東近江市布引グリーンスタジアム
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観光客や地域住民に親しんでもらおうと、滋賀県甲賀市水口町の旧東海道水口宿の二カ所に、歌川広重の「東海道五十三次」にも描かれた水口かんぴょうなどをデザインしたロゴマーク入りの看板が設置され、4月16日に除幕された。
マークは、地元のみなくち自治振興会などが取り組む「東海道水口宿盛り上げ事業」の一環として、検討会議委員の石川亮・成安造形大准教授の監修で学生が考案したもの。水口岡山城があった古城山と野洲川の流れを、水口かんぴょうが囲むようにデザインした。「水口宿」の三文字は、水口出身で「明治の三筆」に数えられる書家巌谷一六(いわやいちろく)の行書体を、別々の部分から抜き出して組み合わせた。
水口中部コミュニティセンター前には、幅42cm、高さ140cmの2枚の杉板看板が掲げられた。一枚は「水口宿」、もう一枚は「東海道」の看板で、2017年に大津、草津両市が石川准教授らの協力で作成した共通ロゴマークを刻んだ。二枚ともマークや文字は白色で彫り込み、全体を宿場町の雰囲気に合わせて弁柄塗りした。
500mほど東の、本水口商店街駐車場にあるからくり時計は、南北向きのパネルを水口宿のマーク、西向きのパネルを東海道のマークになっている。
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同博物館では8年ぶりの展示となる重要文化財の「木造聖観音立像」や「木造地蔵菩薩(ぼさつ)立像」をはじめ、平安から江戸期までの仏像と、大阪市の仏師向吉悠睦さんの作品全十九点を展示。仏像そのものの造形美を楽しんでもらおうと、詳しい説明パネルは掲示していない。
1986年以降に造られた向吉さんの作品を同じ会場に展示することで、時代ごとの仏像の特徴を見比べ、元々極彩色だった仏像が色あせてしまうほどの時間の長さも感じてもらう。
向吉さんの作品は全て撮影可。向吉さん作の高さ2.7mの「木造聖観音立像」と2.9mの「木造11面観音立像」の2体はガラスケースに入っておらず、掘った跡や光背の作りを360度どこからでも見られる。
10:00~17:00(入館は16:30)。高校生以上300円、小中学生150円。月、火曜休館だが祝日は開館。5/3~5/6は無料で入館できる。
(問合せ)愛荘町歴史文化博物館: 0749-37-4500
「古例大祭」は、鎌倉時代の古記録にも現れる多賀大社年間の最重儀で、「多賀まつり」あるいは騎馬多数の供奉が行われることから「馬まつり」とも呼ばれている。
前儀は早く1月3日から始まり、 4月に入ると、馬頭人、御使殿共に、神様を迎え入れる御神入式、神様に自ら御供物を献じる大御供式(おおみごくしき)、宵宮祭などを行い、当日を迎える。
4月22日は、08:30から大祭を斎行、10:00には列次を整えてお渡りが出発する。その列次は、馬頭人、御使殿を中心に、氏子や崇敬者の騎馬供奉四十数頭、御神輿や御鳳輦の供奉者など実に500名におよぶ行列となる。
行列は、14:00頃、本社前にて行列に合流し、尼子の打籠馬場において、ここで「富ノ木渡し式」という儀式を行った後、15:30に、揃って本社に出発する。これがいわゆる「本渡り」と呼ばれるもので、祭の最大の見どころである。
17:00には、宮司以下神職、祭の全関係者が本殿を三周する「夕日の神事」が行われ、一日をついやした大祭は終了する。