初めての妊娠&子育て

8歳差の姉弟を育てています。色々色々ありますが、子育ても仕事も結構楽しくやっています。

ちいさいおうち

2009年03月09日 | Weblog
先日大きくなったね会でがんばったちびへのご褒美に購入した本です。
私自身も絵本や本が大好きなので、ついつい色々買い与え過ぎて家の本棚から流れ出していたりします…。

ちいさいおうち(バージニア・リー・バートン・作)

このおはなしには、このお家を取り巻く、時の移り変わりが描かれています。
四季の美しい自然に恵まれた田舎の町が文明の発展にともない、大都会の真中へと変わっていきます。

話の中では、小さい家を大都会から田舎に移した人は、小さい家を建てた人物の孫の孫のそのまた孫にあたる人という設定ですが、現代では、この本が書かれた当時以上に何百倍も早く土地開発は進められています。
孫どころか子供の代ですでに山がビルに変わる時代ですから、幼い頃の風景が変わりなく残っているというのは奇跡に近い世の中です。
近代化し便利になることがに悪いことは言えません。
自分の故郷はいつまでもそのままにと思いますが、地元に住む方の生活もあるでしょうからそんな勝手なことばかり思うわけにもいかないのですが
少し立ち止まって、この絵本を読むのもいいかなと思います。

「いなかでは、なにもかもが たいへん しずかでした」という最後の一文がとても大好きです。