1
わたしを元気にしておこうと渾身の努力をしてくれている五臓六腑様、その他諸々のサポーター様方に感謝を申し上げます。
2
ああ、そのうちのたった一つが怠けてもいけないんだよね。みんながみんな正しい行動を休み無しに続けていなくちゃいけないんだよね。そうしないとたちまちわたしは健康を崩して不安定になってしまう。
3
そうならないために、みなさんが如何に細心の努力を払っていて下さっているか、ふっと考えてみる。考えたって理解に届くことなんてありえないのだが。
4
わたしになっていて下さっている肉体様、身体各位様、みなさんの最上最良最高のハタラキにあらためて深甚の感謝を申し上げます。
5
わたしは夕食をおいしく頂きました。これもみなさんのお陰です。わたしはまもなくお布団に入ってやすみます。こうすることができるのも、すべてみなさんの始めなく終わりない労働に負うところです。
6
あなたがたはわたしであって、わたしを超えておられます。わたしをわたし以上にするために労働奉仕を続けておられます。
7
しかし、わたしは、いまのところ、残念ながら、そのようなわたしの構成要素様に不満足を言うばかりです。これではいけません。みなさんのまごころの奉仕に報いていません。
8
わたしを構成しているのは物質の肉体様と非物質の精神様です。それに加えて、その肉体様と精神様を調和あらしめようとしている無上仏様がいらっしゃいます。この方はなんとも名付けようがないのです。仏教では「赤肉団上一無位の真人」などともニックネームされています。
9
みんなが和合をしてくださっているのです。ともかくみんながわたしを推進していてくださっているのです。
10
こうした背後があって、わたしは無頼を決め込んでいられるのです。ああ、すまないなあすまないなあと、時折思います。