のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

2011年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム

1108032  「食する」と言うことは少なからず「他の命」を自らに取り込むことですが、生活習慣の違いから、なかなか馴染めない事もあるものです。

 スーパーマーケットでのマグロの解体ショーに主婦達が群がる日本ですが、豚肉や牛肉がこのように売られていたらどんな反応を示すだろう?

 日本では、スライスしてパック詰めになった肉が当たり前の昨今ですが、かつてはこのように切り落として買っていたものです。産地表示や、冷凍物の表示などの以前にこうして入手したほうがごまかしようがないのでは?

 ウラジオストクにも最新式のスーパーが立ち並び、肉もパック詰めで売られるようになりました。こんな光景が「昔のこと」と言われるようになるのでしょうか?

1108033  肉類は塊で買うのが当たり前。空気に接した面からいたみ始めるので、スライスすると早くだめになってしまいます。

 肉にしても魚にしても単位がグラムではなくキロです。

 食肉文化は日本とは比べ物にならないほど長いヨーロッパ文化なので、調理方法も豊富です。

 脂身が少ないのは家畜を育成する手法が違うこともありますが、毎日食べるものですから、脂身が多いとうんざりしてしまいます。硬い赤み肉の繊維分を良くたたいて断ち切って調理します。

 筋肉は見かけたことがありますが、モツなどの内臓を見かけたことがありません。一度焼き肉屋でミノを食べさせてみたら「硬くて噛み切れない」と吐き出していました。

1108030  鶏肉は冷凍した輸入物が一般的ですが、国内産の生ものもあります。一頃の鳥インフルエンザ騒ぎの頃は市場で見かけなくなったこともあるそうですが、牛や豚よりも健康に良いと注目されています。

 これも丸ごとか半分に割った形で販売されています。

 パーティなどでは中にジャガイモなどの詰め物をして、オーブンで丸焼きにした料理が良く作られます。

 日本のヤキトリは塩でもタレでも彼らの味覚に合うと思いますが、ネギマのネギは食べませんし、モツもダメ、鳥皮もあまり評判が良くないというのが私の周囲の状況です。

1108031  サケの半身がパックに入って、イクラが量り売りで販売されている。日本とは逆ですね。

 ほとんどの場合、サケは燻製されていたり、塩付けになって加工されており、内陸まで運ばれることもあるために真空パックになっています。そのままスライスして食べますし、焼き魚のように網やフライパンで焼いて食べることもあります。

 イクラは生のまま味付けもされずに店頭に並ぶものもありますが、大方は塩で味付けされて保存性を高めています。

 パンにチーズを乗せて、その上にイクラを乗せて食べたことがありますが、違和感がありました。

 ウニやイクラの生臭さを嫌う人も少なくないので、回転寿司に行ったときはありがたいことです。

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