新しい子猫たち No.１９５５

資産家のオッサンがどうしようかと悩んでいる時に　あの男の子の方で問題が発生していた。


女の子を見舞いに行った時に　急いでいて階段で転んだ。病院内部の事で　直ぐに処置をしてもらえた。頭と腰を打って　痛がっていたので　レントゲン検査をした

転んだ傷はたいした事がなかったが　脊椎の間隔がオカシイ事に整形外科が気が付いた

脊椎損傷ではなくて　脊椎の骨の間隔が少しずれている


腰が痛くなる事はないのかと聞かれて　そういえば　正座していると腰が痛いのです　正座が苦手とばっかり思ってました　と男の子が答えた


まあそれは　今では治療できる　生育途中でもあり　少しつづ　脊椎の骨と骨の間　を矯正していこうという話になった

念のため　DNA検査をしてみようとなって　ここで問題が発生した

遺伝的な要因で　骨の形勢が不良となりやすい　生育途中の骨格形成の時に問題が発生する可能性がある。これは　院長代行がエンゼルホープ病院の難病センター勤務の時に見つけた事例でもあった。この難病が発生すると　もはや助からない。DNA修正をしないといけないがその方法が見つかっていないのだ。


院長代行も呼ばれて　そのDNA検査の結果もみた　そして脊椎の問題も聞いた。骨格形成のトラブルが　この原因かもしれない、既に問題が発生しているのかもしれない。院長代行は悲観していた。２０歳まで生きられて、骨の難病が出なければ　ナントカなるが見込みは薄い。治療法がまだない。


院長代行は　父親と母親　つまりこの男の子の曽祖父と　子供夫婦　この男の子の両親たちを集めて　率直に話して、覚悟を決めておくように。２０歳まで発病せずに骨格形成が出来てしまえばいいのだが　その途中で発生すると　手の打ちようがないと話をした


バアサンは泣き出してしまった。ナントカならないのか　そういえば　生真面目な　あの子が　何故　あんな事をしたのか不思議だったが、生きた証をこの世に残しておこうと　無意識に思ったのかもしれないね　と云って泣いていた


ジイサンは　まだ病気が発生していないのに縁起の悪い事はいうな　と怒った


父親の　息子　も　院長代行に言った。担当の先生は　今は研究も進んでいるから　悲観しないでください。院長代行が難病センターにおられた時とは違いますと言ってくれたよ　とも言った。　


それでも悲観のムードが　この人たちの間では流れていた。


注意　この小説は戯言ですし、書いている事は　単なる　思い付きなので　本気にしないでね