モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、真作の6曲がすべて、早くて1773年から1775年までの短い期間にザルツブクルクで作曲され、それ以降に作曲されたものはないようである。これはおそらく、それ以降は、ヴィーンにおいても、作曲のきっかけとなるヴァイオリン奏者が居なかったことによるのだろう。この5曲を作曲した短期間に、モーツァルトはヴァイオリン協奏曲の作曲に熟達し、その結果が第5番に明瞭に現れている。今回はこの第5番と、第1番、第2番を収録したCD を紹介する。 . . . 本文を読む
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