私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハの世俗カンタータには、その演奏機会によって、様々な形態の作品があるが、ヴァイマール時代から、貴族や王族その他の人物を祝う曲が、かなりな数に及んでいる。「私的CD評」では、これまでにも種々紹介してきたが、今回は、ライプツィヒ大学の准教授の就任に伴う記念講義と関連して演奏されたカンタータを紹介する。 . . . 本文を読む

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アレッサンドロ・スカルラッティについては、その息子の一人、555曲にのぼる鍵盤楽器のためのソナタで知られるドメニコ・スカルラッティに比較すると、その作品も含めあまりよく知られていないと言って良いだろう。実際には、イタリアのバロック音楽に於けるオペラ、カンタータなどの様式確立に決定的な役割を果たした重要な作曲家である。今回は800曲を超える世俗カンタータの中から5曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、真作の6曲がすべて、早くて1773年から1775年までの短い期間にザルツブクルクで作曲され、それ以降に作曲されたものはないようである。これはおそらく、それ以降は、ヴィーンにおいても、作曲のきっかけとなるヴァイオリン奏者が居なかったことによるのだろう。この5曲を作曲した短期間に、モーツァルトはヴァイオリン協奏曲の作曲に熟達し、その結果が第5番に明瞭に現れている。今回はこの第5番と、第1番、第2番を収録したCD を紹介する。 . . . 本文を読む

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世界有数のヴァイオリン奏者、ヴィクトリア・ムローヴァによるバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を紹介した際、「この演奏を聴いて、『ヴァイオリンとチェンバロのための6曲のソナタ』など、バロック・ヴァイオリンによる他の演奏も聴いてみたくなった。」と記した。その「ヴァイオリンとチェンバロのための6曲のソナタ」をヴィクトリア・ムローヴァが演奏したCDを、今回は紹介する。 . . . 本文を読む

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