重厚なバロック様式から、新たなより大衆的な音楽への移行を示している。ここで紹介する作品も、この様な特徴を持っている。 . . . 本文を読む

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「コルネット」というと、ジャズや吹奏楽で用いられる、トランペットを少し小さくして、ずんぐりさせた楽器を想像する人もあると思うが、ここで取り上げるコルネットは、ルネサンス時代に盛んに用いられた楽器である。演奏はかなり難しそうだが、音量が得られるので、屋外や聖堂での演奏に用いられた。ここで紹介するCDは、このルネサンスのコルネットの素晴らしい演奏である。 . . . 本文を読む

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バッハのヴァイオリン・ソナタといえば、オブリガート・チェンバロ付きの6曲が最も有名だが、新バッハ全集の第6部門第1巻には、他に通奏低音付きの曲が2曲ある。これら2曲と、オブリガート・チェンバロ付きの第6番の古い形も収められたCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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フランス語でヴィエル・ア・ルー、ドイツ語でドレーライアー、英語でハーディー=ガーディーという楽器は、1000年以上の歴史を持ち、18世紀のフランスで、貴族や市民のアマチュアの間で大いに流行していた。その一風変わった構造と響きは、なかなか魅力的である。ここで紹介するCDは、当時の名だたる作曲家達の作品を集めたものである。 . . . 本文を読む

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