以前にも何度か述べたが、時代をさかのぼって行くと、音楽の演奏形態は不明確になって行き、中世やルネサンスの音楽、特に民衆の音楽に関しては、どのような楽器でどのように演奏されたかは、極めて曖昧にしか分からない。数少なく残っている出版譜や手稿の他に、様々な記述や画像資料から、その演奏形態を再現する努力がどうしても必要となってくる。そのため数多くある中世・ルネサンス音楽のCDにおいては、その楽器編成やテンポ、和声などが大きく異なっている。今回紹介するCDもそのような演奏解釈の一つを提示している。 . . . 本文を読む
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