これと宇宙を結びつけるなんて現実的ではないが、
宇宙となずけたなにかと、街の断片を重ね合わせると、
一枚の落葉が、今まさにひらひらと・・・
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これから、オー・ヘンリーの「最後の一枚」を思い浮かべるなんて、
若い時の記憶が、どこかにすり込まれているんだろうね、
「最後の一枚」の筋書きは忘れたが、
あれは、リーフであってルージュじゃないことぐらいは覚えてる、
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初冬の風景か、
落葉樹には、必ず最後の一枚がある、
いま、まさにその一枚が落葉しているかもしれない、
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世界に落葉樹が何本あるか、なんて考えなくていいのかも、
これは、例えば、の話だから、
一本の樹さえ見えれば、
一本の樹だけ見ていれば、
現実は数え切れないくらいの落葉樹があるけどね、
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それはいいとして、
こんなことを書きたいがために、この絵を作ったのではない、
偶然に、
いや、これが必然か・・・
例えば、あくび一つしただけで、自分または辺りの状況が変化してみえるように、
数十分前に意識していたことが無意味になり、今の一瞬が脳を支配する、
どこに行くのかはわからないが、新しい1ページが開かれたということか、
希望に満ちた1ページというわけではない、そこらにある1ページだが、
その開かれた1ページは宇宙の微細なる変化の一コマかもしれない、
宇宙は静かに膨張している、
この1ページが開かれたのも、膨張の一端かもしれない、
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ま、
それはいいとして、
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