藤井財務相が体調不良で辞任し、後任には菅副大臣に決定。
メディアは、小沢幹事長との確執で無気力になり辞任し、後任には、小沢幹事長との距離から菅副総理が就任との論調で、メディアは恣意的に小沢神話を演出していますね。
メディアは、藤井財務相は、財政規律を意識し、国債発行額を４４兆の歯止め目標を掲げ、一方、マニフェスト公約の死守の姿勢で、鳩山首相のバックボーン的な「良識」の存在であったが、小沢元代表への「代表辞任」勧告発言で、小沢幹事長と確執が生じ、鳩山首相が引退表明の藤井議員の出馬要請、財務相就任にも、小沢幹事長が難色を示したとあり、無気力の決定的な出来事は、小沢幹事長よりの「政治主導になっていない」発言であり、暫定税率の復活要求であったという論調ですね。
また、後任人事も、仙谷行政刷新相、菅副総理の名前が挙がったが、小沢幹事長との距離関係で、菅副総理となり、小沢幹事長も了解したとあり、鳩山首相は、小沢幹事長の影響力離れが出来ないとあり、小沢幹事長の権力一元化への象徴的という論調ですね。
メディアは、藤井財務相の辞任の背景には、過去、藤井財務相は、旧自由党で小沢党首の下で幹事長を務め、政党助成金などの党費を預かり、その後、民主党と合併し、その際の会計処理で、国会で追及されることになると、鳩山首相、小沢幹事長の「政治とカネ」の問題に、藤井財務相が加わり、国会運営に支障がきたすと報道もありますね。
自民党も政党助成金を幹事長預かりもあるが、藤井財務相の心労にもなったのでしょうね。
一方、メディアは、連日、小沢幹事長が土地取引で政治資金収支報告書に不記載で、東京地検がゼネコンから事情聴取するとし、小沢幹事長からも任意の事情聴取を要請したとし、金権政治家イメージを報道していますね。
マアー、出所の小沢幹事長から現金は、政党助成金の可能性があり、土地取引に使途したのが自然でしょうね。
問題は、取得した物件名義が個人名義かどうかですが、確か、過去に、土地取引が問題になった際に、政治資金規正法に準拠してたと記憶がありますね。
小沢幹事長には、政治資金規正法違反の不記載容疑がありますが、単なる「金権政治家」かどうかですね。
当方は、メディアが小沢幹事長を「権力主義者」、「金権政治家」というイメージつくりを恣意的に演出し、小沢神話を創出している印象を持ちますね。
確かに、小沢幹事長は、田中角栄元総理の薫陶を受け、「数は力」、「数は権力」という考えを持つと同時に、田中元総理・金丸副総理を金権政治家タイプとして反面教師してきた側面もありますね。
当方は、長い物に巻かれろの適当な人間ですから、過去は過去として、余り詮索せず、現勢力が有効かどうかという判断しますね。
非の打ち所ない清廉潔白な生き方をした人間には、奇特な人間として敬服しますが、一方、生き馬の目を抜く生存競争の世界で勝てるかどうかとなると疑問視しています。
現実は、世の中、全てパワーゲームであり、理想主義や清潔主義でパワーゲームで勝利をつかめるかどうか疑問で、現実主義に軍配を上げますね。
藤井財務相の手腕は評価できませんが、藤井財務相なりに、男意気を発揮したのでしょうね。
メディアおよび検察は、小沢幹事長を「悪の権化」とし、そのような人物が「政治の最大権力者」に位置することが「社会悪」がごとく小沢神話を恣意的に演出していますが、当方には、素直に受け止められませんし、逆に、政官業の既得権社会の破壊者は、独裁的な権力者が必要と思っています。
当方は、清濁併せ呑む度量の持ち主でなければ、守旧政治・社会は破壊できないと思いますね。
問題は、破壊後の創造の実践者に小沢幹事長が相応しいかどうかですね。
政権与党の民主党の代表には、小沢幹事長は相応しいと思うが、果たして、日本の総理大臣に、小沢幹事長が相応しいかどうかとなると、素直に賛成できない側面があります。
やはり、守旧社会の破壊者には相応しいが、グローバル時代の国際性があるかどうかについては、まだ、懐疑的ですね。
[参考]
① 格調高いブログ「永田町異聞」様のエントリー
「谷垣総裁が藤井辞任の理由にあげる資金問題とは」
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10428711151.html
政党助成金の使途について言及しています。
② 格調高いブログ「永田町異聞」様のエントリー
「藤井財務相辞意の真相」
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10427933148.html
小沢幹事長と藤井財務相との財務省人脈の影響力の相違を示唆しています。
③ 当方と波長の合うブログ「ゲンダイ的考察日記」様のエントリー
「藤井大臣辞任へ～それは鳩山政権にマイナスではない」
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1155.html
旧勢力の小沢攻撃と藤井財務相の手腕の「日刊ゲンダイ」記載記事を紹介