のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

餃子とカツ丼

2022年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 なんか、巷では無人販売機の「雪松餃子」が評判なんだとか。大阪あたりでも販売されておるのだとか。

 でも、そんなこと全然知らない地元の人達。店の人も知っているのかどうなのか?

 疲労が疲れて夕食作るの面倒なので、雪松食堂に行ってきました。路地裏の目立たないところにある店です。

 目的は店のビッグコミックとビッグコミックオリジナルを読むこともあるのですが、中華丼食べたいな!と出かけました。ところが、冬季メニューになって中華丼がない。

 まぁ、えてして人生こんなもんさと、カツ丼と餃子にしましたが、およそ世間の雪松餃子の素とは思えぬ本家の静寂さ。閉店時間も近かったので客は私だけ。

 昔から餃子はおいしかったんです。注文してから包んでくれる餃子で、生で買ってきて自宅で焼いて食べることもありました。

 そう言えば、20世紀の頃はまだこの近くに温泉劇場があって、踊り子さんが開演前の餃子とラーメン食っていたけど、ニンニクの匂いは?いいのか、見せる場所も違うのだし。

 先に来た餃子食べていると、近くの旅館で仲居さんしている中学の同級生のさっちゃんが餃子を取りに来ました。クビを痛めて引退しましたが、元女子プロレスラーなので相変わらず元気です。

 夫婦同級生なので、「なんだい?これから夕食作ってやるの?」と聞くと、「マサルなら自分でメシ作って食って、もう寝ているよ。これは私達のまかない料理。」まだこれから仕事が続くんだ。

 マサルちゃんはバスの運転手で朝早いことも多く、旅館の仕事で夜遅いさっちゃんのために朝食を用意してから仕事に行くと言ってました。お昼はよくスキー場の従業員食堂に来ているので顔を合わせます。

 疫病第六波が騒がれなくても、随分客足が鈍っているみたいです。年子で3人の息子がいるのですが、今年の正月は誰も帰ってこなかったようです。とは言え、夫婦で正月も仕事の観光関係。「孫連れて帰ってこられても相手している暇なんかないよ。」

 確かにね。

 夫婦共に早生まれなので今年が厄年になるそうで、あれ?まだ還暦になっていなかったんだっけ?と聞くと「私は来月。マサルは3月。まだ50代なんだよ。」そっかぁ、若かったんだね。

 紅葉の頃にあったときにはフィリピン系の仲居さん見習いみたいなおねえちゃん連れてましたが、「男ができてドロン。こういうことがよくある温泉街だよね。」

 確かにね。

 なんて話していると待望のカツ丼が来ました。

 お天気奉行所は昼頃から晴れると言ってたのに、暗くなるまで雪が降っていました。

 カツ丼食べて店から出るとようやく雪がやみ、今頃雪がやんでも意味ないじゃん!

コメント
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