のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

やはり!

2011年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日のモスクワ郊外のドモジェドボ空港で起きた爆発事件は、テロリストによる自爆テロであることをロシア非常事態省が発表しました。
 テロの犯人はチェチェンか、北オセチアのイスラムか?まだはっきりしていないようです。

 日本と違うなぁと感じたのは、メドベージェフ大統領が、「何が何でも犯人とっ捕まえろ!抵抗するなら射殺しろ!」と公言しているところで、尖閣問題の日本の不抜けた対応をかえりみれば、危機管理に対する姿勢がまるで違います。

 モスクワを中心にたびたびテロ事件が起きていますが、民族問題とは言え、どちらかというと問題の火種は少数民族を粗末にしている侵略者のロシア側にあると思いますが、一応ロシア側が官軍なので彼らの正義を押し通すまでのこと。間違っていようが考慮の予知があろうが、そこに躊躇や迷いがないのは「国を守る」ために不可欠な決断。「人」より「国」が優先するんだなと考えさせられますが、大方世界の「国家」や「国民」はこうした観念なんでしょうね。

 

 昨年末からかつての連合赤軍問題について考えていますが、連合赤軍事件の火が収まった頃、マレーシアのクアラルンプールやダッカで連合赤軍残党が人質事件を起こし、超法規的措置で逮捕されていた活動家を釈放する事件がありました。たしか、マレーシアのときは三木武夫、ダッカ事件の時は福田赳夫が総理大臣だったと思いますが、「人命は地球より重たい」の名言と共に、釈放した連中が世界各地でゲリラ活動を起こして多くの人命を奪うことになりました。

 同じ時期に同じように活動家によるハイジャック事件が起きたドイツの場合、軍を派遣して、瞬時に犯人達を射殺しています。日本の国内法の問題もありますが、これからの戦争形態が「テロ」行為が主体になるとしたら親権に考慮しなければならない問題だと思っています。

 人権問題というと中国が問題になりますが、民主活動家の拘束が世界的にも非難されたから劉氏がノーベル平和賞に選ばれたわけですが、これは主張する活動が「王道」であったからで、自爆テロという「覇道」に及んだロシアの場合、、国際社会は彼らの活動を擁護しません。

 危機管理が脆弱な今の政府なので、問題が起きないことを願っています。

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