昨日、わたしの詩集「まばゆいばかりの光を浴びて」(暮しの手帖社)を読んで下さった方(高齢者の女性)から、電話を頂いた。勇気を奮い起こして電話をしています、と。
*
詩集の詩が仏教を題材にしているのが多いので、わたしをお坊さんと間違えておられた。法話を聞きに行きたいから、場所と時間を教えてくれ、というお願いだった。
*
わたしは坊さんではないこと、法話なんかしていないこと、を告げた。
*
何度も何度も読み返しています、元気をいただいています、と仰った。有り難いことである。近くの上峰町の方だった。お名前だけを仰った。もしもお役に立てているのであれば、それは嬉しいことだ。
*
第三詩集を出版したいが、資金がない。大金が掛かる。出版しても、お線香の臭いのするような詩集なんてまず売れない。お金が入ることがない。でも、もしも読者があるというのなら、考えてみたい。
*
第二詩集「まばゆいばかりの光を浴びて」も、売れずに、まだ10冊ほど残っている。第2詩集発刊からもう20年近くが経過している。