傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

解散総選挙:政策云々より純化・非情な民主党に好きになれず

2012-11-23 18:45:34 | 民主党(野田政権)

来る総選挙は、国民が安心・安全に暮らせる日本の将来像を掲げ、社会構造の改革の是非を問うべきであるが、マスメディアの現行体制での課題テーマを消費税、原発、TPPに集約させて論評には疑問もありますが、政策云々より排他的純化路線の野田民主党には生理的好きになれないですね。

来る解散総選挙は、中央主権から地方分権に統治機構の改革を掲げる「維新の会」と現行統治機構で日本再生を掲げる自民党と現体制で財政健全化・アメリカ追随を目指す民主党と脱原発、脱TPP,脱消費税の「国民の生活が第一」と経済再生を重視の「みんなの党」に脱原発を強調の「緑の風」らが選挙モードに突入しているが、選挙後は、民主党は大敗し、自民・公明と連立し政権与党にしがみ付くアメリカ隷属は変わらない日本でしょうね。

当方は、政権交代実現を期待し民主党に投票したが、鳩山・菅・野田首相と時間の経過ともに変節・変容して行き、ネジレ国会の戦犯が民主党の「中興の祖」の小沢一郎氏を「しばらく静かにしていることが、民主党の為」と疎外し、社会保障の将来像を提示せずに「小沢を切れば消費税法案を賛成」の野党の要求を3党合意し消費税増税をし、民主党の創設者の鳩山由紀夫氏を党議(TPP推進)の踏み絵で追い出し、純化路線と言われるが、対米隷属の純化路線の様相であり、それ以上に、民主党が異論者を排除・排他する高慢な変節・変容には、政策云々より生理的に嫌悪を感じますね。

この度の鳩山由紀夫氏を誓約書で立候補辞退の事案に接して、先人を邪魔者扱いにする野田民主党の純化路線の非情さには如何なる政策をかかげようが支持する気持ちになりませんね。

当方は、鳩山由紀夫氏については、本ブログ「鳩山前首相:やはり、「胆力」も「智力」もない苦労知らずの独りよがりだった!」で、酷評してきました。
TPPについては、当初から情報不足で、本ブログ「TPP参加問題:輸出立国を考えるとプラスだが?・・・情報不足、議論不足」で、”「TPPは、アメリカ主導の自国の国益第一としか思えず、それに追随するTPP参加は性急し過ぎの感を持ちますね。」”と、TPPはアメリカ主導の自国の国益第一で判断には情報不足と思っておりました。

「Busines Journal」(10月26日)の民主党離党議員の悔恨の告白、小泉俊明衆議院議員インタビュー 記事『民主党は、年次改革要望書廃止に反発したアメリカに潰された!?』を一読し、『民主党大崩壊! 国民を欺き続けた1000日』(双葉社新書)の著者は、2012年8月、民主党の消費税増税法案に反対し、離党した小泉俊明・衆議院議員で、鳩山由紀夫氏が年次改革要望書を廃止したことより、アメリカが猛反発し、鳩山由紀夫氏には国内からも反発され失脚し、後任の菅直人首相が交代するや、オバマ大統領との第2回首脳会談(10年9月)で米国は、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の検討を約束させたと語っております。

小泉俊明・衆議院議員がいう鳩山由紀夫氏はアメリカの反感を買い失脚に繋がったことは事実でしょうね。
TPPは、菅直人首相が唐突に言い出し、本ブログ「「平成の開国」とは、米国依存から巣立ちの「自立と共生」です・・・脱米国依存の好機に!」で、
”「菅首相は、施政方針演説で、「平成の開国」は、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を、米国を始めとする関係国と協議を続け、今年六月を目途に、交渉参加について結論を出しますと表明したが、「平成の開国」と言うのであれば、米国依存からの巣立ちの「自立と共生」宣言すべき」”
と書きました。

小泉俊明・衆議院議員は鳩山由紀夫元首相の側近だったそうですが、アメリカが年次改革要望書を日本が廃止したことで、自国の国益(商圏)確保にTPPに目を付け、日本に圧力かけてきたことは想像に難くないですね。
菅直人氏は、鳩山由紀夫氏の失脚を半面教師として、アメリカ追随が利口だという思いで、アメリカ主導のTPPに参画することにし「平成の開国」と言い出したのでしょうね。
野田首相もアメリカ追随路線が賢明という思いになり、消費税増税に次はTPP参加でアメリカにいい顔したいのでしょうね。

野田民主党は、来る解散総選挙で大敗しても、「社会保養と税の一体改革」の3党合意もあり、アメリカ追随のTPP参加を土産にし、自民党と連立し政権与党として美味しいの利権を堅持するのでしょうね。
やはり、来る総選挙は、TPPなどを選挙の争点とするメディア論評など守旧仲間の戯言ですね。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。