<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

大好きな会津八一の短歌を読む

2019年11月01日 18時17分18秒 | Weblog
あめつちにわれひとりゐてたつごときこのさみしさをきみはほほえむ    秋艸道人 会津八一 歌集「鹿鳴集」より
奈良法隆寺での作である。「夢殿の救世観音に」と題されている。だから、此処の「きみ」は救世観音のことである。微笑んでおられるのは救世観世音菩薩である。「我一人」ではなかったのである。天地の間に立っているのはわたしひとりだと思っていたのは間違いだったのである。そこには救世観音がおられたのである。だからこの発見に、作者は安堵したのである。安堵の微笑みを貰い受けることができたのである。世の中の悲しみ苦しみを引き受けてくれる観音菩薩がおられたのである。此処は無仏の地獄ではない。菩薩とともに如来とともに生きていることができるところだったのである。仏国土だったのである。
寂しさに徹することでこの安堵を授かることができる。そういう仕組みが仕組まれている。一人生まれて来て、その一人を生涯通し、一人で死んで行く、一人で来て一人で去って行く。その悲しみその寂しさ。それだけなら、人は耐えて行けない。
会津八一は新潟の人。良寛禅師もまた新潟の人である。作者は良寛を崇敬している人である。良寛がそうであったように、彼も短歌と書に才能を開花させた。

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山を下りて来た目白の、初鳴きを聞きました

2019年11月01日 09時08分04秒 | Weblog
おはようございます。今日から11月ですね。爽やかな秋晴れになっています。山を下りて来た目白の、初鳴きを、今朝聞きました。群れではなかったようです。

僕は炬燵に入っています。9時を過ぎたというのに、着替えも済ませていません。口内炎は少しずつ治って来ています。ご飯が幾分かは咀嚼しやすくなりました。

今日は何をしましょう。何もしなくてもいいのです。しなきゃいけないということはありません。お縁側に出て日向ぼっこをしているのもいいでしょう。

やる気が湧いてきたら、畑に出ましょう。種から蒔いて育てていたスナップエンドウを移植してあげるときが来ています。一袋分が育っています。
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