食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Ecole 学校

2012年10月25日 | プロフェッショネル
長く、ブログをご覧になっていらっしゃる方は、もうお気付きかもしれないが…、

ブログには、“カテゴリー”なんていって、記事の内容毎に整理する機能が付いているんだけれど。

このブログのカテゴリーのひとつ、“プロフェッショネル”今まで、記事が“0”でしてね。




このブログを書こうと思ったのが、私もフランスに来る前、フランスって、どんな所なんだろうって、ずっと思っていたから。

雑誌なんかは、きれいな所しか書いていないから。

これからフランスに来る、来たいと思っていらっしゃる方達に、少しでも何か伝わったら良いなぁ、と思って。

まぁ、実際は、私のどうらく日記なんだけれど




最近、私が忙しい(大変)な理由が、仕事のおかげだった事もあり。

コレが、“パリ症候群”

なんて、フランスに来て、今更感じたり

(パリ症候群とは、パリに憧れを持ってやって来た人が、夢と現実の違いに唖然とし、ショックを受け、悲しむ事)

(注意:上記の解説には、私の主観がバッチリ入っています

ま、要は、日本とは文化も、習慣も、考え方も違うっていう事。




で、“プロフェッショネル”。

私は、ご存知のとおり(?)、食に関することを仕事にしていて。

その辺の事を、このブログにも、少し書いていこうかな、と。



なので、いつものどうらく日記とは違う雰囲気になる事もありますが、時々、お付き合い頂けるとうれしいです




そんなワケで、最初のお話、“学校”。

文化も違えば、教育制度も違う



日本は、小学校6年間、中学校3年間。

フランスは、小学校5年間、中学校4年間。



でね、日本は、中学1年、2年、3年…高校1年、2年、3年

って、なるけれど。

フランスは、中学1年は“6つ目”、中学2年は5つ目、中学3年は4つ目、中学4年で3つ目

高校1年で2つ目、2年は1つ目、3年で“最後の”となる。

…カウントダウン…? 



高校は、一般的な普通校の他に、

職業高校なんかがあって。

日本にもあるけれど。

日本より、もう少し、本格的?


スーさんは、料理関係の学校に行って。

15歳で実家を出て一人暮らし。

学校では、研修っていう形で、実際に働く事が義務付けられてる。

だから、一緒に働いている仲間が、16歳 なんて事も




で、“大学入学資格 バカロレア”の試験を受けて、それから大学へ。



大学も一般的な大学、技術大学、グランドゼコールなんてものがある。

日本で、料理関係の学校といえば、職業高校か専門学校。

でも、フランスでは、大学&大学院(に相当するもの)まである



フランスは、学歴社会。

でも、日本で言われる学歴社会とは、少し違う?



それは、“卒業資格”がないと、先に勧めない&行きたい学校に行けない。

大学に入学するのに、高校卒業資格(もしくは大検合格)が必要なように、

1つのプロセスを飛び越えて、更に上の学校へは行けない

そして、発展系の分野の学校へも。

レストランのサービスの学校を出ないと、ソムリエの高等教育は受ける事が出来なかったり。



“これをするためには、あれが必要”

若いうちに、しっかり考えて行動しておかないと、日本以上に社会に出たときに苦労する?




本当に、たくさんの業種に学校があって。

特に、食に関していえば、日本より、しっかり、国に保護されて教育を受ける事が出来る