私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



ヨーロッパ各国のオルガン音楽は、国によって互いにかなり異なったところがある。その中では、ドイツのルター派プロテスタントに属する教会はオルガンの規模、作品の多様さに於いて群を抜いている一方、カトリック教が支配的なイタリアやスペインにおいては、それに比較するとオルガンの規模も小さく、作品も控え目なように見える。今回はそれらの内、スペインのルネサンスのオルガニスト、アントーニオ・デ・カベゾンの作品を、スペインの歴史的オルガン3台で演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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ハイドンと言えば、104番まである交響曲や弦楽四重奏曲がまず思い浮かぶが、オラトーリオや歌劇、数は少ないが協奏曲やその他多くの作品がある。今回は良く知られたチェロ協奏曲などを収めたCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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長らくバッハの最後の作品と考えられていた「フーガの技法」は、その地位を「ロ短調ミサ曲」に譲ったが、対位法の集大成として作曲されたこの作品の偉大さは揺るがない。現在様々な楽器、編成で演奏されているこの作品を、確固とした信念で、グスタフ・レオンハルトがチェンバロで演奏しているCDを紹介する。今回は、少し長いです。 . . . 本文を読む

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ヴィヴァルディは作曲家であると同時にヴァイオリンの名手であった。そのため彼の器楽曲、ソナタや協奏曲は、圧倒的にヴァイオリンのための作品が多い。しかしその一方で、様々な機会に応じて、あるいは長年活動の中心となっていたピエタ女子慈善院における必要から、管楽器などその他の楽器の作品も書いている。今回はその中から、フラウト・トラヴェルソのための協奏曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツァルトの最後の作品、未完で終わった「レクイエム」は、弟子によって完成され、現在に至るまでモーツァルトの作品として演奏され続けている。作品のどれだけがモーツァルトによるものかなど、議論は絶えないが、多くの人を惹き付ける魅力のある作品として聴き続けられてきた。今回はこの作品をオリジナル楽器編成で演奏した2種類のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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