<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

ああいいなあ、いいなあ、いいなあ。

2024年09月06日 15時44分04秒 | Weblog

ああいい、いいなあ、いいなあ。とろりとろり溶けてしまうなあ。身も心も蕩々、陶然となるなあ。

西条八十作詞、成田為蔵作曲の「カナリア」を聞きました。詩が、届きました、僕のハートの中心部の、局所にまでドッカ~ンと。いいなあいいなあ、になりました。セックスしたときよりもうんと超えた「いいなあ」でした。

日本の童謡「カナリア」

1、歌を忘れたカナリアは、うしろの山にすてましょか。いえいえそれはなりませぬ。

2,歌を忘れたカナリアは、せどのこやぶにうめましょか。いえいえそれはなりませぬ。

3,歌を忘れたカナリアは、柳のむちでぶちましょか。いえいえそれはかわいそう。

4、歌を忘れたカナリアは、ぞうげの船に銀のかい、月夜の海に浮かべれば、忘れた歌を思い出す。

歌を忘れたカナリアは、わたしのことでもありました。わたしも歌を歌えません。日本全国に、この種の悲しさを味わっているカナリアは五万十万と居るでしょう。努力しても努力してもそれでも尚、己の力が発揮できないで苦しんでいる人達が、この歌を聞いたら,泣き出してしまうはずです。

作者西条八十も,歌を作る段階で、この悲しみ苦しみを味わっていたのかも知れません。

歌を忘れたカナリアが、最後、海に浮かぶ船の上で、月の光の中で、美しい歌を歌います。いい声でいい声で、とろ~りとろ~り歌います。

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