ほっそりとしている月だ ほっそりの人魚が寝てる砂浜に来る 薬王華蔵
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この頃、自信喪失している。なんでもかんでも、こうだ。身が細っている。だからだろうか。空に掛かる月だってやけにほっそりとしている。それを眺めながらぶらりぶらりした。夜の砂浜へやって来た。ここにもやはりほっそりとした人魚が横たわって、彼女はしずかに波の音を聞いていた。
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短歌もどういうのを書けばいいのか分からなくなっている。投稿をしても、もちろんずっと入選していない。早い話、入選すれば自信は回復するのだが、それがそうならない。書く気も失せる。
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じゃ、ずらりと列んだ人様の入選歌を読めば、それがその名歌秀歌の答になっているかというと、それもそうは思えない。なんだつまらないなどと思う。
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感動の波長というのは人それぞれに異なっている。わたしはわたしの波長でないとわたしの感動にならない。これじゃ、ひとりよがり。共感を得るはずはない。反省をする。しかし、反省にならない。同じエラーの繰り返しということになる。哀れ。
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