のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1899

2021-06-28 00:41:07 | 新しい子猫たち 
この時のタイトル戦は 変な雰囲気で行われた


洋太郎は 主催の一角に ドーンと位置しており、騒ぐなと言っていた

香奈チャンネルの将棋チャンネルは あの男の子を売り出していて

騒ぎたい、盛り上げたいのであるが 洋太郎に逆らうワケにはいかない


他のネットテレビは ちょっと引き気味


一般的なマスコミも あの男の子が若すぎる、漸く小学校に上がる子だけに

どこまで騒いでいいのか 判らない。

話題にしたくても あんまり若すぎる


一方 将棋界のトップ棋士たちは 

今のタイトル保持者では 一つ勝つのも大変、4勝0敗でタイトル移動もあり得る

と見ていた。


猫の先生は 生きているAIと知る人ぞ知る存在だったが 残念ながら猫なので

洋太郎がどんな権威があっても 猫が棋士になるのは無理、猫もなりたいとも言わなかった。

この子は幼いとは云え人間なので 二代目生きているAIと意識されていた。

普通の人間では余程の事がない限り、勝つのは無理 と

知っている人は知っていた。

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