のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

おぢさん

2010年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 スキー場にアルバイトに来ている20代後半のおねえちゃんの人生相談にのってしまいました。最近の「草食系男子」に不満たらたらで、一生懸命「女」を磨いているのにぜんぜん相手にされないと憤懣やるかたないようです。30歳を目前にしてあせりもあると言っていましたが、某山岳会の30代女性陣などそんなあせりもなく、気楽に好きなことをやっています。家庭に向く人向かない人で分別すれば後者のほうですから、家庭を持たないほうが幸せなタイプだと思います。

 件のおねえちゃん。押しが強すぎて男が引いてしまい気もしますが、確かに最近の若い男性は「君子危うきに近寄らず」の風潮が感じられますが、「恋愛上手」と「無責任」はある意味セットなので、むしろ責任感があるのか?と思えもします。

 「私のどこが足りない?」と生ビールあおりながら言うので、人には「なくて七癖」と言って少ない人でも七つは悪いところがあるものだと諭しました。まったく欠点のない人など何の面白みもない。時として欠点がチャーミングポイントの場ありもあるものです。

 君の場合は容姿と性格と酒癖以外はこれといった欠点がないな。この三つだけだと思うよ。と言うと。

 「そうか、私の場合は欠点が少なすぎて魅力がなかったのか。」と妙に浮かれていました。4つ目は「頭」です。

 最近「おぢさん」と言われて腹も立たなくなってきましたし、20代女性に人生相談を持ちかけられるようになり、見る角度を変えると「危険な男性」のジャンルから外れているわけです。

 「人格」のなせる技と喜ぶべきか、おねえちゃんたちの恋愛対象からはずされていると現実を直視すべきか・・・・

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