魚沼の散歩道

魚沼での、無農薬での野菜作りと四季の変化を徒然にお知らせします。

酵母液の効果

2007-11-03 23:11:53 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
先日、残していた里芋の収穫をした。
先に収穫した芋は5月に植えて、芽が出る前から、毎週酵母液をやっていた。
葉も大きくなり、芋もりっぱだった。
後で6月に植えた芋には、たまに酵母液をやる程度だった。
茎も葉も小さかった。茎の色もさえなかった。
掘ってみて、驚いた。
あまりにも、芋が小さく、貧弱だった。
こんなに、酵母液をかけないと、違うものかと改めて、酵母液を見直した。

サツマイモもそうだった。
苗で植えた後、これも毎週、せっせと酵母液をかけた。
どんどん蔓が伸びて、困った。
ばあちゃんが、芋はあんまり、葉が茂ると、芋が大きくならないと言った。
しかし、芋は昨年より、りっぱで、沢山採れて、甘みもあり、おいしい。
勝手に蔓が伸びてほとんど、なんの世話もしていないサツマイモを掘ってみた。
細い、色の悪い芋が出てきた。食べてみたが、甘みも何にもなく、まずかった。

日曜日の朝に、NHKの総合で6時15分から「たべもの一直線」という番組がある。
いろいろな農作物を作っている生産者とその方が作っている作物の紹介とそれを作るまでの苦労などを紹介し、
最後にその作物をみんなで味わって、終わる番組で、観ていると、とても為になるしおもしろい。
千葉のサツマイモ専業農家の方が「愛娘」という芋を作るまでのことが紹介されていた。
畑の土を肥沃な土にかえるため、毎年、松葉入りのボカシを作って畑に入れ、
その土が素の土の上に50センチも積もり、今はその土に中で、芋が作られている。
芋は収穫後、地下の保管場所で一ヶ月間保存する。そうすると、甘みがまし、
芋羊羹のような芋になる。11月頃にようやく、出荷できるようになる。
それを、観て思いました。やっぱり、おいしいサツマイモを作るには、良い土を作らなくては、いけないのだと。