のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

七面鳥

2008年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム

今年はまだ雪が降らず、例年よりも温かい年末です。今頃雪が積もらないと年明けに雪が降っても根雪にはならず、降っては溶けてしまいます。
 雪が降らずに暖かければ、ありがたいにこしたことはないのですが、その付け合せは春から夏に来るものです。雨が多い、雪が多いと騒いでも年間を通じるとそこそこバランスが取れているものです。

 十数年前、七面鳥をたくさん飼っていたので、今頃の季節になるとその副業(当時はお役所勤めを営んでいました)で忙しかったものです。

 鳥には卵を産みそれを温めて雛をかえす本能が備わっています。卵を孵化させるために巣についている間は卵を産みません。この本能を100パーセント取り除いてしまったのが、白色レグホーンなどの採卵用の鶏で、人工的に卵を産むためのマシーンになってしまった鶏です。

 七面鳥はこうした品種改良がされたわけではないので、卵を抱く本能が残っています。ところが巨体の上に不器用なので、卵を抱かせても自分の重みでつぶしてしまったり、上手に卵の面倒を見られずに腐らせてしまうことが多かったものです。
 巣から卵を取っ払ってしまえばどうなるか?試してみましたが、鶏ならそれで諦めるかもしれませんが、七面鳥は野性の本能が強いのか、卵はなくとも何日も巣にこもったままで、その間は食事までも少なくなってしまいます。
 巣についた七面鳥はどうすればよいか?食べてしまうのが一番効率の良い方法でした。おかげで、鶏肉が食べられなくなりました。

 地鶏やアヒルや七面鳥など数十羽飼っていたことがありましたが、当時は鳥インフルエンザの心配もなく鳥の生態などを観察して楽しんでいました。

 七面鳥は元々北米の野鳥で、クリスマスに七面鳥はアメリカの風習。

 在日ドイツ人の知人はクリスマスは家族と静かに家で過ごしたいので、電話もメールも一切取りつがないので、天皇誕生日の休日でも休まず働いて、翌日からの二日間は完全オフにするのだそうです。
 七面鳥の話をしたら、当然ドイツではクリスマスに七面鳥など食べませんが、奥さん(日本人)が注文して、今年は七面鳥料理を食べることになりそうです。

 七面鳥とは関係なく「ホワイトクリスマス」
 

コメント
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