傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

「小沢 対 検察」の攻防戦がホットに!(邪推)

2010-04-21 12:27:47 | 検察・メディア

メディアの世論調査では、鳩山政権の支持率下落、小沢幹事長の「説明不足」が圧倒的ですが、ここにきて、「小沢 VS 検察」の著書が出版され、普天間移設問題の5月末の決着の鳩山首相の「腹案」が「海外移転」の推測もあり、5月末で世論はどうなるか関心事ですね。

鳩山首相の不起訴処分で検事が検察審査会に意見陳述し、月内にも議決へ報道があり、鳩山首相は支援者に「近日中に決着が付く」と発言したとニュースになりました。

「現代ビジネス」に、04月17日 歳川隆雄氏が寄稿した『鳩山内閣大幅改造なら 「岡田官房長官、前原外相」 小沢幹事長、平野官房長官の同時更迭も』で、

”「検察審査会が「小沢氏は起訴処分相当」との判断も
 そこで浮上するのが内閣改造・党人事説である。政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑に問われた小沢一郎民主党幹事長は「嫌疑不十分によって不起訴処分」となったが、検察審査会は4月20日頃に「起訴処分が相当」との答申を公表すると見られている。

 仮にこの答申を受けて東京地検が小沢氏を在宅起訴するようなことになれば、鳩山首相はこれを奇貨として幹事長更迭を決断。同時に決着できなかった「普天間問題」の実質的責任者である平野博文官房長官も更迭し、一部内閣改造を断行するというのだ。
」”

と「小沢氏は起訴処分相当」と憶測記事を書いております。

ブログ「ゲンダイ的考察日記」様のエントリー『なぜか超スピードで進む鳩山・小沢事件の検察審査会』で、極秘の検察審査会の内容が漏洩し、審査のスピードが異常で陰謀疑惑の「日刊ゲンダイ」の記事を紹介しています。

4月に入り、“孤高の狼”の郷原信郎氏が著書『検察が危ない 』 (ベスト新書)で、小沢一郎氏をめぐる政治資金問題(西松献金事件)への検察捜査は「劣化」そのものであったし、検察はいつからおかしくなったのだろうかと検察の捜査に警鐘し、

19日には、小沢幹事長の「知恵」・「懐刀」といわれる平野貞夫氏が『小沢一郎 完全無罪』(「特高検察」が犯した7つの大罪)(講談社)を出版し、新聞広告では、
 ・検察はなぜ小沢一郎だけ執拗に付け狙うのか?
 ・小泉総理は裏ガネ問題で検察と密約を結んだのか
と紹介していますね。

21日には、検察の権力の乱用、検察の独善的正義に異議を唱えていた上杉隆氏+週刊朝日取材班が著作『暴走検察』(朝日新聞社)を出版し、新聞広告では、 
 【西松建設事件から土地購入疑惑まで、検察は「犯罪捜査」をしていたのではない。
  人権と既得権を死守すべく、小沢に対し「権力闘争」を繰り広げていたのだ。
  検察の強大な権力とタブーに挑んだ、闘いの記録。】
と紹介していますね。

検察の権力の乱用、独善的な正義への疑義は、「郵便不正事件」で象徴的になりつつあり、冤罪、自白誘導・強要は、小沢幹事長の西松献金事件以降、検察のリークによるメディアの世論誘導は、ネットを通して一部国民が知る所になり、「郵便不正事件」で、村木被告を有罪判決にしたら、検察・メディアへの不信から、批判は大きなパワーになりますね。

検察も、「小沢降ろし」「小沢潰し」を画策してきたが、政権交代が実現した今日、鳩山政権の支持率が下落傾向でも、5月末、普天間移設問題を「海外移転」が政府案となれば、世論は沈静化し、一部の世論は検察の批判、世論操作してきたメディアに批判が向く可能性がありますね。
仮に、参議院選挙で民主党が大敗し、政界再編があっても衆議院での民主党の絶対的多数は変らず、政治権力は微動だせず、検察も組織防衛を考えれば、「小沢潰し」を納めることも考えるでしょうね。

冒頭の検察審議会の異例の審査が、「小沢潰し」なのか、「小沢との手打ち」なのかで、検察の姿勢がわかりますね。
長い物に巻かれろの適当な当方は、検察が「小沢潰し」ても鳩山政権の支持率は流動的で、権力は移動せず、「小沢との手打ち」が濃厚ではないかと邪推しますね。

小沢潰しの守旧・旧体制グループと小沢幹事長との権力の攻防戦は、5月がホットになりますね。

「参考」

①  江川紹子女史のブログ【『検察が危ない』を読んで




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