<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

少年のわたしの傍に やさしい人がいてほしい

2018年06月21日 09時58分08秒 | Weblog

わがそばにいてほしい人どこかこうふんわり白い夏雲に似る    薬王華蔵

少年のわたしに、いてほしい人がいる。ここにいてほしいという人がいる。そういう人がそこにいてくれるだけで,少年のこころが安らげる。恋人と呼んでもいい。呼ばなくたっていい。見知らぬ人だっていい。まったくの架空の、イリュージョンだっていい。そこにその人の位置を確保しておきたい。少年は中々大人になれない。独り立ちが出来ない。

わたしの「傍」といってもくっついていて呉れなくともいい。遠く離れた夏雲であったっていい。青い山であったっていい。もちろんエンジェルだったっていい。天邪鬼だったってかまわない。やさしい会話が成立すればいい。言葉も要らず、以心伝心だったらもっといい。

その人の勝手なイメージを抱く。一、ふんわりしている。二、ほんのり白い。三、実体がない。

一人はつまらない。わたしの傍に誰かいてほしい。やさしい雲のようにふんわりとして。老爺になっても、これは変わらない。外見は老いていても、その内容物は老成せず、少年の日のまま。まったく成長をしていないからだ。

ふ。これもやっぱり落選歌だった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 虚仮(こけ)なるものに執着... | トップ | 新聞投稿記事 「我が念願」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事