私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハが1720年1月22日に書き込みを始めた長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのための音楽帳に、「2声の前奏曲」及び「3声の幻想曲」として記入した曲が、後に1723年に作製された自筆譜となって、今日「2声のインヴェンションと3声のシンフォーニア」(BWV 772 - 801)として知られる作品となった。今回はこの作品を、オリジナルのチェンバロで演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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独奏や伴奏の楽器として主流であったリュートに代わって、17世紀後半のフランスに於いては、クラヴサン(チェンバロ)が重要さを増してきた。そして多くのクラヴサン奏者が登場し、楽譜も次々と出版された。今回は、この様な時期に活躍した音楽家の一人、ジャン・アンリ・ダングルベールのクラヴサン組曲を収めたCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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音楽作品とそれが作曲された当時の楽器との密接な関連は、筆者が繰り返し主張してきたところであるが、先日NHK BShiで放送された「仲道郁代 ショパンのミステリー 特別編」という番組を見て、筆者はこの考えを改めて確認することが出来た。今回はこの番組で取り上げられた、ショパンが弾いていたプレイエル・ピアノによるショパンの作品の演奏を収めたCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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先日書店で、「やわらかなバッハ」という標題に惹かれて一冊の本を手に取り、目次を覗いてみると、面白そうなので購入して、読んでみた。今回は久しぶりの「余談」として、この本について述べる。ただ、この稿に於ける「やわらかなバッハ」についての記述は、あくまでも筆者の主観的な観点によるものであることを、あらかじめお断りしておく。 . . . 本文を読む

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