juntarouじいじの日々是好日

保谷障害者福祉センターの卒業記念に「じいじにも出来るよ」と言われて始めたブログ、早いもので、もう19年目に入りました。

ラヴェルのボレロ

2017年12月04日 | 音楽・オペラ・美術


我が家の庭に1本だけ「ドウダンツツジ」の木がありますが、紅葉で今が一番きれいな色をしています。自然の美しさって素晴らしいですね。

奈良旅行の記事に追加です。グルメについてはキューリー夫人が仰る通り、やはり「柿の葉寿司」に「柿羊かん」に「三輪そうめん」に「奈良漬」辺りでしょうね。「柿の葉寿司」はお昼に2度頂きました。まあまあ美味しかったですよ。「柿羊かん」と「奈良漬」はお土産に買いましたが、「三輪そうめん」はさすがにこの時期ですからね。チャンスはありませんでした。

車いすを使った感想ですが。春日大社にしろ、長岳寺や石上神宮など山際に建つ神社やお寺は、結構階段が多いので、車いすで行けるところは限界がありますね。ばあばの手を借りて相当階段の上り下りをやりましたが結構大変でした。良いリハビリにはなりましたが( ◠‿◠ ) 法隆寺などは一応車いすで周れるようにはなっていましたが、急坂の上り下りが幾つか有って、そこは自力では無理でしたね。係りの人が手伝ってくれました。奈良駅に「奈良はバリアフリー化を目指します」との看板が立てられていましたが、バリアフリー化って、本当に大変だと思いますね。そうそう、神社の参道は玉砂利の所が多いですよね。車いすはなかなか力が要り、友人たちが頑張って押してくれました。石上神宮では朝一だったので折角きれいに掃き清められた玉砂利の参道に私の車いすの轍の跡がくっきりと残っていて、何だか悪い気がしてしまいました( ◠‿◠ )

昨日の午後はNHKホールでのNHK交響楽団の定期演奏会。フランスの作曲家、ラヴェル(1875~1937)の没後80年記念でラヴェルの曲6曲でした。指揮はスイス出身で「音の魔術師」と言われるシャルル・デュトワ、御年81才ですが、とてもそんな年には思えません。しゃきっとしてパワフルな指揮ぶりでした。

「左手のためのピアノ協奏曲」、「スペイン狂詩曲」と来て、最後はラヴェルの最も有名なバレエ音楽「ボレロ」でした。同じリズム、同じメロディで、「退屈じゃない」なんて思うかも知れませんが、とんでもないですね。冒頭ささやくような小太鼓のリズムで始まり、弦楽器がピチカートで音を加え、フルートが有名な旋律を奏でて次にクラリネット、ファゴットが。どんどん楽器が変わり、リズムを刻む楽器も増えて行きます。最後はオーケストラの総奏となっての大迫力です。最初のppから最後のffまで15分間一つのクレッシェンドだけなんですね。豊かな色彩を見せる名曲だと思います。引き込まれてあっという間の15分でした。

明日の夜は武蔵野文化会館で「ワレリー・ゲルギエフ」の指揮で「マリインスキー歌劇場管弦楽団」の演奏を楽しんできます。「ゲルギエフ」の指揮ぶりにとても興味があります。
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3 コメント

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狂詩曲の狂は狂歌や狂言の狂と同じとか (きゅりー婦人)
2017-12-04 19:00:45
「ドウダンツツジ」ってこんなに綺麗に紅葉するのですね。夜はライトアップをされておられるのですか。横のツバキの花も嬉しそうです。

ラヴェルの「ボレロ」は指揮者泣かせなのだそうですね。こんな話が残っています。
名指揮者のトスカニーニが「ボレロ」を指揮した時、それを聴いていたラヴェルが彼に「(演奏速度が)速すぎる!」とクレームを付けたそうです。そうしたら、トスカニーニも大した度胸でラヴェルに「そういう風に演奏しないと、この曲は聴けたもんじゃない!」と言い返したそうです。そして、この騒動から約7年間、トスカニーニはラヴェルの作品を指揮することはなかったそうです。

所で、今頃になって何ですが、じいじ様の「日々是好日」は何と読めば良いのでしょうか。最近流行の「語彙力」の本を読んでいたら、これは「ひびこれこうじつ」と読む人が多いが、正確には「にちにちこれこうにち」と読むのだと出ていました。でも、「皆で渡れば怖くない」ではありあませんが、例え間違いでも、皆が「ひびこれこうじつ」と読むのならこれでも良いと。要は、「日々是好日」と書いた人の読み方次第だと。また、これを「ひびこれこうにち」とか「ひびこれよきひ」と読む人もいるとか。
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Unknown (エイム・ハイ)
2017-12-05 09:27:04
おはようございます。
「ドウダンツツジ」きれいですね。会社の庭にも誰が植えたか一株あります。本当に今の時期、心を和ませてくれる一株です。

日曜日「所沢で第9を」の演奏会に家内と行ってきました。所沢の市民コーラスグループが大勢でているのでしょう、所沢のミューズホールは超満員。3Fの最後尾の席にようやく坐れてホットしました。
コンサートホールは人が大勢入れば入る程、音が良くなると云われるようになかなかいい演奏でした。次回はもう少し早く席に着きたいと思いました。
市民オケもいいですよ。

ラベルのボレロは東京病院に2度、夫々3カ月入院した時、毎日この曲に合わせ身体を動したリハビリの曲です。辛く苦しい思い出も今ではいい思い出です。
数年前の大みそか、シルベスターコンサートで神奈フィルのK氏がボレロの演奏を指揮をし新年まで30秒近く早く終わってまった演奏がありましたね。
今年は何方がどんな曲を演奏するのか楽しみです。

今年はあと、恒例のヘンデルのメサイアを聴いて締めくくります。それでは少し早いけど「良いお年を」・・・かもしれませんね。
では
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ボレロ (ごようつつじ)
2017-12-05 10:56:40
暖かいのは、今日まで、明日は気温急降下の予報です。
スーパーもクリスマスよりも正月用品の方が多くなってきました。
今年も残り少なくなってきましたね。

じいじさまのお庭のドウダンツツジとサザンカの花、
初冬のすてきな彩りですね。

「ボレロ」大好きです。
クロード・ルルーシュ監督の映画「愛と哀しみのボレロ」の中で、モーリス・べジャール振り付けでジョルジュ・ドンが踊った「ボレロ」が、始まりでした。
ローラン・プチィ振り付けの「ボレロ」は、初演が熊川哲也でオーチャードホールで観ました。
山下洋輔さんの「ボレロ」には、度肝をぬかれたことでした。
演奏だけでもいいですね。
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