カトリックの典礼で歌われる「グレゴリオ聖歌」は、その機能を越えて、西洋音楽に多大な影響を及ぼした。また「グレゴリオ聖歌」は、派生的な宗教音楽のもととなった。しかしその本質的な部分は、口承によって伝えられてきたため、その姿は刻々と変化してきた。さらに音楽の発展に伴ってその影響を受け、衰退の時期もあった。今回は、歴史的な研究によって、「グレゴリオ聖歌」の復興に重要な貢献をしたフランスのサン・ピエール・ドゥ・ソレム修道院の僧侶達による演奏を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む
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