宮崎県で発生した口蹄疫は、深刻な事態になり、非常事態宣言を発し、ワクチン接種の防疫策を講じており、感染源・感染経路については、二次的になっているが、J-CASTニュースが『口蹄疫ウイルスどこから侵入 同型確認の韓国、中国から?』で、「中国旅行した農場のオーナーが感染源か?」と報じています。
口蹄疫は、自然発生が考えにくく、なんらかの海外が感染源となれば、グローバル化した今日、悩ましい問題ですね。
J-CASTニュースの『口蹄疫ウイルスどこから侵入 同型確認の韓国、中国から?』では、宮崎県で、2000年3月に発生した口蹄疫の時には、早急な対応が奏功し、被害は限定的であったが、2000年9月1日に、農水省は感染源について「他の要因に比べて中国産麦わらの可能性が最も高い」と発表しているが、結局は感染経路を特定するに至っていない。これをきっかけに、飼料用わらは輸入から国産への転換が進んでいると報じています。
そして、今回の口蹄疫は、「中国旅行した農場のオーナーが感染源?」とし、
”「今回問題化しているO型の感染経路は、もっと単純だ。感染源の可能性が高いのが、感染が起こった農場のオーナーだ。
(1)オーナーは3月8日から13日にかけて中国に旅行し、帰国後消毒せずに農場に入った
(2)その時期、旅行先では感染が多発していた、
というのがその理由だ。」”
と報道しています。
真相は不明であるが、口蹄疫が発生している海外からの入国時に防疫体制の見直し検討せざるを得ないとなると悩ましい問題です。
本ブログで紹介した品川博氏が「JB-Press」に、寄稿の『口蹄疫で壊滅の危機も、日本の畜産業責任重い、平和ボケした政府、マスコミの稚拙な対応』で語っている「口蹄疫から国を守るという、軍備とはまた別の国防意識」が現実味を帯びてきます。
「参考」
① 堀江貴文氏のブログ「口蹄疫のこと」