こころのご馳走屋さん、それがこの地球なのかもしれない。
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こころがどれだけでも食べていいようなご馳走がたくさんたくさんあるのに、食べてないだけかもしれない。
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お金を払って食べる料理がご馳走だと勘違いをして、もっぱら胃袋だけに食べさせているのかもしれない。
こころのご馳走屋さん、それがこの地球なのかもしれない。
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こころがどれだけでも食べていいようなご馳走がたくさんたくさんあるのに、食べてないだけかもしれない。
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お金を払って食べる料理がご馳走だと勘違いをして、もっぱら胃袋だけに食べさせているのかもしれない。
こころのご馳走屋さんがあるといいな。
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こころのご馳走がそこへ行くと食べられる店。
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メニューもたくさんあって、選んでいい。
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材料代はあまりかかっていないから、どれもお安い値段。
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こころのご馳走を食べているとしだいしだいにこころがにこにこして来る。温まって来る。ふんわりふわりになる。幸福感に満たされる。
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しかし、それを食べ付けたら、癖になってしまうかもしれない。
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もう普通の、胃袋を満たすだけのレストランへは行かないようになってしまうかもしれない。
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それじゃ、胃袋が不平を言い出すだろうか。
市からクーポン券が届きました。一人当たり5000円もらいました。これで2回目です。
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さっそくお昼は近くのレストランに行きました。家内といっしょに。豪華なランチを食べました。
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レストランは客で溢れていました。女子会らしい集まりも数組見かけました。
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同じようにクーポン券を当てにしたお客さんかもしれません。
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食べきれないので、余った分はこっそり家に持ち帰りました。
日が暮れました。こんばんは。夕焼け空の西の空がきれいだきれいだと西の窓を開けて、妻が一人で騒ぎ立てています。
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お爺さんはいつものように畑に出て過ごしました。午前も午後も。することはたくさん見つかります。何をしてもいいのです。しなくともいいけれど。
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お爺さんには畑仕事が似合っています。といっても、素人です。金儲けのためにするのではありません。これをしていると無心になれるからです。
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草を毟って、耕します。スコップで耕して土をほこほこほかほかにします。天地返しとも言います。それから畝を作ります。
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なかなかの重労働だから、休み休みします。丁度いいくらいに疲れます。疲労感があります。
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いい一日を過ごせたなあという気持ちになります。これは快感です。でも、人様に向かって自慢にできることではありません。
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やっていることは他愛のないことです。幼児の一人遊びに同じです。誰もいません。ずっと一人です。
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黙っています。ときおり口笛を吹きます。
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5時半で止めにします。しばらくぼんやりして過ごします。日が落ちると急に寒く感じます。外の水道で手を洗って、それから家の中に戻って来ます。