私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



パイプオルガンの起源は、古く紀元前3世紀まで遡ることが出来るが、ヨーロッパの教会における典礼で用いられるようになったのはゴシック時代(12世紀から15世紀)であった。その後各国で、それぞれの事情に合わせて発展し、作品もそれぞれ特徴のあるものとなった。「私的CD評」は、これからしばらく、ルネサンスからバロックの作曲家達のオルガン作品と、それを演奏する各国のオルガンを聴くことのできるCDをシリーズで紹介する。その第1回目は、16世紀イタリアのリチェルカーレを収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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以前にも述べたように、音楽史をさかのぼってゆくと、次第に音楽そのものや演奏習慣などが不明瞭になって行く。中世のヨーロッパの音楽ともなると、非常にわずかな楽譜と、文学や絵画、彫刻などの画像資料を頼りに再現することとなる。そのような僅かな資料をもとに、様々な再現の試みが成されているが、今回は15世紀の撥弦楽器の音楽を再現したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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2011年の復活祭は、春分(3月21日)の後の最初の満月が4月18日なので、その後最初の日曜日である4月24日となる。したがって、その前の週の金曜日がキリスト受難の日となる。この聖金曜日の礼拝のためにバッハが作曲した受難曲は5曲あったという記述があるが、実際は2曲しか存在しない。この他に歌詞のみが存在するのがマルコの福音書による受難曲である。今回はそれを復元した演奏のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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バロック時代の器楽曲として、トリオソナタは非常に重要な形式であった。その発祥は16世紀から17世紀に移行する頃まで遡ることが出来、それ以降多くの作品が生まれていたが、それらの中から、コレッリをはじめとしたバロック後期の作曲家によるトリオソナタを紹介するシリーズの最後として、今回はバッハのオルガンのためのトリオソナタを紹介する。 . . . 本文を読む

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バロック時代の器楽曲として、トリオソナタは非常に重要な形式であった。その発祥は16世紀から17世紀に移行する頃まで遡ることが出来、それ以降多くの作品が生まれていたが、それらの中から、コレッリをはじめとしたバロック後期の作曲家によるトリオソナタをシリーズで紹介する。 今回は2曲しか存在しないバッハのトリオソナタのうちのひとつ、フラウト・トラベルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオソナタ(BWV 1079, 3)を紹介する。 . . . 本文を読む

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