私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



音楽が楽譜によって、地理的にも時間的にも拡がってゆく大きなきっかけになったのは、印刷による楽譜出版である。特に五線譜と音符、あるいは各種記号が一体となった活字による楽譜印刷の発明は、早く安価に楽譜を出版することを可能にした。そのような活版印刷楽譜の出版を最初に行ったとされる、フランスのピエール・アテニャンの舞曲集による 演奏のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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音楽作品には、様々な表題や愛称を持ったものがある。それらの中には、作曲家自身によって付けられたものから後世になって初めて付けられたものなど多様である。モーツアルトの「音楽の冗談(Ein musikalischer Spaß)」は前者の例で、ハイドンの「告別交響曲」は後者の例である。総じて表題や愛称を持つ曲は、人気のある作品である。今回はこの2曲を含むCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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ヘンデルとは違って、バッハにはオルガン協奏曲は存在しない。しかし、バッハがライプツィヒの教会で演奏した教会カンタータには、オルガンが独奏楽器を担っているシンフォーニア等が多数含まれている。作品としては、チェンバロ協奏曲として残っているが、それらのうち3曲を、カンタータのシンフォーニアなどをもとに、オルガン協奏曲として演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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17世紀後半から多くのクラヴサン音楽が生み出されてきたが、その頂点に位置するのが、フランソア・クープランといって良いだろう。1713年から1730年にかけて出版された4つの作品集には、200曲を超える膨大な作品が掲載されている。今回はこの作品集から選び出された、いわば「ベスト盤」を紹介する。 . . . 本文を読む

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