私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



先に紹介したThe Delightful Companionと同じく、17世紀終わりから18世紀初めにかけてイギリスで盛んであったアマチュア音楽愛好家のためのリコーダー曲集の中から様々な作品を取り上げて構成したCDである。もともとアマチュアのリコーダー奏者を対象とした作品は、平易で、技術的にも容易なものが多く、一つの曲集の全てを紹介するのは、単調で面白味に欠ける場合が多い。このCDでは、曲の構成と選曲に、独自の工夫を凝らしていて、楽しく聴くことが出来る。 . . . 本文を読む

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バッハと同世代の、ザクセンのフライベルクを拠点に多くのオルガンを製作したゴットフリート・ジルバーマンの現存する楽器6基を、バッハの作品の演奏で紹介したCD。大きさや、設置されている教会堂も様々で、変化に富んだオルガンの響きを楽しむことが出来る。 . . . 本文を読む

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様々なCDを、筆者の独断と偏見で選んで紹介しているこのブログだが、 クラシックのレコードを聴き始めてほぼ半世紀、 その間にあったレコードやコンサートにまつわる体験を、ときどき本題から外れて、思いつくままに取り上げてみようと思う。今回その始めとして、珍しいレコードを取り上げる。 . . . 本文を読む

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先にディヴィジョン・リコーダーのCDでも触れたが、17世紀の終わりから18世紀の初めにかけてのイギリスでは、自ら楽器も演奏するアマチュアの音楽愛好家が隆盛を極めていた。そして17世紀も終わりに近付いてくると、一時廃れていたリコーダーが息を吹き返し、いくつもの教則本や曲集が続々と出版された。そして当時の一流の音楽家達が競ってリコーダーのための曲を書いた。ここで紹介するCDによって、当時のイギリスのリコーダー音楽流行の一端を垣間見ることが出来る。 . . . 本文を読む

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リコーダーはイギリスでも一旦廃れていたが、1680年代に入った頃から再び人気が盛り返し、いくつもの教則本を兼ねた曲集が出版される様になった。それに続いて、様々なリコーダーのための曲集が出版されたが、その一つがディヴィジョン・フルート(The Division Flute)である。ここで紹介するCDは、この曲集のほか、当時のアマチュアのためのリコーダー曲集からの曲もまじえ、20曲を収めている。 . . . 本文を読む

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