のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

軍服

2006年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 シベリア内陸(西シベリア)のケメロボでは氷点下50度の寒さが続き、死者がたくさん出たという話を聞きました。ほとんどがホームレスの人々だそうです。
 2000年の11月に、ウラジオストク駅でなくなっていたホームレスを見たことがありました。まだ夜になって氷点下になるような季節でしたが、朝、散歩がてらに駅のほうに行くと、警察官が現場調査をしているところで、硬直した遺体をトラックの荷台に放り込むとそのままトラックは走り去ってしまいました。

 日本では例年にない大雪が続く冬ですが、平均気温としてはそれほど低いわけではなさそうです。冬暖かくなってきたのは1980年代に入ってからだと思いますが、毎日寒暖計で気温を記録している地元の農家の人が言うにもこの20年ほど冬の気温が上がってきていて、今年は決して気温が低いわけではないと言うことを行っていました。
 我が家では一年中11度の地下水を使っていますが、例年、体感の頃になると水道が凍り、水道管に撒きつけた熱線に電源を入れるのですが、今年はまだそれさえしていません。

 10年前の今頃はモンゴルに行きましたが、その直前に2週間は毎晩我が家の外気温が?10度を記録していましたが、今年は今のところ?8度止まりです。

 ロシア軍の軍服の外套が暖かくて動きやすそうなので、いつか調達してこようと思っているのですが、ウラジオストク市内には軍人用の店があるとかで、今度行ってみようかと思っています。
 10年前にロシアに行った時、軍の毛皮の帽子を路上で売っていたのを見かけて買ってきましたが、ロシア人は頭が小さいから私の頭はすっぽりと入らないので、知り合いのお医者さんにプレゼントしました。この人は余計な髪の毛がほとんどないから滑るようにかぶれました。「若い頃はこの帽子のようにふさふさしていたんだ!」と今でも冬になると愛用してくれています。

 日露戦争やシベリア出兵で、日本軍がロシア軍に手を焼いたのは寒さもありますが、雪を利用したカモフラージュだそうで、白い布をかぶって雪の中に臥せっていて、近くに来ると突然雪から出てきて銃撃する。
 徴兵に行くとこうした訓練もするようですが、退役後は狩りにその技術を応用しているようです。

 それにしても、鹿狩りに行くのにマシンガン持って行くのか?何でこんなものが一般家庭にあるんだ?ロシアの男達がやることもようわからん。

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